『マダム・ウェブ』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:S・J・クラークソン 2024年

主な登場人物(俳優)役柄

カサンドラ・ウェブ(ダコタ・ジョンソン)通称キャッシー。マンハッタンの救命士。生死を彷徨う事故をきっかけに未来予知の能力を持つ。マダム・ウェブ。

ジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー)実の父と継母と義弟と暮らしている。未来のスパイダーウーマン。

マティ・フランクリン(セレステ・オコナー)裕福だが両親にかまってもらえない。スケボーを愛用。未来のスパイダーウーマン。

アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセード) 不法移民の子供で父親が強制送還され、一人で暮らしている。未来のスパーダ―ウーマン。

エゼキエル・シムズ(タハール・ラヒム)アマゾンでコンスタンスと共にクモを研究していた。3人の未来のスパイダーウーマンを殺そうとする。

コンスタンス・ウェブ(ケリー・ビシェ)カサンドラの母。1973年に亡くなる前にエゼキエルと一緒にアマゾンで蜘蛛の研究をしていた。

オニール(マイク・エップス)キャシーの同僚。

ベン・パーカー(アダム・スコット)キャシーの同僚。

メアリー・パーカー(エマ・ロバーツ)ベンの義妹。妊娠中。

美女(ジル・ヘネシー)NSAの捜査官。

アマリア(ゾシア・マメット)シムズの助手。

サンティアゴ(ホセ・マリア・ヤズピック)ラス・アラニャスの族長。

 

(タイトル『MADAME WEB』)

 〔1973年、ペルー、アマゾン〕

 コンスタンス・ウェブはジャングルで、目的の蜘蛛の巣を見つけ、エゼキエル・シムズに「生け捕りは難しい」と答える。シムズが「蜘蛛の力」の話をすると、コンスタンスは「古来より蜘蛛の力を授かった超人がいて、ラス・アラニャスと呼ばれている。蜘蛛には病気を治す働きがある」と教える。コンスタンスに陣痛が始まり「赤ちゃんが仕事を辞めろと言っている。もう少しなのに」と言う。

 キャンプに戻ったシムズは、コンスタンスの研究ノートを写真に撮る。コンスタンスが生け捕りにした蜘蛛を瓶に入れて大喜びで戻って来た。シムズは周りの隊員を銃で撃ち、コンスタンスにも銃を向けて「蜘蛛をよこせ」と脅す。2人はもみ合いになり、シムズはコンスタンスを銃で撃ち、蜘蛛が入った瓶を奪う。周りの木が動き、シムズは逃げる。

 ラス・アラニャス達がコンスタンスを助け、洞窟内の池に連れて行く。族長サンティアゴはコンスタンスに蜘蛛を噛ませ、コンスタンス水中で赤ん坊を出産する。サンティアゴは「この子は強い。困難になって戻ってきたら、私が迎えよう」と約束する。コンスタンスは亡くなる。

 〔2003年、ニューヨーク〕

 カサンドラ・ウェブ(通称キャッシー)は救急車を運転し、車で混雑する道路を病院に急ぎ、後部では同僚のベン・パーカーが女性患者の処置をしていた。救急車はスケートボードの少女マティ・フランクリンを引きそうになる。

 病院に搬送後にキャッシーは、女性患者の息子から感謝の絵を貰う。義姉のジュリア・コーンウォールも一緒だった。

 ベンはキャッシーに「彼女ができたみたい」と教え、ファミリー・パーティーに彼女を誘う。キャッシーは乗り気でなかった。

 キャッシーはアパートに帰ると、1階の部屋で大家が、少女アーニャ・コラソンに家賃の催促をしていた。家に帰ったキャッシーは、窓から入って来た野良猫に牛乳を挙げ「一人ぼっち通し助け合おう」と呟く。キャッシーは母のトランクを開けて、中の母が映った写真、蜘蛛の絵や化学式が書かれた手帳を眺め「蜘蛛がそんなに良かった?」と呟く。

 キャッシーとベンは、救急車で橋の交通事故現場に行く。逆さまで橋から落ちそうな車にキャッシーが入り、宙吊りになった運転手のシートベルトを切り、ベンが運転手を車から出す。ところが、キャッシーを乗せたまま、車が川に転落する。

 川の中でキャッシーは、自分の周りに蜘蛛の糸のようなものが漂い、青い風船が割れ、両手が血まみれになり、花火が打ち上がり、自分が分裂し、ネオン看板の「S」の文字が落下し、自分が落下する幻影を見る。

