オールを取り戻すまでの話 37 | 勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

ずっとずっと頑張っているのに「なぜか、うまくいかない!」「何か違うかも?」「私の何がいけないの?」と迷子になっていませんか。「誰か私を助けて!」「正解はどこにあるの?」と右往左往しているのなら、私と一緒に探し出しましょう。あなたの本当の人生を!

 

毎週日曜日は

オールを取り戻すまでの話を

書いています。

 
 

IMG_20170806_111840301.jpg

 

 

 

前回の話はこちらから

 

オールを取り戻すまでの話 36

 

 

 

第1話はこちらから

 

自分の人生を引き受ける の巻

オールを取り戻すまでの話 1

 

 

 

 

 

「もう、俺の事は忘れてくれ」

 
 
 
唐突にそう言われてしまいました。
突然の別れ。。。
私は自分の状況を
全く、受け入れられませんでした。
 
 
 
今、何が起こった?
「俺の事は忘れてくれ?」
なんで?
なんで、そんな事になってしもたん?
 
 
 
長いフリーズから、我にかえっても
なかなか理解が出来ません。
 
 
 
この展開……何が原因?
 
 
 
私が電話をかけなかったら
こんな事にならへんかったん?
電話かけた私が悪かったん?
私、何をしてしもたん?
私の何があかんかったん?
 
 
 
ぐるぐるぐるぐる・・・疑問だけが
ぐるぐるぐるぐる・・・頭の中で
ぐるぐるぐるぐる・・・渦巻きます。
 
 
 
 
 
今の私なら
「ふーん、何かあったんやな」
って、深追いしませんし・・・
「いやいや・・・私、何もしてないやん!」
「電話かけただけやんか!」
「一方的に忘れろ!なんておかしいやん!」
「勝手な事ばっかり言うなや!」って
怒ってるとこですけど・・・(笑)
 
 
 
当時の私は
「人生が終わってしまった!」
と、思ってしまうほどに
落ち込んでしまいました。
しかも当時、自己卑下全開の私は
「全ての原因は私にあるに違いない!」
という、思考パターンに陥って行きました。
 
 
 
『お前、何様やねん!
全部の原因がお前に・・なんて
思い上がりにもほどがあるわ!
どこまで、自分の存在を
重要視してるねん!
お前の存在が全ての原因なわけ
ないやろが!ぼけ!』
 
 
 
って・・・誰か突っ込んでください(笑)
でも、当時の私は真剣に
「自分の何がいけなかったのか?」と
悩み続けました。
そして毎日、泣き暮らしていました。
暇・・・やったんでしょうね~(笑)
 
 
 
そして・・・この日、この瞬間から
私の人生の時間は、全て・・・
【自己否定】
【自己嫌悪】
【自己憐憫】
これ等の感情に
覆い尽くされてしまいました。。。
人生最悪の日々のスタートでした。
 
 
 
 
 
 
ぐだぐだ言うてんと
Y氏に直接、聞けばいいやん!
「何が原因なの?」
「なぜ、忘れないといけないの?」
「なにがあったの?」
「私が何かしたの?」
・・・って、思いますよね~!
 
 
 
聞けないんです。怖くて。
 
 
 
当時の私は・・・
物事をはっきりさせるのが怖かった。
理由を知るのが怖かった。
もし、その理由が
私の至らなさ・・・だったり
私の性格の悪さ・・・だったり
私の・・・
私の・・・
私の何かが悪かったならば
私の存在そのものまで否定されそうで
もう二度と立ち直れなくなりそうで
だから、怖くて怖くて・・・
何一つ、明確に出来なかったんです。
 
 
 
物事を明確にすることに、
なぜ、こんなにも
恐怖心を抱いてしまうのか?
この理由がはっきりするのには
あと、数年の時間を必要としました。
 
 
 
この事件をきっかけに、私はどんどん
可哀そうな自分に嵌まり込んで行きました。
こんなに辛い目にあっている自分が
可哀そうで、悲しくて、辛くて
世界一の悲劇のヒロイン気取でした。
 
 
 
何を見ても
何を聞いても
何を読んでも
Y氏を思い出しては泣いていました。
1年間、そんな時間が続きました。
 
 
 
その1年の間に・・・Y氏を見かけた事が
1度だけ、ありました。
 
 
 
Y氏は友達数人と、
楽しそうにニコニコ笑って
とても元気そうでした。。。
 
 
 
Y氏を失って、
私はこんなに苦しんでいるのに
Y氏はニコニコ・・・
私という存在が無くなっても
彼には微塵の影響も無いんだ!
 
 
 
この事が、更に私の存在価値を
ズタズタに切り裂きました。
 
 
 
あんなにも「互いに求めあっている」
と、感じていたのに・・・
あの感覚は、私の独りよがりだった。
Y氏にとって、私という存在は
大した価値のあるものでは無かった。
そう感じたことで
さらに、さらに、私は打ちのめされました。
もう立ち上がれない・・・
 
 
 
 
 
そんな私を救ってくれたのが
弟でした。
 
 
 
 
 
続きはこちらから。。。