鬼滅の刃 柱稽古編第1話『鬼舞辻無惨を倒すために』ネタバレの詳しいあらすじと感想 | アンパンマン先生の映画講座

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 2024年5月12日(日)より、鬼滅の刃 柱稽古編が始まる。2024年2月に劇場で上映された『鬼滅の刃絆の奇跡・そして柱稽古へ』を元に、柱稽古編・第1話『鬼舞辻󠄀無惨を倒すために』の「ネタバレの詳しいあらすじ」及び「ネタバレの感想」を紹介する。

監督:外崎春雄

主な登場人物(声優)役柄

【鬼殺隊】

竈門炭治郎:かまど たんじろう(花江夏樹)鬼と化してした妹を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊する。

竈門禰󠄀豆子:かまど ねずこ(鬼頭明里)鬼になってしまった炭女郎の妹。

我妻善逸:あがつま ぜんいつ(下野 紘)炭次郎と同期の鬼殺隊戦士。「雷の呼吸」の使い手。

嘴平伊之助:はしびら いのすけ(松岡禎丞)炭次郎と同期の鬼殺隊戦士。「獣の呼吸」の使い手。

不死川玄弥:しなずがわ げんや(岡本信彦)炭治郎の同期の鬼殺隊剣士。不死川実弥の弟。

冨岡義勇:とみおか ぎゆう(櫻井孝宏)水柱。炭次郎を鬼殺隊に導いた人物。寡黙な剣士。

時透無一郎:ときとう むいちろう(河西健吾)霞柱。他人に無関心で棘のある言い方をする。

胡蝶しのぶ:こちょう しのぶ(早見沙織)蟲柱。薬学の知識に長けている。

甘露寺蜜璃:かんろじ みつり(花澤香菜)恋柱。華奢な見た目に反して、並外れた筋力を持つ。

伊黒小芭内:いぐろ おばない(鈴村健一)蛇柱。口元を包帯で覆い、蛇と行動を共にする。

不死川実弥:しなずがわ さねみ(関 智)風柱。玄也の兄。鬼に対して人一倍強い敵意を向ける。

悲鳴嶼行冥:ひめじま ぎょうめい(杉田智和)岩柱。人を憐れむ気持ちが強く、念仏を唱え涙する。

宇髄天元:うずい てんげん(小西克幸)音柱。元忍で派手好き。鬼によって左手と左目を失う。

産屋敷 耀哉:うぶやしき かがや(森川智之)鬼殺隊の頭目で産屋敷家第97代当主。

産屋敷 あまね:うぶやしき あまね(佐藤利奈)産屋敷耀哉の妻。

栗花落 カナヲ:つゆり かなお(上田麗奈)炭治郎の同期の鬼殺隊の女剣士。胡蝶しのぶの「継子」。

後藤:ごとう(古川慎)鬼殺隊事後処理部隊「隠」(カクシ)に所属。

【鬼】

珠世:たまよ(坂本真綾)四百年以上生きている女性の鬼。普段は医師として活動している。

 

【柱稽古編 第1話『鬼舞辻󠄀無惨を倒すために』】ネタバレの詳しいあらすじ

伊黒小芭内と不死川実弥は、鬼殺隊隊員2名と荒れ果てた城に侵入する。鬼殺隊隊員は「里の者が鬼に連れていかれた。天守閣まで追跡したが、何も見つからなかった。今日も女性が一人さらわれた」と伝える。ちょうど鬼が女性を担いで、城の中に入って行くのを見つける。

4人が城の中に入ると、多数の鬼が襲ってきて、伊黒と不死川が戦う。2人の鬼殺隊員は帰す。伊黒は「様子が妙だ」、不死川も「鬼がこんなに群れているのは見た事がない」と感じる。不死川が「風の呼吸」、伊黒が「蛇の呼吸」で鬼たちと戦う。女性をさらった鬼は、伊黒と不死川の強さに「柱」だと気づく。

伊黒が「その女と手前の首を置いて行け」と鬼を追う。斬っても斬っても、鬼が次々にやって来る。女性をさらった鬼は窓から屋根に出る。伊黒が「不死川、女性を助けろ。後ろは任せろ」と不死川を先に行かせ、伊黒は追って来る鬼に向かう。屋根の上にも下級の鬼が沢山いた。不死川は「三下を集めても勝ち目はない」の言葉通り、風の呼吸で下級鬼を次々に倒す。鬼は女性を投げ、伊黒が女性を受け止める。その隙に鬼が屋根から飛び降りて逃げる。

伊黒と不死川も屋根から飛び降りると、そこは巨大な無限城になっており、2人は戸惑う。着地すると、2人は荒れ城に戻っていた。

 (オープニングクレジット)

 馬車の荷台に栗花落カナヲが乗せてもらい、蝶屋敷の傍で降りる。蝶屋敷の前で、看護師の寺内きよ、中原すみ、高田なほが迎える。カナヲが帰還の挨拶をすると、胡蝶しのぶは「刀鍛冶の里で時透、甘露寺、竈門達の活躍で上弦の鬼を2体も倒した。禰󠄀豆子は太陽を克服した。おそらく鬼舞辻無惨は禰󠄀豆子を奪いに来るだろう。これから緊急の会議が産屋敷で招集された。禰󠄀豆子のことを頼む」と託して出かける。