 キャッシーにベンが心肺蘇生をして、息を吹き返す。キャッシーが「私、死んだ?」と聞くとベンが「3分間死んでいた」と教える。ベンがペンライトをキャッシーの目に照らして瞳孔を調べ、指先で血中酸素濃度を測ると79なので「医者に言って検査した方が良い」と言う。血中酸素濃度は89に上がり、キャッシーは断る。

 ベンがペンライトをキャッシーの目に照らして瞳孔を調べ、指先で血中酸素濃度を測ろうとして「医者に行って検査した方が良い」と言う。キャッシーが「また測るの?89でしょ?」と言うと、血中酸素濃度が89に上がり、キャッシーは「早く家に帰りたい」と言う。

 シムズはオペラを見ていた美人と会い、自分の家に連れて行く。部屋ではアマゾンの蜘蛛を飼っていた。シムズは美女と寝る。

 夢でシムズは3人のスパーダ―ウーマンに襲われ、ビルの窓から転落する夢を見る。悪夢で跳び起きたシムズは美女に「毎晩同じ夢を見る。いつか俺は3人に殺される。奴らを見つけて、先に殺す」と言う。美女が「誰だか分かる?」と聞くとシムズは「テクノロジーで顔さえわかれば、誰か分かる」と答える。

 美女はシムズの企みに気づき、バッグから銃を取り出そうとする。シムズは女性の腕を掴み、指先か毒液を注入し、「パスワードを言えば、毒の注入を止める」と脅迫する。女性はパスワードを言って死ぬ。女性はNSAの捜査官だった。

 キャッシーはベンの義妹メアリー・パーカーの妊娠祝いパーティーに参加する。同僚が「死んだときに何か見ただろう?」と聞き、キャッシーは適当に答える。

 女性客で「母の思い出」を紙に書き、誰が書いたか当てるゲームをする。キャッシーは白紙で出し「母は出産の時に死んで、思い出が全くない」と答え、場を白けさせる。気を取り直して、次にメアリーの子供の名前宛ゲームを始める。会場の青い風船が突如割れて、みんなが驚く。ある女性が「リチャード・ジュニア」と聞くが、違った。メアリーは「キャッシー、当ててみて」と言い、「ベン?」と聞く。

 会場の青い風船が突如割れて、みんなが驚く。ある女性が「リチャード・ジュニア」と聞くが、違った。メアリーは「キャッシー、当ててみて」と言う。キャッシーは「今やったばかり」と言うと、周りの人が困惑する。

 ベンが皆に「招集が掛かった。埠頭で火事が発生した」と伝える。キャッシーや救急士たちが出かける。

 埠頭の倉庫前で、キャッシーが男性の心臓マッサージを行う。ベンがストレッチャーで患者を運んでいると、キャッシーは「腹部も調べて」と言う。ベンが診ると、患者の腹部に傷があった。消防隊がやって来て、燃える倉庫の前で「俺たちも突入する。いつドカンと行くか分からない。建物も不安定で、一帯がデストラップになっている」と会話する。それを聞いていたキャッシーは、心臓マッサージをしているのは同僚のオニールで、自分の手が血で真っ赤に染まる幻影を見る。

 消防隊がやって来て、燃える倉庫の前で「俺たちも突入する。いつドカンと行くか分からない。建物も不安定で、一帯がデストラップになっている」と会話する。心臓マッサージをしていたのは同僚のオニールで、自分の手は血で真っ赤に染まる幻影を見る。オニールは救急車がトラックに衝突される事故に遭い、怪我をしたのだった。

 キャッシーが心臓マッサージをしていた男性の意識が戻る。オニールはキャッシーに、救急車を借りると言う。キャッシーが引き留めるが、オニールは救急車を運転して出て行く。すると、すぐに救急車にトラックが衝突する。

 キャッシーは救急車の運転席からオニールを出して、心臓マッサージをする。キャッシーの手が血で真っ赤に染まる。オニールは死んでいた。ベンが「もういい。君のせいじゃない」と慰める。キャッシーは呆然とする。

 シムズの部屋で助手のアマリアがNSA(National Security Agency:アメリカ国家安全保障局)の監視システムにアクセスすると、全ての監視カメラを見る事ができ「これでは隠れようがない」と感心する。アマリアがシムズの夢から3人の顔画像を作り、夢が10年後と仮定して現在の顔を再現すると、10代の少女だった。アマリアは「この子たちが美術館に行ったり、公共交通機関を使ったり、ATMを使えば分かる」と言う。

