オールを取り戻すまでの話 36 | 勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

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ずっとずっと頑張っているのに「なぜか、うまくいかない!」「何か違うかも?」「私の何がいけないの?」と迷子になっていませんか。「誰か私を助けて!」「正解はどこにあるの?」と右往左往しているのなら、私と一緒に探し出しましょう。あなたの本当の人生を!

 

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オールを取り戻すまでの話を

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前回の話はこちらから

 

オールを取り戻すまでの話 35

 

 

 

第1話はこちらから

 

自分の人生を引き受ける の巻

 
 
 
 
当時・・・大学を卒業してから
10年ちかく経っていましたが、
その頃の私がよく連絡を取っていたり
一緒に旅行に行っていたり
ご飯を食べたりしていた友達は
皆、大学の時からの女子の友達でした。
 
 
 
11人くらいいたのですが
面白い現象が起きていました。
大学時代からの恋愛期間を経て
結婚していたチーム・・・4人。
お見合いで出逢った人と
結婚したチーム・・・4人。
結婚をせずに既婚男性と
不倫するチーム・・・私を含めて4人。
見事に3つに分かれていました。
 
 
 
あの当時不倫をしていた4人は
実は今でも、全員が独身です。
・・・なんだかね・・・( ´艸`)
 
 
 
私は結婚する気がなかったのですが
他の3名はどうだったんでしょうね~
最近では
年賀状だけの付き合いになっていて
深い話しは聞けていません。
いつかそんな話ができると
面白いかもしれませんね(笑)
 
 
 
なぜ、こんな事を書くのかというと
阪神大震災が起こるちょっと前・・・
私が一人暮らしを始めた頃に、
ある出来事が起こっていたのです。
 
 
 
家が近いという理由もあって
頻繁に顔を合わしていた女子が
2人、いました。
1人が見合いチーム・・・A子ちゃん。
もう一人は
不倫チーム(笑)の・・・B子ちゃん。
 
 
 
なぜ、そういう状況になったのか・・・
詳しい事は覚えていないのですが
見合い女子A子ちゃんと私が合っていて、
そこに不倫女子B子ちゃんが
その不倫彼氏と一緒に現れたんです。
 
 
 
ちょこっと喋ったりもしたのですが
結局、別々に帰りました。
それだけで終われば良かったのですが
その後、B子ちゃんから連絡が来て
その不倫彼氏が・・・
「あいつ(私のこと)一人暮らし始めて
寂しいやろから、お祝いしてやろうぜ」
って言うてはるねん、どうする?って・・・
 
 
 
「いやいやいや・・・
あんたの彼氏にお祝いしてもらうのは
おかしいやろ!
そんなんせんでもええから」
って、返事しました。
 
 
 
するとB子ちゃん粘ります。。。
「あかんねん!あの人言い出したら
絶対せんと気がすまへんねん。
あんたの事『メガネ豚』ってあだ名つけて
えらい気にしてはるねん。
なんか知らんけど・・・」
 
 
 
私はそれを聞いて・・・かっち~~~ん!
ムカつきました。
おたくら二人で
私の事を『メガネ豚』って呼ぶのは
あんたらの勝手やからどうでもええけど
それをわざわざ私に伝えるって
なんやそれ!って怒りました。
 
 
 
B子ちゃん、意外とそういうところは
天然っていうか・・・
私がそれを聞いてどう思うか、より
彼氏が言うてることを伝える方が
大事だったんでしょうね。。。(笑)
 
 
 
結局、
お祝い会は丁寧に辞退したのですが
ある日突然、B子ちゃんの彼氏から
電話が入るようになりました。
「おいおいおい!
勝手に電話番号、教えるなや!」
とも思いましたが、
電話口のその人は
私を『メガネ豚』とあだ名をつけた
嫌味な野郎、という感じではなく
反対にとっても話の面白い人で
あっという間に1時間くらいは
過ぎてしまっていました。
 
 
 
実はこれ、今になって分かるんですが
『メガネ豚』って言われてなかったら
この電話もすぐに切っていたはず。
滅茶苦茶、むかついた
   ↓
無茶苦茶、気になってる
この図が存在していたんですね。
まんまとそれに
引っかかってしまった私・・・(笑)
 
