～大坂三人衆～
この御仁の経歴はこの度は割愛させて頂く。
大坂の陣において私が知る限り最強のモノノフと言っても過言ではない。
その戦いぶりを是非ご紹介させて頂こう。
勝永殿は大坂夏の陣で、四千の兵を率いて徳川家康本陣の正面に布陣する。
場所は四天王寺南門前。
正面に布陣した勝永殿には当然徳川方の勇猛な武将が攻め寄せる。
勝永殿はその全てを迎え撃つ。
本多忠朝 撃破
小笠原秀政 撃破
浅野長重 撃破
秋田実季 撃破
榊原康勝 撃破
安藤直次 撃破
六郷政乗 撃破
仙石忠政 撃破
諏訪忠恒 撃破
松下重綱 撃破
酒井家次 撃破
本多忠純 撃破
そのまま徳川家康本陣にも突入する。
この大軍を迎え撃つ事により我々真田隊が徳川本陣に突撃する路を拓いてくださった。
しかし、戦線は徐々に崩れ、真田隊も壊滅する。
そのまま戦線は崩壊、大坂方は退却戦へと移行せざるを得なくなる。
この退却戦においても勝永殿の指揮は燦然と輝く。
藤堂高虎 撃破
井伊直孝
細川忠興 猛攻を凌ぎきり大坂城内に撤収を完了する。
この戦において勝永殿率いる四千の兵が相手取った徳川方の兵の総数は
およそ五万
この御仁なくして我ら真田隊の徳川本陣突撃はおそらく不可能であったろう。
毛利勝永殿
味方でこれほど頼もしい御仁はいないだろう。
是非改めてこの御仁について知っていただきたい。
真田隊を徳川本陣に送り届けたは誰か。
それは最早説明は不要であろう。
本日の大坂の仁はここまで！！