 キャッシーは医者の診察を受け「彼が死ぬと分かった」と訴えるが、医者は「MRIでも脳に異常はない。古い映画でも見てリラックスしなさい」と言う。

 キャシーは家に帰ってテレビで古い映画を見ていると、ベンから電話が来る。キャッシーが出ないと、留守録に「2時からホキプシーでオニールの葬式がある。出た方が良い」と録音される。

  電子レンジのブザーが鳴って食品を取り出すと、窓ガラスが割れ、窓の外に鳩の死体があった。しかし、キャッシーが窓を開けると鳩の死体は無く、窓を閉めるとガラスのヒビもなかった。

  電子レンジのブザーが鳴り、テレビは先ほどと同じ場面を映していた。キャッシーが窓を開ける と、鳩が室内に入って来て、また出て行く。キャッシーは、幻影で見た未来を変えられることに気づく。

 キャッシーは葬式に出るためにフランクリン駅に行き、ホキプシー駅行の切符を買う。

 アマリアは顔認証で、シムズの夢に出る少女3人がジュリア、アーニャ、マティであり、3人ともフランクリン駅にいると見つける。シムズは駅に向かう。

 キャッシーが列車に乗ると、向かいの席の男が「最近のニューヨークはクレージーだ」と話す。近くの座席に座ったアーニャがシムズに首を掴まれる幻影を見る。次にジュリアが列車に乗って来て、シムズに襲われる幻影を見る。キャッシーの隣に男性が座り「マウント・ヴァーノン行きか?」と尋ね、マティがシムズに襲われる幻影を見る。

 向かいの席の男が「最近のニューヨークはクレージーだ」とす。キャッシーの隣に男性が座り「マウント・ヴァーノン行きか?」と尋ね、「違う」と答えると男性は隣の列車に乗る。警官に追われたマティが列車に乗って来る。

 キャッシーが隣の車両を見ると、シムズがこの車両に向かっていた。キャッシーは慌ててジュリア、アーニャ、マティを列車からホームに降ろす。キャッシーは警官に捕まる幻影を見る。

 キャッシーが3人に、列車から降ろした理由を説明できないでいると、ジュリアが「誘拐だ」と叫び、キャッシーが止める。すると、ホームの天井を黒いスパイダーマンのスーツを来たシムズが這って近づいてくるのを見つける。キャッシーは急いで発車寸前の隣の列車に3人を乗らせる。警官が列車に入ってきたので、4人は車両を移動する。さっきの男性が「列車が違う」と注意する。

 突然列車が止まる。天井から物音がするので、4人は列車から降りてホームに出ると、列車の上にシムズがいた。4人は階段でホームに行き、警官に保護を求めると、キャッシーが警官に誘拐の疑いで捕まる。するとシムズが警官を襲い、4人は逃げる。次々に来る警官をシムズが襲い、その隙に4人は地上に出る。

 4人は停車中のタクシーに乗って、キャッシーが運転して逃げる。4人は自己紹介する。ラジオでは「30代の女が3人の少女を誘拐して逃走中」のニュースが流れる。マティが携帯で連絡しようとすると、位置が分かるのでキャッシーが投げ捨てる。キャッシーは「暫く誰にも見つからないように」と言う。

 シムズは4人の行方を見失い、アマリアが監視カメラの映像を探す。

 キャッシーは3人を森の中に連れてくる。キャッシーは襲ってきた男や理由は分からないと話す。ジュリアは、キャッシーが継母を搬送した救命士だと覚えていた。アーニャは同じアパートに住んでいた。マティは接点がなかった(本当は、救急車に轢かれそうになった)。

 キャッシーは3人に「私は未来が見える」と話す。マティはキャッシーに石を投げて避けられなかったので、信じない。キャッシーは「予知はいきなり来る」と話す。襲ってきた男が壁を登れたので、ジュリアが「蜘蛛男みたい」と言う。キャッシーは何かを思い出し、3人に「調べたいことがある。3時間くらい出かけるので、ここから動かないで」と念を押して、タクシーで出かける。

 キャッシーは駐車場にタクシーを止め、ナンバープレートを外す。非常階段から自分の家に戻る。母の手帳を見ると「ラス・アラニャスは蜘蛛のように壁を登れる」と書いてあった。また「未来を垣間見ることができる」とも書いてあった。写真を見ると母と襲ってきた男が一緒に写っており「エゼキエルと。1973年、ペルー」と書かれていた。

