あなたにとって、人生で一番キツかった時期は、いつでしょうか。
その時の必死なあなたを斜め上から撮影していた映像が、
動画やビデオカセットとして残っていたとして、
そのビデオを再生して、テレビやスクリーンで見てみたとしたなら、
今のあなたは、どんな気持ちでその映像を見るでしょうか。
「もういいよ、そんなに頑張らなくて!」
「もう無理しないで!休んでいいよ!」
そんなセリフが思わずこぼれるくらい、
当時のあなたは歯を食いしばり、必死にもがいていたのではないでしょうか。
あなたはとても頑張ってきました。
よくここまで、生き抜いてきました。
あの日も、あの瞬間も、あの場面でも。
あなたは、耐え抜いて、対処して、頑張りました。
危なかった時もあったでしょう。
もう無理かもしれん。なんて場面も、一度や二度じゃなかったはずです。
そして今こうして、生きています。
それが、なんと凄いことか。
そのビデオを見て、その状況をもう一度やりたいと思いますか。
もう頑張らなくていいよって、思いませんか。
人の頑張りは、計り知れないものです。
比べられることも、到底できない。
それだけ、価値のあることです。
あなたには、価値があり、頑張ってきた実績があり、
その尊厳は、
何ひとつ失われるものではない。
誰かに評価されたり、判断されたり、
自分なんてまだまだだな、と己の未熟さを
たとえ感じたとしても、
あなたの尊厳や、あなたの価値は何ひとつ減りません。
あなたがこの人生で、もの凄く頑張ってきたことを、
なかったことのようにしてしまわないでください。
ずっと見てきたもう一人のあなたが、証言しています。
「これだけの頑張りをしてきたあなたが、自信を持っていないことが、
本当に悲しい。私に声があれば、いくらでも伝え続けるのに。」
あなたは凄い。
あなたの価値は、計り知れない。
あなたは、尊い。
あなたの価値が、簡単に比べたり測定できるものではないということが
わかりますか。
今、あなたがこうして生きていて、
あなたの大切な人も生きているのだとしたら、
それはあなたが頑張ってきたからです。
懸命に、もがいてきたからです。
あなたは凄い。
わたしは、凄い。
あなたの存在に、お喜び申し上げます。