新品種を食べて感じたこと | こざるきっちん

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大事にしているのは‘おいしくたべて たのしくすごす’こと。「旬」「日々のごはん」「東北の魅力」に触れながら、食の色々を綴ります。

 

 

鳴り物入りでデビューの新品種のお米、すっごく楽しみにして食べてみる。




それまでの定番人気のお米を飛び越えるおいしさを期待していたけれど、どうも特徴というか個性が感じられない。
私の味覚や体調のせいなのか。


??

あ!もしかして、と気になったのが、頂いたお米は大きな組織のパッケージに入ったものだということ。
同一品種であるには違いないけれど、複数の加入者が栽培したお米を一か所に集めて袋詰めをしているから、一人一人の生産者さんのこだわりが感じづらくなってしまう。

ということで、個人農家さんの同じ品種を買い求めて食べてみる。

やっぱり!
炊き上がりの香り、粒立ち、風味が全然違う。
同じ品種だから共通するものは感じられるけれど、全く違うもの。

かつて、つや姫がデビューした頃も同じことを感じたっけ。
色んなメディアが絶賛するから、気になってスーパーで買ってみたけれど、それほどかな?という印象を受け、その数か月後に井上農場との出会い。

そこで、人生で初めて「白米で後を引く」という体験をし、色々あって現在に至ります。

決して大きな組織を否定している訳ではなく。

お米はじめ野菜など色々な生産者さんには大きな志と思いがあって、それぞれ愛情こめて産物を栽培されていらっしゃる。
だから、同じ種類のものであっても、生産者さんごとにこだわりのおいしさがあって、その違いが興味深くハマってしまう。

だから、作り手が特定されていない話題のものや新しいものを食べてみて、イマイチ魅力が感じられない時には、おいしくないと決めつけるのではなく、想いをもって作っていらっしゃる生産者さんのものも食べてみることをオススメします。

その先にステキな出会いがあるかもしれませんよ(^^)

つい最近改めて感じたことを思うままに書いてみました。