第55 回 子供のいないご夫婦でご主人が先に亡くなると大変です!
おはようございます。
福岡遺言塾の水田です。
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みゆきさん(仮名72歳)は夫に、何度も子供がいないから遺言を
書いてと頼んでも書いてくれないと甥の正明さんに愚痴を
いっていました。
そんな矢先に、夫が亡くなりました。
遺産は、みゆきと住んでいた自宅兼アパートだけでしたが
土地は、みゆきさんの名義でした。
相続手続きをしてアパートの名義を変えようと思いましたが、
心配していた通り夫の兄弟5人の印鑑をもらわなければいけないので
みんな高齢だからしばらく待つことにしたのです。
みゆきさんの予想通りに夫の兄弟は、だんだんと亡くなって
相続人は少なくなりました。
しかし、兄弟が亡くなった時に夫はすでに他界していますから
兄弟の子供である甥や姪が相続人として新たに登場してくるのです。
まして、兄弟のうち一人は、夫よりも先に亡くなって代襲相続人として
姪が登場していましたが、その後に姪が亡くなってしまいましたから
姪の代襲相続人として姪の子供3人が相続人になったのです。
これをAmebaを読んで下さっている方、相続関係図が頭の中で
かけていますか。
結局、相続人である兄弟5人のうち3人が亡くなり、
代襲相続人として4人があらたに相続に加わったので
相続人は6人に増えてしまいました。
しかも、みゆきさんは代襲相続人のうち一人も会ったことがなく
だれも知らないのです。
ついに、みゆきさんは、夫のアパート兼住宅の名義書き換えを
あきらめてしまいました。
甥の正明さんは、寝たきりのみゆきさんのお世話をしながら
「はやく手続きをしておけば良かった」という新たな愚痴を
聞く毎日でした。
そして、夫と自分の相続を甥の正明さんに託して
昨年みゆきさんは亡くなったのです。
せめて、自分の遺産だけでも遺言を書いてくれておけばいいのにと
甥の正明さんは、愚痴を言っています。
このケースでは、みゆきさん夫婦の相続を同時に片づけなくては
ならないので相続人の数がふえてしまいます。
夫の方が、6人、みゆきさんの方は、11人です。
気の遠くなるような遺産の相続手続きが始まります。
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