監督：古賀豪 2023年
主な登場人物（声優）役柄
【昭和31年】
水木（木内秀信）帝国血液銀行に勤めるサラリーマンで龍賀製薬担当。
鬼太郎の父（関俊彦）幽霊族。生き別れの妻を探しに哭倉村へ来る。水木から「ゲゲ郎」と呼ばれる。
鬼太郎の母（沢城みゆき）岩子。幽霊族で、ゲゲ郎と生き別れになって以来何年も行方不明。
龍賀時貞：ときさだ（白鳥哲）龍賀一族の当主。日本の財政界を牛耳っていたが死去する。
龍賀乙米：おとめ（沢海陽子）龍賀時貞の長女。龍賀克典の妻。
龍賀克典：かつのり（山路和弘）龍賀乙米の婿。龍賀製薬社長。
龍賀沙代：さよ（種﨑敦美）龍賀克典と乙米の娘。東京に憧れている。
龍賀時磨：ときまろ（飛田展男）龍賀時貞の長男。時貞の遺言により、龍賀一族の当主になる。
龍賀孝三：こうぞう（中井和哉）龍賀時貞の次男。哭倉村にある禁域に立ち入った罰により、心を失う。
龍賀丙江：ひのえ（皆口裕子）龍賀時貞の次女。駆け落ちしていたが、連れ戻された。
長田庚子（釘宮理恵）龍賀時貞の三女。長田幻治の妻で、長田時弥の母。
長田幻治（石田彰）長田庚子の夫。村長。
長田時弥（小林由美子）長田幻治と庚子の息子。病弱だが人懐こい性格。
少年（古川登志夫）龍賀家で働く少年。（ネズミ）
【現代】
鬼太郎（沢城みゆき）幽霊族の生き残り。
目玉おやじ（野沢雅子）鬼太郎の父が死後に鬼太郎を案じて目玉のみとなった姿。
ねこ娘（庄司宇芽香）猫妖怪。鬼太郎と行動する。
山田（松風雅也）雑誌の記者。廃村となった哭倉村にやってきて、鬼太郎たちにつきまとう。
〔現代〕
雑誌の記者山田は「ついに突き止めたぞ、妖怪少年ゲゲゲの鬼太郎の出生の秘密」と哭倉村にやって来た。鬼太郎と猫娘は山田に帰るよう説得する。山田は「どうしても聞きたいことが」と付きまとう。湖の島の前で、目玉おやじは「あれから70年。ついにこの時がきたか。あの男も今日はここに来ているかも」と言う。
山田は「うちの雑誌が次で廃刊。最後にこの記事だけは」と強引に進む。山田は廃屋の瓦礫に中を進むと床を踏み抜き、地下室に落ちる。ベッドがたくさん置かれている部屋の写真を撮る。小さな弾むボールのような物が「助けて」と言って転げてきて、穴に落ちる。山田は妖怪に会う。
〔昭和31年〕
帝国血液銀行で課長が電話を受け、日本の財政界を牛耳っていた龍賀時貞が死んだ事を知る。課長は社長に知らせ、跡目が誰になるか心配する。水木が社長室に来て「時貞の長女の婿で、龍賀製薬社長の龍賀克典が当主になる可能性が高い。哭倉村に行って、当主になった龍賀克典に真っ先に会う」と申し出る。社長は「会社の命運を託す。龍賀製薬と言えば例のあれだ」と言い、水木は「探ってみます」と約束する。
水木は夜行列車に乗る。列車内には母親と日本人形を持った咳込む少女、何かを見張っているような客など多数の客が乗っていた。水木は「龍賀製薬は日清日露戦争、太平洋戦争で大きく業績を伸ばした。その原動力となるのはあれ（M）。謎の多い龍賀一族の中に食い込めれば、俺の社内での立場は有利になる」と考える。
通路の向こう側に座っていた男が「おぬし、死相が出ているぞ。この先、地獄が待っている。わしには見える。現におぬしの後ろに大勢付いている」と言う。水木の後ろに一瞬黒い人影が多数見える。気づくと男はいなかった。
