外資系金融機関で働く会計士の日記 -6ページ目

Budget

1ヶ月に及んだ来年の予算レビューがようやく終わった。自分がやるようになって2度目だが、事前のプランニングが拙く、正直上手くいったとはいえない。社長からも(はっきりとではないが)駄目だしをくらってしまった(泣)。


反省点も多い。


ガイドラインを固めないまま予算を作らせてしまった

各チームに予算削減目標を事前に与えなかった

スタートが月曜だったため、事前の準備が週末にかかり、十分にできなかった

などなど


次回は、


ガイドラインの設定(必須)

スタートを水曜日にして、火曜日のマネジメントミーティングを有効に使うこと(先の火曜日に概略説明をして、後の火曜日はまとめ)

予算ブックを精査して、削減のガイドラインを予め提供

データの持ち方を工夫して、増加・削減による影響を直ちに把握


営業費総額が数百億になる規模の会社なので、予算作成には全体を俯瞰することと細部に気を配ることの両方が要求される。タフな仕事のひとつだ。、実際の実行を行う来年度からこのとおりに予算を実行できるかどうかは、もっともうひとつネジをまいていけるかどうかにかかっている。まさに勝負はこれから。


それにしても連日の残業ですっかりくたびれてしまった。この3連休は大いに休みます。

見ため

人の印象は9割がた「見ため」で決まるそうだ。


かなり長いこと仕事でスーツを着ない生活をしていたのだが、去年くらいからポジションが変わってスーツを着用するようになった。手持ちのスーツは10年ほど前にアメリカで買ったものが数着。変わりばんこに着まわしていたが、生地がへたれてきて外見上よろしくない。


会社の近くのスーツ専門店に行って予算と色を伝えて10年ぶりに1着作ってみた。新しい服を着るというのは正直いい気持ち。そうそう予算は使えないが、10年前からは少々体型も変わってきており(泣)、少しずつ買い換えていくことにしよう。


今回、買い換えたスーツはネイビーのオーソドックスなもので、インタビューの時は必ず着て行った、いわば勝負服だった。これまでいくつかの内定を勝ち取ってくれたスーツなので、惜しい気もするが感謝の気持ちで手放すとしよう。

ちょっといい話

先日、江戸川の河川敷に車を止めて散歩をしていた。河川敷のグラウンドで小学生がサッカーをしていたので、見るとはなしにゲームを見ていると、見知らぬ人がこっちへ近づいてくる。


何だ?といぶかしげにしていると、おもむろに手を差し出し、「これあなたの鍵?」


確かに自分のキーホルダーだった。


なんでも近くを散歩していたら落ちていたキーホルダーを見つけ、ついていた車の鍵のマークをみて、それっぽい車の近くにいた自分にわざわざ声をかけてくれたのだった。


そんなもの落としていたなんて露ほども思っていなかったので、恥ずかしいやら恐縮するやらで、これ以上ないくらい御礼を言った。見つからなかったら車も運転できないし、家にも入れなくなるところだった。


助かった。心からそう思えた日だった。拾ってくださった方に、ただ感謝である。