毎週日曜日は
オールを取り戻すまでの話を
書いています。
前回の話はこちらから
第１話はこちらから
S君はボディワークコースに・・・
私はハコミのコースへ・・・
目覚ましく変化していくS君。
その変化はとても喜ばしいものでした。
鋭かった目つきもどんどん柔らかくなり
元々、優しさを持っている人だったので
ボディワークコースに参加している
私以外の女性たちとも随分親しくなり
数少ない貴重な男性参加生として
人気者になっていました(笑)
そして・・・
誰に対しても物怖じしない性格で
W先生にも気に入られていました。
ハコミのコースの話しをする前に・・・
S君と知り合った当初から
２人で通い続けた神社の話しをします。
S君には、小さい頃から毎月ずっと
お参りしていた神社がありました。
付き合いだして直ぐに、
私も連れていかれました・・・(笑)
自分がしている事は絶対正解な人なので
「私にもそれを教えてやろう！」という
S君なりの愛情表現だったと思います。
解るんです・・・(笑)
自分が良いと思ってるあれやこれや。
「絶対におススメ！」
って、思ってるんですよね～
私も時々、
そんな行動をする時があるので
S君が私に有無を言わせず
その神社に連れていった気持ち・・・
解ります。
どこの神社かと言うと・・・
大阪は堺にある
出雲大社 大阪分詞です。
詳しくは
こちら 出雲大社大阪分祠を参考に。
入ってすぐの所に
大国主命と白兎の像があります。
ここの神社の凄いところは
とにかく信徒さんの数が多い。。。
しかも、
全国各地にいらっしゃる様です。
それと
普通、神社さんにお参りする時って
御祈祷などをして頂く時以外は
なかなか神殿の内部まで入れない。
でも、ここの神社さんは
神殿の中まで、普通に入れるんです。
それが私の大のお気に入りな点です。
「えっ！中に入れるん？」
S君に確認したくらいです。
最初は私も戸惑ったのですが、
靴を脱いで、ゆっくり床に座って
落ち着いた状態で参拝できる。。。
というのは、なかなかに新鮮で
神様に向き合せて頂いている。
という気持ちになりました。
・・・って書くと、とても信心深い？
と思われるかもしれませんが、
そんなことはありませんでした。
最近でこそ御朱印集めがブームですが
私は１０年以上前から、ただただ
神社に参拝するだけでしたが
あちこちに出かけていました。
神社巡りを目的とした旅行に
出かけることもありました。
そして・・・今でこそ車には
当然の様にナビが付いていますが
当時、私が乗っていた車には
ナビなんて付いていません。
でも、ある時・・・どうしても
行きたい神社さんがあったので
S君を連れてドライブに出ました。
前日の夜は
大きい地図とにらめっこです。
その神社までの行程を
「国道〇〇線を走って
△△という交差点で右折して
次は県道□□線を走って
✕✕の交差点を左折して・・・・・・」
と、延々と書き出していました。
なぜか？
S君は仕事で
車の運転もしていたのいたのですが
私と会うかなり以前に事故を起こし、
免停になっていました。
その事故と言うのも、
前を走っていた車が急停止して
右折しようとしたらしく・・・
その時、S君が運転していた車は
仕事で使う重機を乗せていて
車体がとても重たかったせいで
急にはブレーキが効かず・・・
・・・前の車に激突・・・。
S君はハンドルに顔面強打。
前歯が何本も折れたそうです。
急停止した前の車が悪いのですが
前方不注意だったS君に非がある
という事で・・・免停状態でした。
助手席のS君。
運転、出来ない。
地図、読めない。
私・・・頑張りました(笑)
行きたかった神社は
奈良県の吉野にある丹生川上神社
ここの上社・中社・下社。
全部回りたかったんです。
当時は何故か・・・
行く神社、行く神社
全て「水絡み」の神社でした。
この「丹生川上神社」さんも
最強の水神さんでした。
前述した出雲大社大阪分詞さんにも
罔象女神（みずはのめのかみ）という
水の神が祭られてあったのですが、
S君と出会ってからは特に
本当にその傾向が激しくなっていき
何も考えずにふら～と行った神社でも、
「また水の神さんや！」
っていう状態になっていました。
こんな事が起こっていた理由は
後になってわかるのですが
この当時は
私もS君も意味が解りませんでした。
そして、私の
「ハコミのコース」ですが・・・
遅れて参加したセッションで
いきなりサポーターから
こんな質問を、受けました。
「あなたは誰ですか？」
・・・はぁ～？
「えっと・・・私は〇〇〇子です。」
なんでここでそれを聞かれるの？
と思いながら答えます。
サポーターはさらにこう質問します。
「あなたは誰ですか？」
・・・はぁ～？
おちょくってるのか？と思いました。
でも、サポーターは真顔です。
ここでやっと気づきます。
「あなたは誰ですか？」
あ～
名前を聞いてるんじゃないのね・・・
この体験は
私の中に強烈に残っています。
「あなたは誰ですか？」
「あなたは誰ですか？」
「あなたは誰ですか？」
「あなたは・・・？」
「あなたは・・・？」
「あなたは・・・？」
延々と、この質問だけが続きました。
これが、
私と「ハコミ」の出逢いでした。
続きは来週に。。。