バルサの入った段ボールに1.5mmが有ったので
カーボンティッシュを貼ってみた。
20年以上前のバルサだが、何とか使えるだろう。
他に用意した物は、
①バギング用大型ビニール袋
②接着剤(Devcon 30分硬化型)
③ブリーザークロス(不織布)
④リリースフィルム
⑤金属板
⑥ミキシングカップ
⑦使い捨てハケ
⑧ミキシングスティック
⑨両面テープ
⑩ガムテープ
と言ったところ
①は新品がベストだが買い忘れていたので無造作に畳んであった手持ち品を使用。
それをバルサが入る大きさにカットして⑩のガムテープで処理。
後にやはり後悔のもとに。。。
③は一枚では薄いので折り畳んで数枚重ねて使用。
⑤は平面にするためにバルサ板と一緒にバギングする、薄板バルサには必要。
フリーでバギングすると反ったり波打ったままに硬化する恐れあり。
ちょうど良い大きさの1.5mmチタン板があった。
垂れた接着剤が付かない様、また真空引き時にバギング袋を破らない様に養生テープを貼っておいた。
⑥⑦は以前にタワーホビーからとった、小さなポリカップと柄が金属のハケ。
⑧はアイス棒みたいな、かき混ぜ棒。割りばしで何でも可。
勿論、食べた後のアイス棒でも構わないが、それを使うのはちょっとねぇ
数十本入り一袋買っても安いもんです。
⑨はビニール袋の内側に予め貼っておく。
バルサ等一式を入れ、エアーチューブも通し最後に封をするのに必要。
いよいよ作業開始!
マスキングテープで境目を付けて混ぜたエポキシを塗布し、カーボンティッシュを置く。
マスキングテープを剥がして、大きめにカットしたリリースフィルムを重ねる
ビニール袋に入れてブリーザークロスも一緒に重ねて入れた。
重ねた間にエアーホースも入れて通気路にする。
ホースの端は必ずブリーザークロスの中に無いとビニール袋を吸って塞がってしまうので注意。
大きな接着だとスパイラルチューブをぐるっと周囲に配置して通気路を確保したりする。
今回は小物なのでブリーザークロスだけで通気は十分。
両面テープの剥離紙を剥がして封をして、更にガムテープを貼る。
昨日作ったアキュームレータを介してポンプで空気を抜いていくと、
リリースフィルムの穴から余分なレジンがブリーザークロスに吸い出されていく。
ご存知のとおり完全真空は-760mmHgだが、予め試したポンプの性能は-600mmHgあたり。
しかも、やはり無造作に畳んであったビニール袋に穴が開いていたようであまりバキューム圧は下がらない。
慌てて梱包用の幅広透明テープをアチコチに貼って対応するハメになった。
汗だくになりながらポンプを握って-400mmHgあたりを30分間キープしつつ、ドライヤーで加熱した。
エポキシ系接着剤は加熱が必須と思っている。
念のため90分位経ってからビニール袋から取り出した。
ブリーザークロスには吸われたレジンが。
カーボンティッシュは平たくバルサに接着されていた。
まあまあの出来ですね。
後は軽くサンディング。
今回は及第点といったところでしょうか。
ホントはもっとバキューム圧を下げたかったんですけどね。