第51話「葦を啣む」ネタバレの詳しいあらすじ
主な登場人物(声優)役柄
【都立呪術高専】
伏黒 恵:ふしぐろ めぐみ(内田雄馬)都立呪術の高専1年生。2級呪術師。伏黒甚爾の息子。
禪院真希:ぜんいん まき(小松未可子)都立呪術高専2年生。4級呪術師。術式を持たない。
禪院 真依:ぜんいん まい(井上麻里奈)呪術高専の京都校の2年生。真希の双子の妹にあたる。3級呪術師。無から物体を作る術式「構築術式(こうちくじゅつしき)」を使う。
【呪術高専京都校】
西宮 桃:にしみや もも(釘宮理恵)呪術高専京都校3年生。術式は「付喪操術(つくもそうじゅつ)」呪力が篭もった愛用の箒を自在に操ることができる。
【禪院家】
禪院直哉:ぜんいん なおや(遊佐浩二)特別1級術師。直毘人の息子。「投射呪法」の使い手。禪院家最強の術師集団「炳(ヘイ)」の筆頭。
禪院 扇:ぜんいん おうぎ(園部啓一)直毘人の弟で真希・真依の父。特別1級呪術師。術式は炎を放出する「焦眉之赳(しょうびのきゅう)」
禪院 甚壱:ぜんいん じんいち(白熊寛嗣)特別1級呪術師。「炳」に所属する術師。甚爾の兄。巨大な拳を複数顕現させて攻撃する術式を持つ。
禪院 蘭太:ぜんいん らんた(千葉翔也)「炳」に所属する術師。礼儀正しい青年。
禪院 長寿郎:ぜんいん ちょうじゅろう(武井和歩)「炳」に所属する術師。年齢不詳の老人。岩石を操り、地面から巨大な手を作って攻撃する術式を持つ。
禪院 信朗:ぜんいん のぶあき(田所陽向)術式を持たない禪院家男児が入隊を義務付けられる「躯倶留隊(くくるたい)」の隊長。
禪院真希が禪院家に帰ってくると、禪院直哉が「呪術も使えない。呪霊も見えない。顔もぐずぐず。昔みたいにまたいじめてやろうか」とバカにする。
真希は母が止めるのを聞かず、禪院直毘人の遺言で当主になった恵の許可で忌庫を開ける。
禪院甚壱が禪院直哉に「全財産を伏黒恵に譲るのは、俺たちも納得できない。伏黒恵は五条家だけでなく、加茂家の次代当主。理由もなく消せば、立場を悪くするのは禪院家。総監部の通達「二、五条悟を渋谷事変共同正犯とし、呪術界から永久追放かつ封印を解く行為も罪と決定する」を利用し、五条悟の解放を企てた謀反者として、伏黒恵、真依、真希を誅殺する」と話す。発案者は扇だった。
忌庫の中には真希の父・禪院扇と、扇に斬られた真依がいた。扇は「ここに呪具はない。お前たちの動向を見越して空にしておいた」と言う。真希は組屋鞣造の傑作呪具「竜骨」(刃で受けた衝撃と呪力を蓄積し、峰から噴出する)を取り出す。扇は秘伝「落花の情」(纏った呪力により触れたものを迎撃する領域対策「落花の情」を居合に転用)を展開する。扇は「なぜ前当主が私ではなく、直毘人だったか知っているか?」と言って、刀を抜く。真希が「竜骨」で刀身を折るが、扇は折れた刀で真希を斬る。扇は「それは子供のお前たちが出来損ないだからだ」と教える。
扇は真希と真依を引きずり「刀身を折り、間合いを縮めたと判断し、深く踏み込んだな。だからお前はダメなんだ。私は剣士でない、術師だ」と言い、「術師として唯一つ兄に後れを取ったのは、子供の出来。子が親の足を引くなど、あってはならない」と言う。真希は「この国では、足の引っ張り合いが美徳だ」と言い返す。
扇は真希と真依を、2級以下の呪霊を無数に飼っている、訓練と懲罰に使われる部屋に置いて去る。
真依が真希に這い寄り「いつかこうなるんじゃないかと思っていた」と顔を触り「最悪」と呟く。
真希が気づくと、波打ち際にいた。隣にいた真依は真希に「私の術式は、大きいものや複雑なものは作れない。これ作ったら私は死ぬから。後は一人で頑張りなさい」と言って、水に入る。真希は止める。真依は「何で術師にとって、双子が凶兆か。1卵生双生児は、呪術では同一人物とみなされるから。あんたが血反吐吐いて努力して、強くなりたいと願っても意味がない。私は強くなりたくないから。あんたが術式を持っていなくて、私が持っていても意味がない。私がいる限り、あなたは一生半端者だ」。真依は、これだけは置いていくと言って、釈魂刀のレプリカを渡し、「呪力も何もかも、私が持って行ってあげるから。1つだけ約束して。全部壊して」と言い残す。
