毎週日曜日は
オールを取り戻すまでの話を
書いています。
前回の話はこちらから
第1話はこちらから
私とその男子がいたクラスは
当時、結構みんなが仲良くて
遊園地に遊び行ったり
盆踊りに行ったりしてました。
小学生の頃。。。
合奏団で一緒に演奏していた仲間のうち
特に仲の良かった女友達は
3人いました。
そのうちの1人は中学の途中で
転校してしまったので
中学3年間は、残りの2人の友達と
ずっと仲良くしていました。
でも、
仲良くしていたという表現は
実は、間違いです。
事実は
仲良くできる友達が、その2人しか
居なかった。
こっちが正解でした。
小学時代の様に夢中になれた音楽も無く
中学時代は、本当に無為な日々だった
という記憶しかありません。
意識はなかったとはいえ
母親の気に入るような人生を生きてきて
友達も作れず
夢中になれることもなく
ただただ、勉強して
テストが終われば学年で10番以内に
入れたか?入れなかったか?と
毎回聞かれ、
勉強してるのが当たり前な毎日・・・
なんだか、どんどん悶々としていきます。
当時は父親がヘビースモーカーで
1日に、ハイライト2箱は吸っていました。
誰もいない時に父親のタバコから
こそっと1本だけ盗み・・・
夜中に2階の自分の部屋の窓を開け
父親の吸ってたハイライトを
隠れて吸い始めてしまいました。
初めてタバコを吸った時の事は
今でも覚えています。
ハイライトはかなりきついタバコで
タール17mg、ニコチン1.4mg
だったそうです。
そんなきついタバコだったのに
私はむせもせず、美味しいな~と
思いました。
この「ハイライト1本頂き」は
かなり長い間、続けてしまいました。
でも、ある日
母親にばれてしまいます。
タバコなんか吸って!と怒られました。
今回、この記事を書くにあたり
ちょっと調べてみたら
香料にラム酒フレーバーが
使われていたとのこと。
だから、
香りがとても残ったんですね(笑)
タバコを吸わない母親には
私の部屋でその香りがすること
バレバレだったんだと思います。
そんな毎日の中で・・・
少しずつ変化していくことがありました。
母親に対する意識です。
「なんで私は母親の言いなりなんだ」
「母親が偉いなんて誰が決めたんや」
なんとかして、母親の支配下から
逃れたいと思い始めていきます。
母親に対して
「怒り」を感じ始めました。
そんななか、高校生活が始まりました。
小学時代からの仲良しのうちの1人も
同じクラスでした。
彼女が嫌いになったわけではなく
今までと同じ様に、
また、彼女とつるんでいたら
新しい友達を作る機会がなくなる!
と、かなりの恐怖感を覚えて・・・
私は少しずつ、その彼女から離れて
別のグループへと移っていきました。
そして、例の男子も仲良くしていた
女性グループに入る事ができました。
前述の遊園地や盆踊りに例の男子や
他の友達と一緒に行けたのも
仲良くしていたグループを
意識して
替えていっていたから!
この時、私は初めて・・・
本当に初めて、
自分の意志で、
自分の友達を選択し、
自分の生き方の一つを、
自分で決める!
という事をしました。
しかし、その時・・・
私には大きな罪悪感がありました。
小学時代から今までずっと仲良くて、
学校の行き帰りもずっと一緒で
ずっとお喋りしていた・・・
そんな仲間だったのに
私1人だけ、抜けちゃった
彼女たちに悪い事したな・・・
反対に
私が彼女たちの立場だったら・・・
今までずっと仲良かったのに
急に自分を避け始めて、
全然違うグループに入って
なんだか楽しそうに遊んでる。。。
そんな事があったら、絶対いややな~
って、思うはず。
私、自分の楽しさを大事にしたけど
何か嫌な人間なんかな?
裏切ったみたいに思われるかな?
でも、この罪悪感。
感じないようにしました。
頑張って感じないように・・・
感じないように・・・
そのうち
彼女たちと同じグループにいた事が
信じられないくらいになって
前のグループになじんでいた私は
消えてしまいました。
でも、例の男子とは何も進みません。
進まないというより・・・
私がそんな気持ちでいること
それすら、伝えられませんでした。
そんな
悶々とした時間が過ぎていきます。
続きはこちらから。。。