『ミッション・インポッシブル』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督 ブライアン・デ・パルマ 1996年

主な登場人物(俳優)役柄

イーサン・ハント(トム・クルーズ)IMFが誇る凄腕スパイ。

ジム・フェルプス(ジョン・ヴォイト)IMFのリーダー。

クレア(エマニュエル・ベアール)IMFの一員でジムの妻。

クリーガー(ジャン・レノ)IMFを解任された男。

ルーサー(ヴィング・レイムス)IMFを解任された天才ハッカー。

サラ・デイヴィス(クリスティン・スコット・トーマス)IMFの工作員。

ハンナ・ウイリアムズ(インゲボルガ・ダクネイト)IMFの一員。

ジャック・ハーモン(エミリオ・エステベス)IMFの一員のハッカー。

キトリッジ(ヘンリー・ツェニー)CIA職員。

フランク・バーンズ(デイル・ダイ)キトリッジの部下。

アレクサンダー・ゴリツィン           (マーセル・ユーレス)プラハの米国大使館員。裏切者。

マックス(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)NOCリストを狙う武器商人。

ウィリアム・ダンロー(ロルフ・サクソン)NOCリストの技術者。

マックスの手下(アンドリアス・ウイスニウスキー)マックスの手下。

 

 〔キエフ〕

酒場で飲んで気づいたら、ホテルの一室で女性が血を流して死んでいたと言う男に、髭の男がミンスクのスパイはミディエフ・ディミトリーと自白させ、毒殺する。髭の男はイーサン・ハントの変装で、女性は薬で仮死状態のクレア、ホテルの部屋はセットで、隣の部屋でIMF工作員ジャック・ハーモンが監視していた。

(タイトル『MISSION:IMPOSSIBLE』。オープニングクレジット)

秘密工作機関IMFのボスであるジム・フェルプスは、飛行機内で客室乗務員から映画を勧められる。映画のビデオテープは任務の指令で、「プラハの米国大使館員アレクサンダー・ゴリツィンが、東欧に潜入しているCIA諜報員のリストNOCの暗号名半分を盗んだ。彼はもう半分の実名リストを明晩のパーティーで盗み出す。使命は盗みの現場の証拠写真を撮影し、情報の買い手と共に逮捕する事。仲間は工作員サラ・デイヴィス、ハッカーのジャック・ハーモン、監視役ハンナ・ウイリアムズ、輸送担当のジムの妻のクレア、リーダーのイーサン・ハント。君らが逮捕あるいは殺されても、当局は関知しない」と伝えると、そのテープは自動的に消滅する。

〔プラハ〕

プラハのアジトで、ジムがIMF工作員、イーサン、ジャック、サラ、ハンナ、クレアに作戦を指示する。ゴリツィンがリストを盗む現場を撮影して尾行し、買い手と一緒に捕らえる。イーサンは変装して大使館の客としてパーティーへ。サラはワシントンから派遣された外交連絡員で、イーサンと共に行動する。会場でゴリツィンをハンナが監視する。ジャックはエレベーターシャフトで指紋照合を操作。クレアは車で外に待機し、ゴリツィンが出てきたらハンナと追う。ジムが中止を指示したら、即時全員引き上げ、午前4時にここに戻る。リストが外部に出たら、東欧に潜入している情報員が、正体を暴かれ消される。ジムがアジトから指令を出す。

ジャックがサラにカメラと無線付き眼鏡を渡す。イーサンは休暇中の公聴会議長ワルツァーに変装する。ジャックがイーサンにガム状の爆薬を渡す。

パーティー当日、ジムの指示でIMFのメンバーは大使館に潜入する。サラがゴリツィンに香水のスプレーでマーカーを点け、ハンナが眼鏡でマーカーを見て監視する。ワルツァー(イーサン)を案内した外交連絡員役のサラは、立ち入り禁止域に指紋認証で入ろうとし、ジャックが偽の指紋認証のデータを送って「照合確認。侵入許可」にする。