 
 
当時、Y氏は仕事が忙しくて
ほとんど構ってくれなくなっていました。
 
 
 
自分から言い出して実行したとは言え
独り暮らしを始めた微妙な心細さと、
Y氏に逢えない寂しさを抱えていた私。
B子ちゃんの彼氏との電話が
密かな楽しみになってしまいました。
 
B子ちゃんの彼氏・・・
長いのでBさんにしますね(笑)
 
 
 
Bさんの仕事は繊維関係でした。
仕事内容は詳しくは分かりませんが
納品される製品の回収に回ったり
また回収した物を、どこかに卸したりと
場所も時間もまちまちな様子でした。
 
 
 
なぜ、その事を知るようになったか?
それはある日、Bさんが
私が一人で住んでいる部屋を
訪れて来たからです。しかも深夜。
いきなり深夜にやって来て、
「おい!ラーメン付き合えや」って・・・
 
 
 
なんで、あたしの住んでるとこ
知ってるねん!
なんで、ラーメンやねん!って
ツッコミどころ満載ですが・・・
チャイムを何度も鳴らされては
周りの目が気になるし
「外でまってるで」と言われたら
私も無視できなくなっていました。
 
 
 
ラーメン食べながら
Bさんは自分の仕事の話をしてました。
よくは覚えてないのですが
色々大変そうでした。
ラーメンを食べてからは
仕事の回収に付き合わされました。
 
 
 
その後も度々呼び出されて
ラーメンに付き合ったり
寒い公園で喋ったり・・・中学生か!
 
 
 
今思えば、
強引なBさんに巻き込まれていった
というよりは・・・
私も何かB子ちゃんの彼氏と
コソコソ会ってるっていう・・・その
背徳的な関係を楽しんでいた。。。
こんな事ができるのも
一人住いを始めたから。。。
そんな状況だったと思います。
 
 
 
Bさんの事を好きだとか
B子ちゃんの彼氏を取ってやろうとか
そんな気持ちはありませんでした。
親元にいて、
ずっといい子ちゃんだった今までの私。
今までは体験できてこなかった、
こんなたわいない事も、きっと
楽しかったんでしょうね。。。(笑)
 
 
 
 
 
そして、あの日。
阪神大震災が起こったあの日。
真っ先に連絡をくれたのが
Bさんでした。「大丈夫か?」
何の被害も無かった私でしたが
なぜか涙が溢れました。
 
 
 
そして、こう思うのです。
「Bさんでも、私を心配してくれるのに
なんでY氏からの連絡がないの?
私のことは心配ではないの?」
 
 
 
Y氏に電話がつながったのは
2日後でした。
Y氏が住んでいた地域は、
地震の影響ない場所でした。
しかしなぜか、声が死んでいました。
そして、すぐに
その電話も切られてしまいました。
その後も何の連絡もはいりません。
Bさんには度々会っていました。
 
 
 
地震が起こってから8日後。
とうとう我慢が出来ずに
Y氏に、何度も何度も
電話をかけてしまいました。
 
 
 
「なぜ私のことを気にかけてくれないの?」
 
 
 
この時、私はこう思っていました。
「私は間違ったことを言っていない。
例え不倫関係でも私の事を大事に
思ってくれないのはおかしい。
なぜ、自分から
私に1本の電話もかけてくれないの。」
でも、思うだけで・・・
そのままストレートに言えるはずもなく
なんだかんだ、もにょもにょ喋っていたら
・・・
 
 
 
「もう、俺の事は忘れてくれ」
 
 
 
突然、そう言われてしまい
一方的に電話が切られてしまいます。
 
 
 
目の前には、当時使っていた
ダークブルーの電話。。。
耳に残るY氏の声。。。
掌には握っている受話器の感触。。。
 
 
 
 
 
そのまま長い時間・・・
私の全てがフリーズしていました。
 
 
 
 
 
Y氏とはこれをきっかけに
関係が終わってしまいました。
 
 
 
 
 
続きはこちらから。。。