以前から、「民主主義」という言葉には、何か胡散臭いものを感じていました。
北朝鮮と略されている国の日本語の正式名称は「朝鮮民主主義人民共和国」とされているのですが、英語名称は「Democratic People's Republic of Korea」なので「コレアの民主的人民の共和国」となるはずです。
そもそも「デモクラシー」を「民主主義」と訳すのは誤訳らしいです。
「democracy」も「Democratic」も「民主主義」と訳すわけですから、何が何だか訳が分からなくなります。
北朝鮮は元首が非民主的な世襲制で、国家の体制として民主制(デモクラシー)ではなくても、人民が民主的だということらしいのですが、日本の場合「民主主義」と言ってごまかさざるを得ないような何かがあるのでしょうか?
日本国は、憲法上は「デモクラシー」なのですが、実態がそうではないことをまやかしているように思えてなりません。
名目上ではあっても元首は天皇なので、北朝鮮と同様に「非民主的な世襲制」ですが、国名には政体(共和制・王政・帝政)が表示されてませんし、日米安保体制では実質的に米国のドミニオン(自治領)のようなものですし・・・。
現在の日本の政治家というのは、官僚の作文を読んで官僚の作ったスケジュール通りに動く、落語の「らくだ」の踊らされる死体のようなものなので、政権が変わったところで実質は変わらないということが国民には分かっているでしょう。
大正デモクラシーの時期に「民本主義」という言葉が広まったので、戦後に「民主主義」という言葉が新聞等のマスメディアにより広まったのではないかと推測するのですが、意味がよくわかってなかったのか、意図的にまやかしたのかはわかりません。
大体、日本の「民主主義」の本家である米国でも、実態は大資本によるマスメディアを通した民衆操作で選挙が左右されているようです。
また、イスラエルロビーや全米ライフル協会などの強力なロビー団体による議会や行政府に対する働きかけにより政策等が恣意的に決められているようですので、「デモクラシー」と言えるのかどうか怪しいのではないかと思っています。
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