イーサンとサラはエレベーターで立ち入り禁止区域に入り、カメラ付き眼鏡を仕掛ける。ゴリツィンも立ち入り禁止区域にやって来るので、ジムがエレベーターのドアを開け、エレベーターの下に隠れる。ゴリツィンがデータを盗む現場の撮影に成功する。イーサンは変装を取り、エレベーターの下を通ってサラと外に出る。ハンナは車に向かう。

エレベーターが勝手に動き、上に乗っていたジャックが上部に衝突して死亡する。ジムがイーサンの所に向かう。ゴリツィンもエレベーターの下を通って外に出る。橋を通っていたジムが、尾行されているので作戦を中止すると言う。納得できないイーサンは、サラにゴリツィンを尾行させ、イーサンは橋に向かう。ジムは無線を切るように指示。その途中、ジムは何者かに撃たれ、イーサンに連絡すると川に転落する。

イーサンはサラに中止を連絡するが、無線が切られていた。ハンナが乗ったクレアの車が爆破される。サラはゴリツィンがナイフで殺されるのを目撃。イーサンが駆けつけると、サラもナイフで殺されていた。ゴリツィンはディスクを持っていなかった。警察が船でやって来たので、イーサンは逃走する。

イーサンは公衆電話からCIAのキトリッジに電話し「チームが全滅した。ゴリツィンも死に、ディスクは奪われた。敵は我々の動きを読んでいた」と動揺して知らせる。キトリッジは「1時間後にグリーン地点に迎えに行く」と伝える。キトリッジはプラハにいた。

イーサンはキトリッジとレストランで落ち合う。消沈したイーサンに、キトリッジが新しいパスポートとビザを渡し、カナダ経由でCIA本部に脱出するように指示する。イーサンは、大使館にIMFの別チームがいて、イーサンのチームを監視していた事をキトリッジに問う。キトリッジはとぼけるが、イーサンはレストランのウエイター、客も別チームだと見抜く。

キトリッジは「2年前からIMFの作戦が外部に漏れ始めた。内通者がいるらしい。最近チェコの武器商人マックスの暗号文書を解読したところ、彼は我々の工作員を買収してNOCリストを盗ませていた。この作戦は<JOB(ヨブ)3-14作戦>と言い、ゴリツィンが盗んだリストは偽物で、本物はCIA本部にある。ゴリツィンはCIAの手先で、内通者を見つけ出す作戦だった」と教える。キトリッジは、唯一生き残ったイーサンが内通者だと断定し、その証拠に、最近イーサンが父の農場を買い戻し、彼の銀行口座に12万ドルが振り込まれた、と教える。イーサンはガム状爆薬でレストランの巨大水槽を爆破し、逃走する。

イーサンはアジトに戻ると、濡れ衣をはらすためインターネットで、キトリッジの言った作戦名「JOB3-14」のファイルがないか調べるが、なかった。本棚にある聖書を目にして「ヨブ記3章14節」を見ると「代々の王と重臣たちが築いた宮殿は、今は虚しい廃墟」と言う文章を見つける。彼はJOB(ヨブ)を内通者のコードネームと仮定し、マックスにヨブを装って「ブツは偽物。大至急会って、相談したい」とメールを送る。

アジトにケガをしたジムがやって来て「なぜ助けに来なかった」と言うが、幻覚だった。

アジトに爆破された車に乗っていたはずのクレアが来て、イーサンが銃を向ける。クレアは無線を聞いて橋に向かったと話す。イーサンはクレアを信用せず、「誰の命令で来た?」と身体検査をする。クレアは「作戦が中止になったら、午前4時にここに戻る事になっていたので来た」と説明する。

イーサンはクレアに「俺が皆を殺したと思われている。僕の銀行口座に金が振り込まれている。キトリッジは僕が武器商人のマックスに買われ、NOCを狙ったと思っている。」と話す。クレアにイーサンは「暗号を奪う。裏切り者はヨブで、暗号を手に入れたら現れる」と話す。

