交通安全事故なし社会を目指して |       荒尾市議会議員 田中ひろはるブログ

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平成27年の熊本県内における交通事故発生状況。

発生件数6641件、負傷者数8537人、死者数79人。

うち荒尾市では、発生件数250件、負傷者数318人、死者数2人。

 

そして、暫定とされていますが平成28年の件数は、事故6151件、負傷者7929人、死者67人となっているようです。

【熊本県警察本部ホームページより】

 

交通事故の報道は毎日のように目にし、家族間でも交通事故にはくれぐれも用心をと言い合っています。

このことは、どこのご家族でも同じだとは思いますが、それでも事故は年において増減はありますが、0にはならない状況です。

 

信号無視、酒酔い運転、脇見運転をはじめ、安全速度を超えた運転なども危険極まりないものです。

 

自転車や歩行者の皆さんも、夜には目立つ服装と反射材を身にまとうなどの対策をしてください。

65以上の方は、被害にあう事故が多いことから特にです。

 

事故は一瞬、後悔は一生。

 

私もそうですが、皆さんもご用心ください。

 

さて、ブレーキとアクセルを間違えてなどにより、店舗等に突っ込んだりした、高齢運転者による事故の件を報道でよく見ます。

通学や下校の途中の列に突っ込む、悲惨な報道もあります。

 

全ての方にではありませんが、自分で安全運転を心掛けているつもりでも、他人が客観的にみると決して安全運転とは言えないところがあると言われているようです。

 

よく言われるその理由が、注意力や集中力の低下。瞬間的な判断力が低下。

高速道路での逆走は、最たるものではないでしょうか。

 

全国的に、高齢ドライバーによる交通事故は増加している傾向にあったことから、平成10年に運転免許の自主返納制度が始まりました。

 

運転免許証の自主返納をと言われていますが、買物や用事により出かけるときに、バスやタクシーの利用は面倒でお金がかかる。

まだ大丈夫と、運転免許証とあわせ車を廃車せずに持ち続けている方は決して少なくはないと思います。

そんな声をよく聞きます。

 

報道によると、大牟田署管内では高齢者の運転免許証の返納が非常に増えているそうです。

家族の勧め、「加害者にも被害者にもなりたくない」という強い思いなどがあるのではと、掲載されていました。

 

実際、身内においても正月やお盆の時に、こういったことが話題となります。

しかし最後は、一人での移動の時に必要だとなり、安全運転をとの声かけに終わっています。

 

自主返納を後押しする取り組みがあればよいのですが。

 

自主返納促進の取り組みではありませんが、荒尾市に住民票がある70歳以上の方に対し、荒尾市内を運行する産交バスを利用する場合、運賃を割引する全区間1回100円の制度、福祉特別乗車証の交付がありますが、我が家からバス停まではけっこうな距離があります。

 

自主返納を促進するため、さまざまな特典を受けられるようになる取り組みが進められているようです。

 

玉名地区では、高齢者運転免許証返納者に対して、特典を付けている団体が増えているとのことです。

玉名地区交通安全協会による運転経歴証明書の発行手数料の補助。

協同組合たまなスタンプ会による商品券の贈呈。

加盟店で買い物の際にポイントの付加(一部利用できない加盟店有り)

産交バス、九州産交バス、熊本電鉄、熊本市交通局、熊本バス、熊本都市バス6社の運賃の割引。

玉名市内の玉名タクシー、高瀬合同タクシー、岱洋タクシー3社の運賃割引。

温泉施設の利用料金の半額割引。

•玉名市…草枕温泉てんすい、玉名温泉つかさの湯

•玉東町…ふれあいの丘交流センター

•和水町…菊水ロマン館、ふれあいの森あばかん家

•南関町…南の関うから館、ホテルセキア

 

ここ荒尾市での特典は、ネットで調べましたが分かりませんでした。

 

ところで平成29年3月12日より、高齢運転者対策と準中型免許新設の道路交通法が改正施行され、高齢運転者対策の推進については、認知機能検査など強化されるとのことで、主な改正点は下記の通りです。

1.臨時認知機能検査・臨時高齢者講習の新設

臨時認知機能検査は、75歳以上の運転者が、認知機能が低下したときに起こりやすい違反行為をしたときは、新設された「臨時認知機能検査」を受けなければなりません。

臨時高齢者講習は、臨時認知機能検査を受け、認知機能の低下が運転に影響するおそれがあると判断された高齢者は、新設された「臨時高齢者講習」(個別指導と実車指導)を受けなければなりません。

2.臨時適性検査制度の見直し

更新時の認知機能検査又は臨時認知機能検査で認知症のおそれがあると判断された方は、「臨時適性検査」(医師の診断)を受け、又は、命令に従い主治医等の診断書を提出しなければなりません。

医師の診断の結果、認知症と判断された場合は、運転免許の取り消し等の対象となります。

3.高齢者講習の合理化・高度化

認知機能検査の結果によって受ける講習の内容等が変わります。

高齢者講習は、75歳未満の方や認知機能の低下のおそれがないと判断された方に対しては2時間に合理化(短縮)されます。

その他の方に対しては、個別指導を含む3時間の講習となります。

 

全ての人が、被害者でも加害者にもならない、交通安全事故なし社会となることを願っています。