6月になりましたね。
 
今年は梅雨入りが遅いとか。
 
気持ちよく晴れていると
 
メンタルも崩れにくい気がします。


 
 

 

こんにちは。

 

うつ病の治療をしながら

 

趣味の登山を再開して

 

・疲れないペースを守る

 

・疲れないための休憩をしっかり取る

 

・疲れたらしっかり休んで回復させる

 

ことが日々の生活でも

 

大切と気づいて実践し

 

うつ病の波とうまく付き合えるように

 

なったよしこです。

 

 

私の自己紹介とうつ病回復の記録はこちらを読んでねハチ
 
先日、X(Twitter)で
 
こういうポストを見ました。

 

 

激しく同意しちゃいました。

 

 

 

もちろん、うつ病と診断されて、

 

休養と服薬の効果が出て治る方も

 

おられます。

 

過去の私のように

 

うつ病のお薬を飲みながら

 

就労されている方もいます。

 

そして過去の私のように

 

布団から出られず、お風呂も入れず

 

大変しんどい思いを

 

している方もおられます。

 

 

 

こんな風に

 

うつ病には本当にいろんな段階があって

 

半年や一年くらいの休養や服薬では

 

完治しない事がほとんどじゃないかなと

 

私は思ってます。

 

回復してきて安定したと思っていたら

 

何かの拍子に病状が悪化することも。

 

(これも私は経験しました)

 

 

 

上記のポストに

 

「患者の希望をすべて奪ってしまうものです」

 

と書かれていますが

 

これは大げさではなくその通りです。

 

先の見えない暗いトンネルにいるような

 

そんな気持ちになってしまいます。



 

 

 

だから「うつ病が良くなること」を

 

日々探すし、努力だってします。

 

こういう時に

 

「うつ病は必ず治ります!」

 

と謳っている何かにすがるのは

 

当事者として危険だなぁと思います。

 

(でも、すがりたくなっちゃうよね)

 

 

 

私も8年前に

 

「うつ病は我慢と抑圧を取り除けば

 

治ります」

 

って断言されたことがあって


色々実践したけれど

 

今も服薬して体調の波や気分の波と

 

お付き合いしています。

 

 

 

「必ず良くなるから」って言われて

 

毎週1回、鍼灸院に通ったことも

 

ありました。

 

 

 

確かに、

 

・お風呂に入れない

 

・外に出られない

 

・人に会えない

 

みたいな状況に比べたら

 

今は格段に状態は良くなっています。

 

 

 

でも、治ったとは言えないのも事実。

 

「治らない自分が悪いのか」

 

と悩んだこともあるのだけど

 

色々調べるうちに

 

「簡単に治らないこともある」

 

という風に考えを変えることができ、

 

うつ病の自分を本当の意味で

 

受け入れることができたと思います。



 

 

 

うつ病と付き合いながら生きて行く。

 

そのために今、私に必要なことは

 

・福祉につながること

 

・障害年金を受給すること

 

だと考えて昨年は行動しました。

 

 

 

決して治すのを諦めたわけではないのです。

 

しっかり服薬して

 

気分の波のグラフもつけて

 

体が疲れ切らないように気を付けて

 

行動していても

 

どうしても寝込んでしまう日がある。

 

そういう体なんだから仕方がない。

 

 

 

「治るはずなのに治らないのは

 

あなたの努力が足りない」

 

みたいに言われるのは絶対に

 

違うと思います。



 

 

 

約1年半前にこんな記事を書いています

 

 


この時に私は自立支援を申請しました。

 

障がい者手帳や障害年金について

 

当時は「まだいいかな」


という気持ちでしたが

 

やはり私に必要なものだと思い

 

昨年申請したのでした。

 

 

 

上記の記事にとある精神科医の

 

論文を引用させていただいています。

 

精神医療の世界でも長らく

 

・うつ病は治るものだ

 

・うつ病が治らないのは

 何か外的な要因があるからだ

 

と、考えられてきたようです。

 

 

 

再度、論文を一部引用させて頂きます。

 

総じて、うつ病の長期化の原因を除去可能な外的要因に見る立場は、

患者がうつ病であるということは本来的なあり方ではないとし、

患者がうつ病者であり続けることを否定する傾向を持っている。

 

しかし、現実に多くの患者はうつ病患者であり続けるしかない。

むしろ、治療者はこの現実を直視する必要があるのではないであろうか。

そして、まずせめて治療者だけでも患者が

うつ病であり続けることを受け入れ、

患者がうつ病であることに安心していられるように

振る舞うべきではないのだろうか。

 

うつ病が回復しない原因を、治療者の診断や身体的治療、

患者の心理、家族などの問題などにさがして、

誰かの責任を問うよりは、

誰の責任でもない病の重さを共に担って行く

姿勢が求められるのではないであろうか。

うつ病であり続けねばならないという現実を共に悲しみつつも、

それを受け入れ、その上でうつ病に耐えて

どのように生活していくかを考え、

回復を待つことを忘れてはならないであろう。

 

 

論文の全文はこちらで読めます

 

 

 

 

精神科医

 

臨床心理士

 

公認心理士

 

心理カウンセラー

 

などなど、

 

うつ病に関わる可能性のある方は

 

「うつ病の回復には

 

時間を要するものである」

 

という共通認識を持って欲しいなと

 

当事者として思います。

 

 

 

また、当事者側も

 

「うつ病は必ず治ります」

 

と断言されていることには

 

慎重になった方がよいと私は思います。

 

「うつ病は病気ではない」

 

と、まで言っているところもありますが

 

うつ病は脳の機能の病気です。

 

私も一時期「病気じゃない」と

 

思ってたことがあったのですが

 

「治りたい」「良くなりたい」の一心で

 

現実がちゃんと見えていなかった…。

 

 

 

その体験を経ての今なので

 

経験は無意味ではなかったと思いますが

 

自分のうつ病について正しく理解せずに、

 

うつ病が治らない自分を責めていたことには

 

後悔もあります。

 

 

 

しっかり治療をしている限り

 

うつ病が長引くことは

 

何ら悪いことではないと

 

当事者はしっかり認識する。

 

そして自分を責めることなく

 

うつ病とうまく付き合いながら

 

日々の暮らしの中に

 

幸せを見つけられるといいと思います。



ご飯を美味しく食べられるのも幸せ😃


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