Gremlin タンク製作 前編 | 趣味のブログ

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思いつきを綴ります

諦めずに細々と続いているGremlinのパーツ製作。

今回は燃料タンクの製作について。

 

先ずは薄板を挟んで折り曲げる治具の製作から。

材料は会社帰りにホームセンターで買ってきたS45Cの平行キー。

長さ300mm、8mmX12mmのやつ。

2本重ねて同芯に穴を開け、1本は2.5mm、もう1本は2.9mmで穴を開けた。

2.5にM3のタップを切り、ネジで締めると薄板を挟みこんで折り曲げる治具の出来上がり。

角が面取りされていたので、それではシャープに曲げられない。

一応、軽くフライスを掛けて面取りを無くすようにさらった。

 

051クラスでF2Bをやろうとすると、どのくらいの容積が必要なのか全く見当がつかない。

10倍の排気量のST51では150ccのラジコン用クランクタンクで飛ばしていたが、

その1/10の15ccなんてことはないだろうな(笑)。

 

その昔に売られていた、同じ1/2AのPinto専用タンクも参考に。

実はこのPintoも製作途中でペンディング。

 

胴体内寸とニードル高さ(正確にはスプリンクラーベンチュリーの中央)からタンクの寸法をスケッチする。

計算上は39cc。

Tom Dixonの製作記事では1.5オンス(約44cc)なので、このぐらいで大丈夫だろう。

 

展開図をケガく。

便利な世の中になったもので、三角関数の自動計算のサイトも活用した。

これで楔型の斜辺の寸法や角度なんかも簡単に割り出せる。

 

 

折り曲げ線は谷側をやや強くケガキ針で折癖をつけておく。

このアイデアは、スピード機の故・楠本氏がモデルジャーナルに載せていた。

 

但し、あまり強くケガくとトラブルの元になるので要注意。

クランクケースからメタルプレッシャーをとっていたラットレーサーのタンクが高圧に耐えられず割れてしまったことも。

メタルプレッシャーは凄いもので、フィッティング穴を0.3mm程に絞っているにも関わらず、

始動後はクイックフィルバルブが内圧により一瞬で膨らんで閉じるのが目で見えた程だった。

見づらいが、折り曲げた板をハンダでつきはぎして対処した。

 

タンクの材料はK&Sの0.2mmのブリキ板

当時のUコン技術で紹介されていたとおり、

ハンダのノリが良く作業性が良い。

 

 

折り曲げとハンダ付けは、また次回!