イーサンのパソコンにマックスから、ヨブ宛の返信メールが届く。「午後1時にネカザンカ通りの角。ダンヒルの煙草を買い、ベンチの男に火を借りろ」と指示があった。

イーサンは指示通りに男に火を借りると、車に乗せられ、目隠しされる。彼らのアジトでマックスに会ったイーサンは、目隠しを取るように頼むと、マックスは女性だった。マックスはイーサンがヨブでないことを見抜いていた。イーサンはマックスに「15万ドル欲しい。ヨブから買ったディスクは偽物だ。使えは位置を知らせ、CIAがやって来る」と教える。マックスは「信用できない」と言うと、イーサンは「試してみろ」と言う。

ディスクをパソコンに入れると、すぐにワゴン車でCIA職員がやって来る。マックスとイーサン達は隣の建物に避難する。キトリッジ達が部屋に入ると、もぬけの殻だった。キトリッジは、イーサンがやって来る罠を仕掛けると言う。

マックスはイーサンに感謝する。ヨブとの取引は600万ドルだったので、マックスはイーサンに全世界のNOCリストを600万ドルで持ちかける。イーサンは1000万ドルと、取引の場にヨブを出席させることを要求する。

イーサンはアジトに帰り、クレアに「NOCリストとヨブを交換する」と話す。クレアはイーサンの拳銃の銃弾とカートリッジ、モニター付きのヴィスコ・メガネ、パスポートを準備し、「あなたが、私も追われる身だと言った。夫の仇をとりたい」と言う。イーサンは追放者名簿から協力者を選ぶ。

イーサンとクレアは、タフガイのクリーガーと天才ハッカーのルーサーを仲間に加える。イーサンは「チームは4人。ヴァージニア州ラングレーのCIA本部から情報を盗みだす」と話す。ルーサーが渋ると、イーサンは「ハッカーの頂点に立てる」と言う。ルーサーは「人工情報リスク・チップ付きの686型コンピューターが必要だ」と言う。クリーガーは「24時間で調達する」と言う。

ルーサーは「遠距離からアクセスできない。侵入するには俺も現場に行き、ターミナルを操作する」と言う。イーサンは「そんなのは序の口だ。ターミナルは金庫室の中。入室できるのは技術者1人で、数段階の警備チェック。まず、声紋チェックと6桁のアクセス・コード。控室で網膜スキャン。ダブル・エレクトロニック・キーで警報装置を解除する。技術者が不在の時には、3つの監視システムが作動する。音声探知機は囁き声で警報が鳴る。温度変化探知装置は侵入者の体温で室温が1度上がっても防犯装置が作動する。室温は床から10メートル頭上のエアコン・ダクトが調整している。ダクト口にはレーザー・ネット。床には圧力変化の探知装置。少しでも重量が加わると警報が鳴る。1つでも反応すると、コンピューターは自動ロックされる」。ルーサーは「それを破れると思うのか?」と聞くと、イーサンは「破ってみせる」と答える。

 〔ラングレー〕

 CIA本部に消防車が向かう。ルーサーは消防車内からのシステムをハッキングし、21区で火災報知機が鳴ったと偽装する。消防士に扮装したイーサン、クリーガー、クレアがCIA本部に侵入し、警備員の案内で21区に向かう。クレアは途中の部屋に隠れ、イーサンと、ルーサーは金庫室の隣の21区の備品室へ入る。

 キトリッジは、イーサンが仲間を集めている事に気づき、何のための人集めか疑問に思う。

クレアは職員に変装して、食堂にいたNOCリストの技術者のコーヒーに薬を入れる。さらに技術者の背広に発信機を付け、ルーサーが居場所を把握できるようにする。

警備員が、消防士が一人足りない事に気づき、イーサンが警備員を気絶させる。クリーガーが警備員を殺そうとするが、イーサンが止める。

イーサンとクリーガーは、備品室の天井の垂直の通気管を磁石で登り、その後金庫室に進む。天井のダクト口のレーザー・ネットをプリズムで屈折させ、金網のネジをマジックハンドで外し、金網を外す。天井のダクト口から、クリーガーが支えるケーブルに吊るされたイーサンが降下する。