 マティは腹がすいたので「車から見えたレストランに行こう」と2人を誘う。3人は森の道を通って「ダイナー」へ行く。アーニャは「目立たないように。他の客と話してダメ」と注意し、3人はカウンターで料理を食べる。食事後、マティは近くの席の男子達の席にジュリアを誘っていく。

 男性客が新聞の「3人の少女誘拐」の記事を見て、警察に電話する。アマリアがその電話を傍受し、シムズに「ニュージャージー州のチャーチヒルで、行方不明者の通報があった」と知らせる。シムズは電話を警察署に繋ぎ、現場に行った警官の振りをして「人違いだった」と伝え、車で向かう。

 キャッシーが森に戻ると、誰もいなかった。足跡をたどって進むと「ダイナー」があった。キャッシーが店内に入り、テーブルの上で踊っていた3人に帰るように言う。すると黒のスパイダースーツを着たシムズが来て4人を襲う。キャッシーはテーブルのナイフでシムズを刺そうとするが、逆にナイフで腹を刺される。

 これは未来の幻影で、この作戦ではダメだと思ったキャッシーは、タクシーで出かける。

 「ダイナー」ではテーブルの上で3人が踊る。キャッシーはタクシーで急ぐ。「ダイナー」に黒のスパイダースーツを着たシムズが来る。するとキャッシーのタクシーが店内に飛び込んで来て、シムズに衝突する。キャッシーは3人をタクシーに乗せる。シムズがキャッシーの腕を掴み、毒を注入しようとするが、キャッシーは振りほどき、タクシーを運転して逃げる。

 キャッシーは3人に「勝手な事をして。未来が別になる所だった」と怒る。

 アマリアが店の画像を見て、シムズに「タクシーを運転していたのは、カサンドラ・ウェブだ」と伝える。シムズは、彼女がコンスタンスの娘だと知る。

 4人はモーテルに泊まる。キャッシーが「朝になったら家に送る」と言う。ジュリアは「母親が精神病棟に入院して父が再婚した。父と上手くいっていないので家に帰れない」と言う。マティは「両親は中国に行っている。両親に言っても帰ってこない」と話す。キャッシーが「警察に行くしかない」と言うと、アーニャは「母親は幼い頃に亡くなり、不法移民の父親は彼女が学校に通っている間に母国に強制送還になって一人で生活している。警察事になると自分は施設に入れられるので嫌だ」と言う。

 3人が寝ている間に、キャッシーはタクシーで「ダイナー」に向かう。壊れた店内に入ると、シムズの幻影が現れて「体に致死量の毒を入れたが生きている。俺と同じ力を持つのか?」と聞き、キャッシーは「3人の命を狙うのはなぜ?」、シムズ「いずれ3人は蜘蛛の力を手に入れ、俺を殺す。3人を甘く見ていた」などと会話する。キャッシーはモーテルの部屋の中にいた。

 朝、キャッシーは3人を起こす。キャッシーは3人に「あいつの手が触れると、毒が体に入る」と教え、心肺が停止した時の心臓マッサージの仕方を教える。

 キャッシーは3人に母とシムズが映った写真を見せ「母は蜘蛛を調べていた。彼はスタッフだった。真相を調べるには、ペルーに行くしかない」と話す。

 キャッシーは3人をベンに預け、ベンはメアリーの所にいると教える。

 キャッシーは飛行機とバスでペルー共和国に入国する。母の地図の場所に行くと、写真と同じ風景だった。ラス・アラニャスの族長サンティアゴが現れ「答えを探しに戻ってきたのか。母と約束した」と言い、「母さんは蜘蛛を治療に使おうと思っていた。護衛を連れていた」と話す。

サンティアゴは、彼女が生まれた洞窟にキャシーを連れて行き「君は知らない力がある。私を信じるか」と言うと、彼女を池に突き落とす。

 キャッシーは母親の幻影を見る。母が蜘蛛の巣を見つける。シムズが母を撃ち、母が捕まえた蜘蛛を横取りする。母は病院で、体内の赤ちゃんは神経系の病気を持っていると教えられる。これを治療するにはアマゾンにいる蜘蛛の成分に効果があり、ペルーに探しに行くと医者に話す。

それを聞いたキャッシーは「ママは私の事をどうでも良いと思っていた。私のためだった」と言って、母を抱きしめる。

 キャッシーは池の縁で幻影を見ていた。キャッシーは「母と一緒にいた」と言うと、サンティアゴは「大いなる責任を担う者は、大いなる力を手に入れる。君も能力が目覚めてきた。未来が見えるのは始まりで、無限の可能性がある。複数の場所にも同時に射られる」と話す。

