またまた目から鱗が落ちるような動画がありました。
「自己家畜化」と「アリ化」は矛盾するものではないので、「自己家畜化＋アリ化」により、巨大な社会を形成できたというのが近いような気がします。
最初期のホモ・サピエンス（この学名はあまり使いたくないのですが）の集団は多くても数十人程度くらいで、あまり大きくなかったと想定されているようです。
おそらく、言語の発達と抽象概念（≒ウソ）を信じる能力（＝だまされる能力）の獲得→社会性の増大（？）により、大きな群れ（単家族→氏族（複数家族）→部族（複数氏族）を形成できるようになったみたいです。
アリの行動はかなりの部分がフェロモンで規定されるらしいのですが、人類の場合、アリのフェロモンに相当するのが「抽象概念による社会性」なのではないでしょうか？
世界中どこでも、なぜかサイコパス（社会病質者）が１％くらいの割合でいるそうです。
サイコパスというのは、ウソをつくことに何の抵抗も感じず、良心の呵責というものがない（＝良心がない）生まれつきの脳の障害らしいのですが、後天的にそのようになる場合もあるらしくて、そういうのはソシオパスというらしいです。
私の経験でいえば、「官僚組織構成員（公務員・会社員等）」というのは「良心」を棚上げしないと食っていけなくなる場合がありますから、ほとんどの構成員がソシオパスにならざるを得ないようなシステムであるように思います。
もともとサイコパスだと楽でしょう。
マルクスが主張した「人間疎外」というのは、システムに組み込まれて「心（人間性）」を棚上げしたり、どこかへ吹き飛んでしまうことなのではないかと思いますが、このように機械（組織）の部品化した状態が「アリ人間」状態なのでしょう。
トップにいる個体がサイコパスで、その下がトップに盲従・追従するアリ人間ばかりの場合、その組織全体がサイコパス化するでしょう（軍隊のような全体主義組織）。
そもそも、ピラミッドとか巨大前方後円墳のような〇〇みたいなものを作らされるのは、すでに人間がアリ化していたからだとしか思えないので、人間のアリ化は古代国家成立の前提だったのではないかと思います。
共通の神話・伝説を信じて共有する（≒信仰）ことがアイデンティティの形成に重要な意味を持っていると思いますが、現実にはあり得ない神話・伝説などをでっち上げたのは昔のサイコパスだったのかもしれません。
知能が低下してウソを簡単に信じ込むようになったことが、少数の高知能（のサイコパス？）人が多数のアリ人間を支配して奴隷・農奴化したことが古代国家形成を可能にしたのではないかと、私は推測しています。
アリ人間の中から高知能個体をピックアップして組織化したものが官僚制なのではないかと思いますが、支配者がサイコパスだと組織全体がサイコパス化してしまうという弊害が発生するでしょう。
現在のイスラエルを見ると、そういう思いが強くなります。
軍隊というのは究極の官僚制組織であり、兵隊は実際にアリ並みに扱われます。
旧陸軍では兵隊より軍馬の方が大事にされていたそうです。
近代になり、戦争が総力戦になると、国家全体を軍隊並みの官僚制システムにしてしまう必要から生まれたのが「全体主義国家」なのではないかと思います。
そうなると国民全員アリ状態になり、「一億玉砕」とかサイコパス（？）が言い出してもボーとしているだけという状態になってしまうのでしょう。
現在の高知能サイコパスは、マスメディアを支配することによって権威（元首・有識者・専門家・エコノミスト等）に盲従するアリ人間を操作するという方式で「全体主義世界」を構築しようとしているような気がします。
支配層のフェイクは誰が取り締まるのでしょうか？
そんなことは神様にしかできないでしょうが、神様はアリ人間の運命などどうでもいいとしか思えないので、何もしてくれないでしょう。
ありがとうございます