イーサンが降下途中で、技術者が金庫室に入って来る。イーサンは上から技術者がパスワードを入力するのを見る。技術者はクレアが入れた薬が効いて、ゴミ箱に嘔吐し、金庫室から出てトイレに行く。技術者は何度も嘔吐する。

再びイーサンが降下し、パソコンにパスワードを打ち込む。画面にNOCリストが表示される。イーサンはディスクにコピーする。室温が徐々に上昇する。

ロープを引く限界に近づいたクリーガーの所にネズミがやって来て、クリーガーがロープを一瞬離し、イーサンは床ぎりぎりで止まる。イーサンの汗が床に落ちそうになり、手で受け止める。

技術者は金庫室に戻ってくる。イーサンはディスクを抜き出し、クリーガーがロープを急いで引くが、ロープが擦れる音が限界に近づく。イーサンが天井のダクト口に戻るが、クリーガーが誤ってナイフを落とす。ナイフが机に刺さる音がした瞬間に、技術者が金庫室の扉を開く音がする。技術者がナイフを見つけて不審に思い、天井を見上げるが、ダクト口には金網があり、レーザー・ネットも正常。パソコンを点けると、ファイルが複写されていた。

イーサンは通気口で発煙筒をたき、火事に見せかけて、イーサン、クリーガー、クレアがCIA本部から脱出する。

 キトリッジはリストが盗まれたことを部下のバーンズだけの秘密にする。技術者はアラスカに飛ばされる。

 〔ロンドン〕

アジトでイーサンは聖書を見ながらマックスにメールを送る。クリーガーも一緒に行くと言うが、イーサンは反対する。クリーガーが本物のディスクを持っていると言うが、イーサンは2枚あると言う。クリーガーがディスクをごみ箱に捨てる。

イーサンは、聖書がシカゴのドレイクホテルの物であることに気付く。ジムが大使館の任務前に、ドレイクホテルに泊まっていると言っていた事を思い出す。イーサンはゴミ箱からディスクを拾う。クリーガーが持っていたのが本物のディスクだった。イーサンはルーサーに預け、売ると見せかけると話す。

 ニュースで、イーサンの母と叔父が麻薬密売容疑で逮捕されたと報じる。キトリッジの仕業だと思ったイーサンは、キトリッジに公衆電話から電話をかけてわざと逆探知させ、自分がロンドンにいることを知らせる。

電話をかけたイーサンに、死んだはずのジムが痛々しい姿で現れ、イーサンは驚く。ジムは、翌日プラハのアジトに行ったら空き家で、それからずっとイーサンを探していたと言う。ジムは、自分を撃ったのキトリッジだと教える。イーサンは、キトリッジが裏切り者だとすると辻褄が合うと納得する。

だがイーサンは、ジムがエレベーターを操作してジャックを殺し、ジムを撃ったのはジム自身。ゴリツィンとサラを刺殺したのは、同じナイフを持つクルーガーだと推理する。ハンナの死はクレアが車を爆破したと推理するが、これもジムが爆破したと推理し直す。

イーサンは「なぜだ?」と問うと、ジムは「冷戦は終わったのが原因だ。敵から隠す機密は無くなり、スパイ作戦は消滅した。諜報員は過去の異物。キトリッジを追い詰めてやる」と言う。イーサンは「追う必要はない。彼が追って来る。こっちには完全なNOCリストがある」と教える。そして「明日、パリ行のTGVユーロスターでマックスに会う。リストを売れば、俺にヨブを引き渡す約束だ。クレアとルーサーが同行して、クリーガーがヘリを用意してパリで待機している」と話す。ジムは「クレアには、全てが終わるまで、私の事は秘密にしてくれ」と頼む。イーサンは了解する。

イーサンはマックスに「明日正午発TGV席27番。ヨブを連れてこい」とメールする。イーサンがクレアに「いよいよ明日だ」と伝えると、クレアはイーサンの手を取り、キスする。

