DIYで簡単にできるアップライトピアノの床パネルの作り方をリピーターのお客さんに説明しました。

以前にこのブログ内で紹介していますが、アップライトピアノからグランドピアノに入れ替えるために壁と床のDIY防音対策をした方です。

 

所有していたアップライトを実家のマンションに移動するため立てかけ吸音パネルの注文をいただいてるのですが、床の対策をする前にピアノを設置することになり、納期の点から床対策は市販のパネルにしようと思うがこのような商品はどうか?と相談を受けました。

 

いただいたアドレスから商品を確認してみましたが、防音という意味ではほとんど期待できない価格の高い商品でした。

商品はネットでよくみる商品の3分割バージョンで、ピアノ左右の前後のキャスターを乗せるパネルが2枚とペダル下に敷く小さなパネルのセットでした。価格は3万円代後半です。

よく見る商品というのが分からない人は、下部のリンク記事をお読みください。

このような商品を購入して後悔している人が結構います。

 

商品説明には防音とか防振とか制振など言葉だけ書いてありましたが、よく見る1枚モノの床パネルでさえ効果が低いのに3分割にしてしまっているので期待は更に薄くなると思います。

いろいろ言うのも面倒くさいので本質的な事だけ言いいますと、ピアノ本体下をカバーする面積すらないので防音は無いし、パネル自体に防振性能はほとんどなくピアノを乗せた後の重さで防振というのだと思います。

少しの制振性能はあると思いますが、私が納得したのは傷防止という点だけす。

 

相談をいただいたお客さんの場合は和室の畳の上となるので3分割ではイマイチ不安定な感じになりますし、傷防止のためだけに3万円代後半という価格はもったいないと思い見立てを伝えました。

そして同時に私のアイデアも伝えています。

(自宅のグランドピアノ対策時にちょっと材料が余ったことを覚えていたので、DIYする時間がもしあるなら床パネルの自作を検討してみては?と)

立てかけ吸音パネル設置時に相乗効果があるような形で1枚モノので安定感もあり、制振性能もきちんとある床パネルの作業説明をしています。

費用も相談された市販商品の10分の1程度で済むので費用対効果的にもとても良い対策になります。

 

その後すぐ返事がありました。

 

メールにあるように自作することになり無駄をせずにとても良かったと思います。

 

 

この件に関して私は1円の儲けもありませんが、1度でも注文をしていただいたことがあればその後もできる限りのことをします。

DIY防音を生業としている業者でこんな対応ができるのは防音工房-shin-真だけでしょう。

商品を売るだけでその後はDIYで勝手にやってくださいさようならというお店(業者)とは全く違うんですチョキ

そんな感じなので先のことも考えて業者選びをしてもらえると幸いに思います。

 

他所の業者や相談対応無しのネット商品を購入した場合と比べれば、そういう面でのメリットもかなり大きいと思います。