7.往復台ガタ調整プレートの交換 その1
往復台の前面と背面にあるスライドプレートの調整で往復台のガタを調整できるようになっている。
各々2本のロックナット付きセットスクリューで間隙(平行度)を調整し、3本のキャップスクリューでプレートを固定して、
ガタ(送りの固さ)を調整できる仕組みになっている。
残念であったが、往復台を縦に動かすと目視で判るほどのガタつきが確認できた。
ここは出荷前にもう少し調整して欲しかった点である。
往復台とベッド摺動面に段差があるにもかかわらず、平面のプレートで適当に押さえているので斜めに傾いて当たっている。
再調整の為に外してチェックしてみるとプレートの歪みと面粗度が酷く、まったく呆れてしまう様な品質の物である。
かの国でテキトーな端材で作ったのかと疑ってしまった。
下面で見づらいのだが、セットスクリューの突き出しを大きくするととりあえず平行に当たる様に調整できる。
しかし実際にはそんなことはお構いなしで、かなりいい加減な取付になっていた。
そんなこんなでプレートの一部しかベッドの摺動部に当たっておらず、部分的に擦れた跡が確認できた。
手持ちのSS400フラットバーの厚みと幅が素材としてジャストサイズだったので同じものを作って交換した。
隙間と段差を加味してミーリングし、加工面がベッド摺動面に均一に当たるように細工した。
再調整すると驚くほどにガタなく軽く動くようになった。
8.往復台ガタ調整プレートの交換 その2
ガタなくスムーズに動くようになったのは良いが、DRO化で往復台背面にプレートを付けているのでガタ調整時はプレートを外さないとキャップスクリューにアクセスできなくなってしまった。
以前、ヤフオクで往復台調整対策品として砲金製のテーパージブで左右から調整できるスグレモノが出品されていたのを思い出した。
出品は終了していたものの、出品者に問い合わせると1セット出品していただけた。
(以下は出品画像より転用)
出品者はプロの方なのか、細部まで素晴らしい出来で早速取り付けた。
もし、テーパーの厚みと本体との相性によっては取付面にシムの追加や、逆にブロックの削りの必要が生じるのでは、
と思っていたが全くの杞憂に終わった。
その様な事は織り込み済みの造りである。
往復台下面に固定するブロックにテーパー溝が付けられ、
同角度のテーパージブをキャップスクリューで左右にスライドすることで送り固さの調整が可能。
プレートと違いジブがベッド摺動面に均一に当たり、尚且つ調整が左右から容易にできる。
耐摩耗性に優れた砲金を使うなど、一石三鳥クラスのスペシャルパーツである。
DROユニットを取り付ける際はこの対策品を付けることを考慮していなかったが、天地の厚い
本品とユニットとは運よく1mmも無い隙間で巧く収まった。
同じパーツがhttps://youtu.be/fqIoqRx_Hk8にも見られるが、
ジブに溝加工が施されていたりと、入手した方が手の込んだ造りになっている。
続く