アマリアは3人を見つけられないでいた。シムズは苛立ち「見つからなかったら、お前も破壊する」と脅す。

 メアリーが破水し、赤ん坊が生まれそうだと言う。救急車を呼んでも間に合わないので、ベンはメアリーと3人の少女も乗せて車で病院に向かう。助手席に乗ったマティの顔が街頭カメラに映り、アマリアは「セントテモシー病院に向かっている」とシムズに伝える。

 キャッシーがベンの家に着くと留守で、3人が乗ったベンの車にシムズが手榴弾を投げ込む幻影を見る。ベンの家に救急車が到着する。キャッシーは救急車を奪い、サイレンを鳴らして急行する。

 シモンズがベンの車を見つける。アマリアが全ての方向の信号機を青色にしたため、ベンは車と衝突しそうになり、車を止める。シムズがやって来て、ベンの車に手榴弾を投げ込もうとする。キャッシーは立体駐車場に入り、看板を突き破って救急車を飛び出させ、シムズと空中で衝突させる。シムズは手榴弾を落とし、近くの車の下で爆発する。

 キャッシーは3人を救急車に乗せ、ベンに遠くに行くように指示する。シムズは救急車を追いかけてくる。キャッシーはアーニャに、AEDをチャージするように指示する。シムズが救急車の屋根に飛び乗った瞬間、アーニャがAEDの端子を天井に押し当ててシムズを感電させる。

 救急車は他の車とぶつかった衝撃で故障し、アンダーパス下で動かなくなる。キャッシーは、花火倉庫に4人が逃げて花火を爆発させてシムズを撃退し、屋上でヘリコプターに乗る幻影を見る。キャッシーは無線で花火工場屋上へ救急ヘリを要請し、カバンを持って3人を連れて花火工場へ行く。

 キャッシーは「発煙筒をあっちこっちの花火の中に入れ、屋上に向かう」と指示する。シムズが花火工場にやって来るが、花火が次々に爆発して巻き込まれる。4人は壁に行く手を遮られるが、花火が飛んできて壁に穴を開ける。4人は階段で屋上に向かう。

 4人が屋上に出ると、救助ヘリがやって来る。ヘリが着陸できる開けた場所に4人が向かうと、爆発で屋上の床に次々に穴が開く。キャッシーが予知能力で、爆発で飛んでくる花火を鉄板で防ぎながら進む。キャッシーは「ペプシ」のネオン看板の文字が外れる幻影を見る。花火がヘリに当たって墜落する。

 シムズは3人を次々に襲い、マティを鉄骨に投げ飛ばして動けなくし、アーニャは鉄骨の梁にしがみ付いて落ちそうになり、ジュリアも鉄骨にぶら下がる。シムズが「3人同時に助けられない」と言うと、キャッシーはサンティアゴの言葉を思い出して体を3つに分裂させ、3人を同時に助ける。

 キャッシーは、ネオン看板の下にシムズを誘い込む。シムズの上に鉄骨が落ちてきて動けなくなる。さらにネオン看板のSとPの文字が落ちてきて、シムズが下敷きになって死ぬ。

ネオン看板の土台が崩れ、キャッシーは川に落ちる。キャッシーの顔を花火が直撃する。沈んでいくキャッシーを川に飛び込んでジュリアが助ける。心臓が止まったキャッシーを、アーニャとマティが交代で心臓マッサージして蘇生させる。

 病院でメアリーに赤ん坊が生まれる。

 キャッシーは目を負傷して入院する。病室内の3人にキャッシーは「あなたたちがいなかったら、終わっていた」と感謝する。看護師が来て「家族の方?」と聞くと、キャッシーは「家族です」と答える。ジュリアが「必要な物は?」と聞くと、キャッシーは「いる物は全部ここにある」と答える。

 4人は別の家に引っ越し、キャッシーはサングラスをかけて車いす生活をする。キャッシーはアーニャがくしゃみするのを予知し、3人が買って来たものを予知し「今までよりずっと見える」と言う。キャッシーにはスパイダーウーマンになって戦う3人の姿が見え「未来の私達だって見える。信念を持って戦っている。絶対に諦めない」と言う。

 キャッシーはマダム・ウェブになった自分見え「どんな未来が待っていても、乗り越えられる。未来の素晴らしい所は、まだ決まっていない所」と呟く。

 (エンドクレジット)

(写真は「IMDb」「映画com」より)