ロンドンにヘリコプターで、キトリッジとバーンズが来る。CIA職員がキトリッジに手紙を渡す。正午のTGVの切符2枚とテレビ時計が入っていた。キトリッジとバーンズはロンドン駅に向かう。

TGVの列車内でイーサンはマックスに電話し、座席の下にディスクがあると教える。マックスが受け取り、部下がパソコンで確認すると本物だった。マックスは「金は荷物車両の銀のブリーフケース、合わせ番号は314。ヨブは金を取りに行けば現れる」と教える。

マックスの部下はディスクのデータを送信できず、もうすぐトンネルなので焦る。通路の反対側の席でルーサーが、妨害電波を発信していた。キトリッジとバーンズが列車内を点検して回り、クレアとルーサーは隠れる。ルーサーが席から離れたので、ディスクのデータの送信が始まる。マックスの部下が、ルーサーが逃げ込んだトイレのドアを開けようとしていたが、キトリッジを見て逃げる。キトリッジがバーンズにドアを開けさせる。

クレアが荷物車両に行くと、ジムがいた。クレアは、イーサンを殺さず金だけ盗ってキトリッジに逮捕させるように言う。ジムは、クレアの陰謀を確認するためのイーサンの変装だった。そこに本物のジムが現れ、イーサンに銃を向ける。やはりヨブの正体はジムで、ジムとクレアが共謀して大使館で仲間を殺し、イーサンを騙していた。ジムが「いつ気づいた?」と聞くとイーサンは「ドレイクホテルの聖書を見た時からだ」と教える。

ジムに脅されたイーサンは、1000万ドルの金をクレアに渡す。イーサンは「クレアにはただ1つ誤算があった」と言って、カメラ付き眼鏡をかける。その画像をキトリッジがテレビ時計で見る。イーサンは「まずい人に見られたぞ。諦めろ」と言う。ジムはイーサンに銃を向けるが、それを止めたクレアを銃で撃ち殺し、イーサンを殴り倒す。

ジムは荷物車両の天井を開け、列車の屋根に出て、磁石吸盤で這って逃げる。クリーガーがジムを回収するため、ヘリコプターで列車に近づく。列車の屋根の上のイーサンは、時速320キロの高速で走行する列車の強風の中、ジムに近づく。ユーロトンネルが近づく。イーサンは、クルーガーがジムに降ろしたワイヤーの先を、列車に固定する。列車に引かれ、ヘリコプターはユーロトンネルに突入する。

トンネルに入り、マックスの部下はディスクのデータを送信できなくなる。

ジムはイーサンを突き落とし、ワイヤーを外す。列車の側面にしがみ付いたイーサンは、すれ違う列車が来る寸前に屋根に身をひるがえす。ジムはヘリコプターのソリにしがみ付く。

クルーガーはヘリコプターの回転翼でイーサンを切ろうとするが、尾翼がトンネルの天井と接触したので止める。イーサンもヘリコプターのソリに飛び移る。イーサンはガム状爆薬をヘリコプターのフロンガラスに張り付ける。ヘリコプターが爆発し、爆風でイーサンはTGVの車体にしがみ付く。列車が急停止し、ヘリコプターの残骸が列車に近づく。イーサンの喉元ぎりぎりでヘリコプターの回転翼が止まる。

列車内ではルーサーとキトリッジが、マックスからディスクを回収し、逮捕する。

テレビのニュースでは「ヘリコプターが高度を失い、トンネルに吸い込まれてパリ行きの高速列車と接触。パイロットは死亡。列車の乗客は無事」と報じる。

 イーサンはルーサーに「母親と叔父は、なぜ麻薬業者に間違えられたのか、不思議がっていた」と話す。ルーサーはIMFに復職する。「君も戻れ」と言われたイーサンは「もう嫌になった」と断る。

 飛行機に乗っていたイーサンは、客室乗務員から映画を勧められる。

 (エンドクレジット)

(写真は「IMDb」「映画com」より)