 (タイトル『鬼滅の刃 柱会議』)

 「隠」の後藤が竈門炭次郎の見舞いに来て「刀鍛冶の里の復興と移転が急がれておる。鬼は待っててくれない。上弦の鬼を2体も倒したとは凄い事だ。何かあったらすぐ移れるように、空里をいくつか作っている。7日も意識がなかったのに、そんなに食って大丈夫?恋さんと霞さんは2日眠って、3日でほぼ全快した」と教える。炭次郎が「妹が太陽の下で歩いている。人間に戻りかけているのか、鬼として進化しているのか。今調べてもらっている」と答える。後藤が「胡蝶さんに調べてもらっている?」と聞き、炭次郎は「珠世さん」とうっかり答え、慌てる。

 産屋敷邸に甘露寺蜜璃、時透無一郎、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、悲鳴嶼行冥の柱たちが集まっていた。任務が終わった伊黒小芭内と不死川実弥もやって来る。

 産屋敷耀哉の代理で妻の産屋敷あまねが来て、耀哉が病状の悪化により、今後みんなの前に出る事が不可能になった事を詫びる。悲鳴嶼がお館様の健康を願う。

あまねは「日の光を克服した禰󠄀豆子を鬼舞辻無惨が狙ってくる。大規模な総力戦が近づいている。上弦との戦いで甘露寺と時透の2人に独特の紋様の痣が発現したと報告があった。2人には痣の発現の条件を教えてほしい。戦国時代、鬼舞辻無惨をあと一歩まで追い詰めた始まりの呼吸の剣士達全員にも、鬼の紋様と似た痣が発現していた。痣の者が一人現れると、周りの者達にも痣が現れる。この時代で最初に痣が現れた竈門は、はっきりと痣の発現方法が分からない。甘露寺と時透に教えてもらいたい」とお願いする。

甘露寺は「あの時は、体が凄く軽かった。ぐあああ~って来た。心臓とかパックンパックンして、耳もキーンとして」と、上手く説明できない。そこで時透が「毒を食らい、動けなくなった。僕を助けようとしてくれた少年が殺されかけ、強すぎる怒りで感情の収拾がつかなくなった。心拍数は200を超えていた。体温は39度以上になっていたはず」と教える。しのぶが「そんな状態で動けますか?命に関わる」と言うと、時透は「それで死ぬか死なないかが、痣が出る者と出ない者の分かれ道です」と答える。あまねは「痣が発現した方は、例外なく…」と教える。

 あまねが退室後、柱達で今後の立ち回りを決めようとすると、富岡が「俺はお前たちとは違う」と言って帰る。不死川が「俺たちを見下しているのか?」と怒って迫る。悲鳴嶼が止め、一つ提案する。

 後藤が、チビ3人組と妹とアオイがどこにいるか聞くと、炭次郎は「ずっと禰󠄀豆子と遊んでくれている。おかげで少しずつ喋れるようになってきた」と教える。後藤は「あの黄色い頭の奴が来たら、えらい事になるのでは」と言う。

 蝶屋敷に我妻善逸が戻り、きよ、すみ、なほが迎える。アオイも迎える。禰󠄀豆子が顔を出して「おかえり」と挨拶する。善逸は「可愛すぎて死にそう」と驚き、「どうしたの禰󠄀豆子ちゃん。喋ってるじゃない。俺のために頑張ったんだね。俺たちついに結婚かな」と喜ぶ。禰󠄀豆子は「おかえり、いのすけ」と喋る。2日前に嘴平伊之助が来て、ひたすら禰󠄀豆子に自分の名前を刷り込んでいた。

 蝶屋敷の炭次郎の所に鋼鐵塚蛍が来て、刀を渡す。炭次郎は煉獄の鍔に「小鉄を守ってくれてありがとう」と喜び、刀身の漆黒の深さが違うのに感嘆する。刀の根元に「滅」の字が彫られていた。鋼鐵塚が「これを打った刀鍛冶が、全ての鬼を滅するために、作者名も何も刻まず、この文字だけを刻んだ」と教える。鋼鐵塚が炭次郎に「お前は今後、死ぬまでに俺にみたらし団子を持って来るんだ」と言い残して帰る。

 隣のベッドで寝ていた不死川玄弥が「うるさい」と怒る。すると、病室の窓を割って伊之助が飛び込んできて「合同強化訓練が始まるぞ!」と教える。

 産屋敷で柱たちが合同強化訓練の計画を立る。悲鳴嶼は「3日後から始めよう。時は一刻を争う」と言う。伊黒も賛成する。悲鳴嶼は「禰󠄀豆子の太陽克服以来、鬼の出現がピタリと止んだ。これまで柱は継子以外に稽古をつけるのは難しかった。短期間に絞り、鬼殺隊全体の底上げの機会とする」と言う。他の柱も賛成する。悲鳴嶼は「現役だけでなく柱を引退した者にも手伝ってもらう」と言う。