訓練と懲罰に使われる部屋で、真希は真依の名を呼ぶが、手に釈魂刀を握って死んでいた。2人の周りにはたくさんの呪霊がいた。
扇は呪霊の消滅反応を感じ、術式解放「焦眉之赳」を発動する。扇は刀をふるうが、真希に頭を切断されて死ぬ。真希は「真依、始めるよ」と呟く。
警鐘が鳴らされる。禪院甚壱に禪院蘭太が「真希が乱心した。扇を殺害。現在、躯倶留隊が処理に当たっている」と知らせる。
躯倶留隊隊長・禪院信朗が「俺が着く前に、引っ捕らえろ」と指示する。噸の間で、真希は躯倶留隊(くぐるたい。術式を持たない禪院家男児が入隊を義務付けられており、「炳」の下部組織として武芸を叩きこまれる)に取り囲まれるが、2本の呪具(「竜骨」と「釈魂刀」)で次々に斬り殺す。禪院信朗が噸の間にやってくると、躯倶留隊全員殺されていた。
長寿郎の術式で、巨大な両手のような岩が地面から持ち上がり、真希を捕まえる。手から血がこぼれ、手が閉じる。
炳(高専資格条件で準1級以上の実力を認められた者たちで構成される、禪院家最強の術師集団)が来る。禪院信朗と禪院長寿郎が真希と戦い、2人とも首を斬られる。両手のような物が崩れる。
蘭太が術式で真希を止めようとするが、止められない。真希は「不知火型」に体が強化し、禪院甚壱がこぶしを複数個出して戦うが、やられる。禪院甚壱と戦う。
血が噴き出した蘭太が「やりましたね、甚壱」と呟き、死ぬ。真希が甚壱の首を池に投げ捨てる。
「炳」筆頭の直哉が来て「酷いな。人の心がないのか」と言う。真希は「あいつが持って行った」と答える。直哉と真希が殴り合う。直哉は「お前は、甚爾君じゃない。誰も甚爾君を理解していなかった。多分悟君を除いて。あっち側に立つのは俺だ」と戦う。
投射呪法は過度に物理法則や軌道を無視した動きは作れない。速度も術式発動時の加速度には上限がある。逆に術式を重ねれば重ねる程、出せる速度は上がっていく。
直哉は最高速度を出す。投射呪法発動中の掌に触れたものも、24分の1秒で動きを作らねばならず、失敗すれば1秒フリーズする。
直哉は真希に触れる。「あばら砕けてでも、俺の攻撃を受けて動きを止めるつもりだったのだろう。そんな誘いにのるか。お前は偽物だ」と攻撃する。真希は「24回だろう。直毘人爺もお前も、速いだけじゃない。違和感があった。1秒に24回動きを刻んでいた。この体になってようやく見えた」。真希は直哉を叩き、踏みつけ、頭蓋骨を砕く。
真希は屋敷で母を探す。真希は母に「あの時、どうして戻れと言ったの?」と聞く。母を斬り殺す。
直哉は生きており「詰めが甘い」と這っていた。真希の母が直哉を刺し殺す。母は「産んで良かった」と呟く。
箒を持った西宮桃が、真依の遺体を持った真希を迎える。真希は「後は頼む」と言って、真依を置いて去る。桃は「これからどうするの?」と聞く。
「その日、禪院家に不在だった「炳」6名。「灯」9名。「躯倶留隊」21名が間もなく非業の死を遂げる。現場に残穢は確認されず、遺体の傷口からは凶器の呪具のものとみられる呪力が微かに検出された。後日、五条家および加茂家から呪術総監部に対し、禪院家の御三家除名が提議され、総監はこれを保留としている」
真希は禪院家を去る。
第51話「葦を啣む」ネタバレの感想
本話では禪院真希が禪院家の当主になった伏黒恵の許可を得て、忌庫に呪具を取りに来る。すると、忌庫の中には真希の父・禪院扇と、扇に斬られた真依がいた。真希は扇と戦うが、瀕死の重傷を負う。親子で戦わなければならないとは非情と言うか、扇の身勝手だろう。真依は無から物体を作る術式「構築術式」で「釈魂刀」を作って亡くなるのが、何とも悲しい。禪院家は真希を殺すために「躯倶留隊」や「炳」を繰り出するとは、何という武装集団なのか。でも、2本の呪具(「竜骨」と「釈魂刀」)を持った真希は「躯倶留隊」も「炳」も全滅させ、無敵のような強さに驚く。後日残で、真希は真衣との約束通り、本当に「全部壊して」を実行したようだ。この後、真希はどうするのだろうか?
タイトルの「葦を啣む」とは「物事を行うときの準備が完全なこと」の意味だそうだ。禪院家を全員殺す準備ができたと言う意味なのだろうか。











