FM ACOUSTICS の世界とは | 禁断のKRELL

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ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。

 

 

 

 


ここでは(ハイ)レゾリューションシリーズの事だけ話している

 


何百万クラスのアンプは時として「世界が変わる」瞬間がある

 

 

FMはまさにその特別なアンプのひとつである

 

 

300Bシングルアンプのような音色、だが真空管パワーアンプのように
低域が軽かったりヤワではない。(ガッシリした低域の真空管もある)

 

 

FMのパワーアンプはまるで別なスピーカーに変身したような

ものすごいドライバビリティを持っている。

 

 

FM411は大きくて重たいウーファーを完全にグリップする。ピシリと微塵の揺らぎもなく

毅然とした盤石の安定感で、精密な鳴り方をする、審美眼がある人ほど驚く

 

 

如何にも「大きなスピーカー」といった鳴り方をするJBL4343が手玉に取られ、
まるで現代のハイエンド小型ブックシェルフのようにキビキビとした反応の良さで鳴り出す。

 

 

大口径ウーファーのモタ付きが気になる大型スピーカーを持っている人はなんとしても手に入れたくなる

 

 

他のハイエンドアンプとは別次元の駆動力

 

 

FMのような本当に駆動力のあるアンプはすんなりと音を出してくれる。これ見よがしなドライブ感ではない

 

 

FMのアンプは位相特性が優れている(高域と中域と低域のスピード感の揃い)

 

 

正直いってこんなに驚いたアンプは滅多にない!

 

 

FMは自社でカスタムパーツを開発し、汎用部品は徹底した測定とヒアリングで

選別をしている(つまり大量に処分する)そうすると音の純度が物凄く上がる。

100個発注したパーツの内15個しか使わない。

 

FMのプリアンプFM255のボリュームはアルプス電気の安物なので

使い倒しても問題ない。交換費用は部品代込みで一万円ちょっと、十数年前の値段

FM155は東京光音の2連 連続可変型ポテンショメータ A5kΩ 型番:2CP601 A5Kを

使っている2,000~2,700円くらいのもの。

 

FMはもともと1973年にアメリカ向けの業務用パワーアンプから始まったメーカー、
したがってスイス製だが馬力のあるパワフルなアメリカンサウンドである

 

 

FMのアンプは何十メートルもケーブルを引き延ばすアメリカの録音スタジオ向けの為に

高精度なフルバランス仕様で始めたのが定着している

 

 

FMのアンプはJBLなどのアメリカ製スピーカーに向いている

 

 

FMはダイナミックで力強い音

 

 

FMはものすごい瞬発力があり、強烈な打撃感が凄い!

 

 

古いFMほど馬力がありパワフルな音がする

 


FMのアンプにはキレがあり、ヌケがよく、パンチがある。

これらは往年の銘機でいえばカウンターポイントにはどれもないものだ。

 

 

FMから他のアンプに交換するとかなりしょんぼりする

 

 

FMは音像の実体感、音像リアリティーでは世界最強ランク

 

 

FMは音にリスナーの体を貫くような浸透力がある

 

 

硬質でかなりハリがありテンションの張った緊張感のあるサウンド

 

 

真空管アンプのような「濃い音質」

 

 

上手く使いこなせば空間表現のよさも兼ね備えている

 

 

高域寄りの音

 

 

高域に特徴があり、燦然と光り輝く音

 

 

高域がキラキラした"クールに感じる音"である

 

 

FM155+FM411は非常に爽やかな音である。トランジェント特性がいい

 

 

高域は明るい音色、だが音質基調には陰翳感がある

 

 

FMは明るい曲は明るく鳴ってくれるし、昏く陰翳のある曲はそういった雰囲気で鳴ってくれる。一本調子ではない

 

 

FM411は22kg FM711は25kg FM811は45kgのステレオアンプに過ぎないが、

信じられない事にムンドの260kgの巨大モノブロックやヴィオラの80kgの

アンプより鳴りっぷりが良い。
 


ホーンスピーカーにもっともマッチすると思う

 

 

個人的にJBLを鳴らし切れる最高のアンプ

 

 

スピーカーがブンブン唸る

 

 


FMは甘美な倍音成分が薫るひじょうに美しい音

 

 

 

FMの官能魔境に魅入られるとオーディオに人生をかける運命になるかもしれない

 

 

FMが気に入った人はずっとFMである

 

 

FMの価格は時価である。出荷価格は時期により異なる。上がることはあっても

下がることは少ない無いようだ

 


FMはプリアンプの維持費が高い。FM255から本格的な維持費が発生する

 

 

FMはパワーアンプの維持費はそれほどでもない

 

 

FMのパワーアンプは低インピーダンスSPに弱く高負荷ドライブするとプロテクションが

働いて落ちることが有る。超爆音ならできれば6~8Ωのスピーカーで使いたい。

 

 

黒い筐体やクラシックシリーズ(F-10B F-30B F-50B)はプロテクションが十分ではないので

低インピーダンススピーカーを高負荷ドライブするとパワートランジスターが飛びまくるので

スピーカーを選んだほうが良い。(筆者の所有していたF-30Bは保障期間二年間で6回の修理歴)

 

 

古いレゾリューションシリーズのモデルと比べて年式の新しい「同一モデル」では
音質が格段によくなっている

 

 

本当にいい製品は頻繁にモデルチェンジしない

 

 

プリアンプは同一モデルで三世代~パワーアンプは四世代のモデルがある場合もある

 

 

FMの音は「同じ音」のままだが、世代を重ねるごとに常に進化し続けている

 

 

マークⅡやマークⅡRになるとレンジ感やS/N比や鮮度感などが大幅に音質UPしている

 

 

FMは「古いモデルでもあまり音が変わらない」という人と、「全然別物というくらい

よくなっている」という人が居るが、後者が正しい

 

 

複数のFMを持っている人が多い

 

 

ハイエンド(精密型)の音、プリもパワーもパワフルだけど非常に精密な音

 

 

スピーカーの選択によっては聴き疲れすることがある

 

 

他にいいアンプはないが、強いて言うとプリアンプはLNP-2Lと CONNOISSEUR 3.0 4.0がFMと音が似ている

(ドライブ力と音の実体感においてのみですが)

 

 

FMは濃い音だが、浸透力のある不思議な透明感を感じさせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FMのパワーアンプに似たアンプは存在しない

 

 

波動のような霊妙な残響音に体ごと包まれる幻惑感覚。

 

 

FMはプリアンプとパワーアンプをFMで揃えて初めて完成する世界

 

 

大型スピーカーを鳴らしているならFMのパワーアンプから揃えるのがお薦め

 

 

FMはフォノイコやパワーアンプだけ使っている人が多い。プリの上位モデルがかなり渋めの音だからか?

 

 

FMのプリアンプとパワーアンプの音質に占める割合は50対50 (通常はプリ65%パワー35%)

 

 

FMは富裕層のオーナーが比較的多い

 

 

エントリーモデルのFM155はジャズとボーカル向き、上級モデルのFM255 FM266はクラシック向き

 

 

FMの社長で音決めを一人で行っているマヌエル・フーバーはクラシックしか聴かない人物である

 

 

筆者のお薦めのFMは FM155 FM411後期型

 

 

ハズレのFMは  FM111 FM115 FM245 FM214 F-10B F-30B F-50B 他