善逸が炭次郎に「柱より下の階級の者が柱を順番に回り、稽古をつけてもらえる『柱稽古』が始まる。最悪だ。地獄だ」と言う。炭次郎は「自分よりも格上の人と手合わせしてもらえるって、上達の近道なんだ」と励ます。善逸は「そんな前向きな事を言うなら、俺とお前の仲も今日までだ」と怒って病室を出て行こうとする。炭次郎は「上弦の戦いで片足がほとんど使えなくなった時、善逸が教えてくれた雷の呼吸を使って鬼の首が取れた」と感謝する。「そんな事で俺の機嫌が直ると思うなよ」と言いながら、善逸は上機嫌だった。

柱稽古の第1の試練。宇髄天元による基礎体力訓練が行われ「遅い、遅い」と隊員をしごく。宇髄の3人の嫁が「天元様は現場の方が生き生きしますね」と言って、隊員のためにおにぎりを大量に作る。

 その後は、時透による高速移動の稽古。甘露寺による地獄の柔軟。伊黒による太刀筋矯正。不死川による無限撃ち込み稽古。悲鳴嶼の筋肉強化訓練が行われる。

 炭次郎にカラスが来て、お館様からの急ぎの手紙を持ってくる。柱稽古に富岡が参加していなかった。

 産屋敷で寝ている耀哉にあまねが、鬼殺隊員に柱稽古を始めると伝える。耀哉は「これまで本当にありがとう」と感謝する。

 珠世の部屋の窓に、産屋敷耀哉の使いのカラスが来る。カラスは、この屋敷の元の持ち主を特定して、この場所を見つけたと教える。珠世は、何か騙そうとしているのか、不安になる。カラスは「鬼殺隊にも鬼の体と薬学に精通している子がいる。禰󠄀豆子の変貌も含めて一緒に調べてほしい。鬼舞辻無惨を倒すために協力しませんか?産屋敷に来てください」と頼む。珠世は「鬼である私を、鬼殺隊の本拠地へ?」と怯える。

 (エンドクレジット。タイトル『鬼滅の刃 柱稽古編』)

【柱稽古編 第1話『鬼舞辻󠄀無惨を倒すために』】ネタバレの感想

まず、伊黒小芭内と不死川実弥が、女性を誘拐した鬼を追って無限城内に侵入する場面から始まるのには驚いた。原作にはないはず。おそらく『柱稽古編』では鬼との戦闘場面がないので、観客の掴みとして戦闘場面を入れたと思われる。『刀鍛冶の里編』第1話「誰かの夢」にも無限城が登場し、その広大さと複雑さに驚いた。もはや『柱稽古編』の先の『無限城編』に期待が高まる。

「隠」の後藤が竈門炭次郎を気に入ったのか、見舞に来るとは感心する。平和な日常が描かれているのもほのぼのする。鋼鐵塚蛍も来て、研磨が終わった戦闘用からくり人形縁壱零式の胴体から発見された日本刀を炭次郎に渡す。これから炭次郎の愛刀になるのだろうが、どんな切れ味になるのか楽しみである。でも刀鍛冶の里の場所は鬼の攻撃を防ぐために、厳重に秘密にされていたが、鋼鐵塚は一人でやって来て、途中で鬼に襲撃されたり、鬼に追跡されて里の場所を知られたりしないのだろうか?

禰󠄀豆子が無事で本当に良かった。昼間に行動できる禰󠄀豆子を見た善逸の驚きは、いつもながら大袈裟である。これだけストレートに愛情表現ができる性格が羨ましい。長い間喋っていないせいか、片言しか話せず、伊之助が禰󠄀豆子に自分の名前を刷り込んでいたのが面白い。禰󠄀豆子の今後の成長(変化)も楽しみである。

さて、柱たちが久々に全員勢ぞろいするのは壮観である。いよいよ柱稽古が始まった。宇髄天元は『遊郭編』の戦いで左目と左手を失ったが、元気そうで良かった。これから鬼殺隊隊員達が各柱を順に回って稽古を受ける姿が描かれるのであろう。炭次郎が今まで一緒に戦った宇髄、時透、甘露寺以外は、どんな強さの剣士なのか良く分からないが、個性的な(変わった)キャラクターばかりなので、稽古も個性的と思われるので、これからどんな稽古が見られるか楽しみである。

最後は産屋敷耀哉の使いのカラスが珠世を訪れ、産屋敷で鬼や禰󠄀豆子について共同で研究し、協力して鬼舞辻を倒さないか誘う。以前、敷耀哉は炭次郎に「珠世によろしく」と話していたので、珠世の事を知っているはずである。ところが珠世は、裏があるのではと怯えていた。2人はどんな関係なのだ?

いよいよ『柱稽古編』は2024年5月12日に放映開始だが、その後の無限城の戦いや鬼舞辻無惨との決戦も含めて、今から楽しみである。

(写真は「公式ホームページ」より)