その日、僕は不思議な光景を目の当たりにした
東京に越してきて7年
元来のラーメン好きな僕は引っ越し早々有名なラーメン屋さんを食べ歩いてきた
大崎の六厘舎や足立区の田中商店、江東区の吉左右等はよく行った方で
なぜか本店は行ってなかったけど、草加や町田の大勝軒には通ってたな
そんな僕が二郎に通うようになったのは3年ほど前 (*1)
とかくルールが細かいとか、量が多いとか噂の多い二郎
都内のインスパ系に通ったり
ネットでジロガーと呼ばれる人たちのブログをみて勉強したっけ
今では札幌以外のお店はとりあえず一通り回ったけど
いまだに緊張するよ
なんせ、二郎だもんな
この日は都内で商談があったり、午前中バタついたりで
ようやくお昼が食べられたのは14時半過ぎ
訪問先の近場で通し営業の神保町に行ってみた
でもやっぱり緊張する
到着時12人程度の待ちだったから、神保町にしては並びは少な目かな (*2)
でも、店頭にこんな張り紙が貼ってあるなんて
オイオイ、店内だけでなく、行列中も緊張を強いられるのかい?
勘弁してくれよ~
単純なマナーだと思うよ
神保町と言えば、麺量が多い事で有名で
5人づつ総入替制を導入しているお店 (*3)
4席空いた時点で助手さんに入店を促され
食券を買って、水汲んで席に着く
ふと横を見ると、高校生らしい学生がふぅふぅ言いながら悪戦苦闘中
「オイオイ、大丈夫かい」
なんせ、ここは二郎
山の手線沿線には、接客より進行を優先するってお店もあると聞く (*4)
このままだと、この子も助手さんに
「残してもいいですよ~」
とか
「次の分、できちゃったんで」
とか言われて、自発的退席を強いられちゃうんだろうな
でも、あれって言われる方は結構クルと思うんだよな
大丈夫かな?
おっ、麺上げが始まったぞ
そろそろ本格的にやばいぞ、少年‼
頑張れ、もう少しだ‼
そんな僕の心の声が聞こえたわけでは無いだろうが
何とか頑張って食べ終えて
丼をカウンターに戻して、その子は去っていった
その頃にはすべての麺上げが終わっており
順番にトッピングの確認が始まっていた
「さぁ、緊張の瞬間だ」
と身構えた時
僕はその瞬間を確かに見たんだ
麺上げがすべて終わり
ヤサイやら豚やらのトッピングを載せるタイミングで
なぜか店主が、麺をゆで釜に投入したんだ
「オイオイ、こんなに早く麺投入するのか?」
と思ったら何かがおかしい
店主は一掴み分、おそらく1玉分だけ入れていた
もう一つおかしな事があったんだ
少年が去った後、僕の隣に座ったこのロット最後のお客
仮にNo.5と呼ぼうか
ちなみに僕はNo.4さ
僕へのトッピング確認があった直前に彼は座ったんだから
着席してすぐに確認があってしかるべきなんだ
でも、僕が食べ進めても中々確認が無いんだよな
ヤサイを食べ進め
二郎48手の一つ、「天地返し」を施した頃にようやく店主が隣のNo.5に (*5)
「ニンニクは~?」
って
なんでこのタイミング?
どうやら、つまりこういう事らしい
明らかに苦戦している学生さんに最大限時間を取らせ
麺上げした直後に1人前だけ投入
No.5の分だけ別途新たに準備する
いや、待てよ
その場合、元々作ってあった1杯分を捨てることになる
見込みで作ることが多い二郎ではタマに見かける光景だが (*6)
今回は僕は破棄の瞬間を見てないぞ
つまり
麺は5人分投入したが
実は4人分しか作ってない‼
どおりで麺量が多いわけだ
この日僕が頼んだのは
ラーメン麺半分、生卵、そのまま
麺量に定評のある神保町でも半分なら余裕だと思っていたのに
なんだか麺が多いと思ったんだよ‼
なるほどね~
結局11分かかって完食
間違いない‼
絶対、麺半分じゃなかったよコレ‼
しかし、とかく噂の多い二郎でも
そんな気配りが実はあるんだと思ったら
なんだか、嬉しくなってきたよ
嬉しくて完飲しようかと思ったけど
寸前で止めといたよ
こんな気配りが出来て
量は多いし、味は絶品
気持ちよく食べられるお店だね
二郎、神田神保町店
又、来るよ‼
ご馳走様~
<注釈>
(*1)
筆者が初めて二郎に行ったのは、2013年3月21日、ひばりヶ丘店
(*2)
神田神保町店は行列の長さでも有名なお店
長いときは靖国通りまで至り、30名以上待ちもざら
(*3)
神田神保町店はカウンター席のみの10席
半分づつの5名分を1ロットとして、調理されています
(*4)
あえて、どことは書きませんが
メルマガが独創的で有名なお店です
(*5)
二郎、40年以上の歴史の間に開発されたあまたある秘技の一つ
他には、「天空落とし」、「BPTO」、「ナマキントライアングル」、「バッタ食い」等があるらしい
(*6)
横浜某店や江東区某店でタマに見かける光景
横浜某店の場合はあくまで進行重視の結果
江東区某店はよくわからない事が多い
間違いない‼
絶対、麺半分じゃなかったよコレ‼
しかし、とかく噂の多い二郎でも
そんな気配りが実はあるんだと思ったら
なんだか、嬉しくなってきたよ
嬉しくて完飲しようかと思ったけど
寸前で止めといたよ
こんな気配りが出来て
量は多いし、味は絶品
気持ちよく食べられるお店だね
二郎、神田神保町店
又、来るよ‼
ご馳走様~
<注釈>
(*1)
筆者が初めて二郎に行ったのは、2013年3月21日、ひばりヶ丘店
(*2)
神田神保町店は行列の長さでも有名なお店
長いときは靖国通りまで至り、30名以上待ちもざら
(*3)
神田神保町店はカウンター席のみの10席
半分づつの5名分を1ロットとして、調理されています
(*4)
あえて、どことは書きませんが
メルマガが独創的で有名なお店です
(*5)
二郎、40年以上の歴史の間に開発されたあまたある秘技の一つ
他には、「天空落とし」、「BPTO」、「ナマキントライアングル」、「バッタ食い」等があるらしい
(*6)
横浜某店や江東区某店でタマに見かける光景
横浜某店の場合はあくまで進行重視の結果
江東区某店はよくわからない事が多い












