少し前の記事で防音商品の送料と質について書きましたが、今回は商品の質と価格について書いておこうと思います。
価格調査は定期的にやっていますが、会員制の建材購入サイトの広告を入手したので、それを元に私のお店の商品と比較して分かりやすく目に見えるようにしてみます。
会員制なので一般より安く購入できるということになるので、比較するにはちょうどいいかなと思いました。
比較する意味は、違いを確認して各々で調べてもらい考えてもらいたいからです。
どこで何を購入するのもその人の自由なので、購入しては駄目という意味ではありません。
比較するのは吸音材と遮音材です。
では吸音材から比較してみます。
価格は2023年11月26日現在のものとなります。
●会員制サイトの吸音材
♦︎私のお店の吸音材
同じなのは素材の原料だけで、大きさ、厚み、密度、価格が違います。
とちらも税抜き価格のため消費税がかかりますし、送料も別途になります。
次に遮音材を比較します。
●会員制サイトの遮音材
♦︎私のお店の遮音材
私のお店の遮音材は遮音防振マットでアスファルトが含まれています。
会員制サイトの素材は定かではありませんが、似たような感じだと思います。
大きさと厚さと密度は同じですが価格が違います。(比重x厚み=密度)
とちらも税抜き価格のため消費税がかかりますし、送料も別途になります。
二つの商品の比較をすると上記のようになりました。
大きさや密度は自身の防音の目的と範囲で決めればよいでですが、初心者には全くわかりませんよね。
そこで、どのように考えればよいのかお知らせしておきたいと思います。
まず一つ目は質を見るということです。
防音性能を簡単に見分けるには素材の密度を見てください。
密度の高さは音を通しにくいということと、重量があるので重さで揺れを抑えられるという意味があります。
試験場で出したあてにならない性能グラフを見るよりも密度で見たほうが分かりやすいです。
私のお店の防音材は、受注生産の特注素材でどこででも入手できるものとは違い、業界では最高峰に近い部類のものばかり扱っています。
もうひとつ付け加えると国内生産で安全性も高いです。
輸入製品は臭いがきついものがあったり、有害物質を含んでいる場合もあるので、その辺も調べたほうがよいと思います。
二つ目は注意点も含みますが、素材をどう使うかになります。
いくら高性能な素材を入手しても使い方がよくなければ効果は満足に発揮できません。
ここが最大のポイントになると思いますが、
会員制サイトは建材全般を扱っているだけで、私のような防音に特化した人材もいなければ効果を引き出すような使い方も教えてくれません。(私のような技術を持つ者が建材販売サイトで社員をやっているなんてほぼないと思います)
私の場合は建物やお部屋の状況から対策方法を考えて、効果が引き出せる施工説明書を無料で作成しています。(防音材の組み合わせ方などを自分で考える必要がありません)
このような違いが最終的な結果(費用対効果)に繋がるので、初心者は簡単に考えずによく検討するようにしてください。
価格の安さで商品を選ぶというのはハイリスクになりますし、きちんと調べれば私が他所より安い価格設定をしているのが分かると思います。
防音材が違い技術も違うということは、防音パネルを製作する場合は性能(効果)と価格も大きな差が出ることになります。
私のお店では2023年1月に価格改定をしましたが、それから現在に至るまでも物価上昇が続き、現在の商品価格で販売するのは非常に厳しい状況になりました。
大阪万博のニュースを見ても資材価格の高騰というところは理解できると思います。(このような状況なので専門業者の防音工事はかなり高額になってしまいますね。)
そのため来年に入ったら価格改定をすることにしました。(正式にはお店ブログで告知します)
それでも質の良いものが他店よりも安く、効果を引き出す施工説明書も無料で付いてくるので、引き続きDIY防音対策の価値はどこよりも高いものになると思います。
専門業者と名乗っていてもポンコツな業者は100%存在するので、心配な人は気軽に私に相談してください。
きちんと効果が見込める対策方法を提案します。
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