応急手当を学ぶの噺② | 面白きコトも無き世を面白く…するのは自分の心意気
~普通救命講習~

講習には

普通救命講習 3時間
上級救命講習 8時間

があり、初めての我々はまず三時間の普通救命講習に参加しました。

必要なものは筆記用具とテキスト代の1400円

三時間で学ぶ内容は盛り沢山。
テレビなどで見たことがあると思いますが人形を使った練習を中心に必要最低限の、そしてもっとも必要な
『勇気を持って迅速に対応』
が出来るきっきかけになる知識と経験を得ることができます。



心肺蘇生は心臓マッサージ(胸骨圧迫)と人工呼吸について学びます。
人形を使い実際にその作業にかなりの力が必要なことを体感します。
が、それ以上に万が一の際に必要なことはまず、

①救急車を呼ぶ
②周りの方に協力を求める

と言うことでした。

応急手当はあくまでも救急車が来るまでに生存率を上げるために我々が出来る最低限の行動

出来ない事や失敗を恐れて放置し、救急車が来るまでの時間に生存率をゼロにしてしまう事を減らすための知識でした。

その知識で大きな勘違いも修正することが出来ました。

AEDについてです。

よく駅とかで見かけるこちらの機械。
私はこれ使うことにより動いていない心臓を電気ショックで動くようにする機械だと思っていました。

違いました(^_^;)

このAEDは心臓の痙攣を電気ショックで止めるものなんだそうです(ざっくり言うと)

AEDを使っただけではテレビドラマのように心臓が再び動き出すような事はほぼほぼ無いんだそうです。
AEDを使い、心臓の痙攣(心室細動)を止め、心臓マッサージ(胸骨圧迫)と人工呼吸で正常な心臓の活動に戻す。
つまり胸骨圧迫と人工呼吸無しでは心臓の動きを止めただけになってしまうんだそうです。
AEDを使えただけでホッとしていちゃいけないと言うことが分かっただけで良かったです。

AEDを実際に動かし、使ってみた事も躊躇いを少しは取り去る経験にもなりました。




さらに喉にモノが詰まってしまった時、怪我をして出血がある場合の止血方法などを学ぶ機会を得ました。


応急手当はあくまでも応急手当

救急車やその道のプロであるお医者さんなどにバトンタッチするまでの時間を繋ぎ止める役割と言うことを学びました。

大きな災害などの時は勿論ですが、身近な人や大切な人に普段の生活の中でもしもがあった時、冷静に、救急車が来るまでの時間手助け出来ることが増えるかもしれません。

またこの知識を沢山の人が少しでも知っていることにより、不測の事態に協力できる人が大勢になり、助かる人が増えるはずです。

講習終了後


このような認定証が配布されます。

勿論三時間の短い期間で学んだことで実際不測の事態が起きた時に出来ることは少ないと思いますが、0と1では生存率が大きく変わるのが応急手当と言う事を学ぶことが出来ました。

もし機会があり、時間があり、興味がある方は是非一度参加してみては如何でしょう?

救命講習の参加の手引き

講習は毎月あります。今回参加されていた方は50人ほど。皆さん真剣に取り組まれていました。
興味ある方の背中を押すきっかけになれば幸いです(^-^)