5月20日台湾総統に頼清德氏が就任した。頼清徳氏の就任は米台関係にとって、両国に明るい展望をもたらすものだ。

台湾は豊かな経済地域であり、活気に満ちており、世界の半導体産業をリードしている。頼氏は台湾が半導体以外にも、人工知能、軍事力、安全と監視、次世代通信技術などの産業を発展させる計画を表した。また海外で活躍している台湾商人が台湾に帰国して投資出来る様、投資環境を改善すると述べた。

台湾は地政学的に見て、重要な地理的位置に在る。万が一台湾が中共に占領されると、中共軍が容易に太平洋に出て中共勢力を拡大し、南シナ海・東シナ海の海上交通を封鎖可能に出来てしまう。由って台湾の安定は、米国を含めた世界の国家安全保障に繋がっている。

頼清德氏は中華民国と中華人民共和国は対等であり互いに隷属せず中共は台湾が独立した民主国家である事実を認識しなければならないと語った⇒台湾の存在は中国人民に対し、中共政権の不法性を認識させ、中共支配下にない現在とは異なる中国の可能性を示している!

台湾が中共に占領されたら米国や日本を含めた同盟国の経済が大混乱に陥り経済不況を引き起こす。中共の台湾への攻撃はその延長として日本、グアム及び米国本土への攻撃へと拡大する可能性が否めない。

頼清德氏の就任は民主世界の台湾への支持と中共の侵略を抑制する大変重要な機会である!

 

 

今年1月の台湾総統選挙勝利した頼清德氏(64・民進党)が5月20日台北市に在る台湾総統府で蔡英文氏(67)の後任として中華民国第16代総統に就任し、就任宣言を行った。1996年より直接選挙導入後、同一政党が3期連続で政権を維持するのは初めてである。

頼清德台湾新総統は対中共関係に関して「統一」ではなく「独立」でもなく「現状維持」を堅持すると表明。中共が武力行使を放棄しない事に対し「幻想を抱いてはいけない」とし、中共の主張を全面的に受け入れたとしても「統一」への野心は消えはしないと警鐘を鳴らした

対中関係に関し「中華民国の存在を現実のものとして正視するべきであり、台湾人の選択を尊重すること。あくまでも対等な関係として、尊厳の下で対話を行うこと。対話により対立を取り除くことを掲げる「四つの堅持」を発表した。

更に頼清德氏は「我々は引き続き民主国家と民主共同体を形成し、民主主義を強化する」と訴えた。

副総統には兵庫県神戸市生まれ粛美琴氏(52)が就任。

粛氏は米国に幅広い人脈を持つ台北駐米経済文化代表処代表で駐米大使に相当する。

 

中共に対し、ハッキリと「もの言う大使」として有名だった、垂秀夫前中国大使は5月9日、長期に渡り日台友好関係を進めて来た実績が評価され、蔡英文台湾総統より勲章を授与された。これに対し垂氏は、今後も日台関係強化に尽力する考えを示した。頼清德次期台湾総統とも会談し、就任に向けた祝福の意を表した。垂氏はこれまでに2度に渡り台湾へ赴任している。

「大綬景星勲章」の授勲に際して蔡英文総統は「台湾の長年の良き友人」「台日関係深化の重要人物」であると垂秀夫氏を讃えた。また「外交に関して先見の明を持ち、日本政府による台湾人へのノービザ措置実施から台日青年交流推進に至るまで、台日友好関係構築に多大な役割を果たした」と述べた。更に、台湾と日本は相互協力により民主主義の手本となり自由・人権の価値観を共有し、地域の平和を護る為の重要な力になっていると指摘し「台湾人を代表して台日関係促進に寄与した垂大使の優秀な功績に感謝したい」と発表した。垂氏は受勲に際して「日本と台湾はいずれも自然災害が多く、厳しい国際関係に直面しているが、相互協力を継続して来た」と強調。「退官後は立命館大学で台湾海峡両岸関係を研究しつつ台湾との絆を大切にしていきたい」との考えを示した。

垂氏は頼清德副総統とも会談し「政治家として経験豊富な頼清德氏が総統に就任する事は地域にとって望ましい」として祝福の意を表した。日本と台湾が今後更に交流・協力を深める事に期待した。頼氏は台湾の発展に寄与した八田與一技師の追悼式典に出席した事に言及し、日台間の強い絆を強調した。経済産業面における協力を更に深化させる事に期待を寄せた。

 

八田與一は「台湾水利の父」と称され、台湾の教科書に載っている。台湾人で八田與一を知らない人はいない

だが、日本では殆ど知られておらず、評価もされていない。この現状に対し、私個人としては強い息道理を感じる。八田與一の実績を含め日本が戦前・戦時中を通して台湾で行ってきた台湾開発・発展は国際的にも国内的にも、もっと高く正しく評価されるべきである!

八田與一に関心のある方は1月18日のブログをご覧ください。