水木はタクシーで山道を走る。運転手は「こんな所迄来るとは、物好きだ」と言うが、水木は「同じ事をしていては生き残れない」と言い、戦争中に玉砕した時を思い出す。
水木は哭倉トンネルの前でタクシーを降り、歩いてトンネルを進む。トンネルを抜けると、田園風景が広がっていた。道で鼻緒が切れて困っている龍賀克典の娘の沙代を見つけ、水木が「東京から来た龍賀製薬の取引先の者です」と名乗り、ハンカチを割いて修理する。沙代は水木に、東京に行きたいと言う。
時弥が来て「よそ者が村に来たと、皆が言っていた」と話す。水木が東京から来たと知ると「川上の試合を見たことある？」と聞き、水木は野球の事や東京の話をする。
水木は時弥と別れ、沙代に道を聞き、龍賀の屋敷に向かう。水木が門をくぐると、いつの間にか使用人に囲まれて、水木は「龍賀克典へ用事があって来た」と話す。龍賀克典が現れ「遠くまで大変だったろう」と慰労し、水木は「龍賀克典が当主になる瞬間を見たくて」と話す。
龍賀克典は水木に、今夜は離れに泊まるように言う。今夜は「お籠もり」と言って、葬式の前夜は各自部屋から出ない仕来たりだった。
沢山の龍賀一族が奥の間に並んでおり、水木も案内される。龍賀時貞の長女龍賀乙米、婿の龍賀克典、その娘の沙代。次女龍賀丙江は駆け落ちしたが連れ戻された。三女の長田庚子と夫で村長の長田幻治、その息子時弥が並んでいた。長男の龍賀時磨もいて、水木は「健在だったのか」と驚く。
弁護士が遺言状を読むと「龍賀家の後を継ぐ当主は長男の龍賀時磨。長田時弥を養子にし、次期当主とする。龍賀製薬会社は長女龍賀乙米の物とする。以上」だった。
長田庚子は時弥が次期当主になるので喜ぶ。克典は「会社の発展のために尽くしてきたのに」と怒り、丙江は「私の取り分は？」と焦り、分家も「取り分はないのか？遺言状を見せろ」と大騒ぎになる。時磨は時貞の遺影に「父様、時麿は寂しゅうございます」と泣く。
すると地鳴りがして建物が揺れる。時麿は「一族の者、お籠もりを始めよう」と呼びかける。水木は「今のは何だったのだ？」と驚く。屋敷で働く少年（以下「ネズミ少年」と呼ぶ）が水木を離れに案内する。
部屋で水木は「このままでは東京に帰れない。社長の詰めが甘い。あれから10年。拾った命を無駄にできない」と、戦争中に突撃したことを思い出す。爆弾が近くに落ちて沢山の人が死に、水木も胸に怪我を負っていた。
すると、悲鳴が聞こえる。女中が「時麿がお籠もりの屋代の中で」と人を呼びに来る。屋敷の者たちが屋代に行くと、時麿が左目に錫杖が刺さって死んでいた。人は「哭倉のたたりじゃ」と恐れる。
使用人が「怪しいよそ者を連れてきた」と、列車で水木に警告した男を連れてくる。男を見たネズミ少年は「ゲゲっ」と叫ぶ。村人が「そいつが殺したに違いない」と言い、長田幻治村長が「村に災いを持ち込んだ咎を祓う」と言って殺すように言う。使用人が斧を振り上げると、水木が「やめろ。暴力はいけない。犯人と決まったわけじゃない」と言って止める。克典が使用人にやめさせる。
水木が警察を呼ぶように言うと、乙米は、山道が先ほどの龍哭（地震）のせいで崩れて、警察は来ないと教える。怪しい男は座敷牢に閉じ込められ、水木が監視役にさせられる。男が名乗らないので水木は「ゲゲ郎」と呼ぶ。
乙米が廊下の突き当りにある鎧の鼻を押すと、隠し扉が開く。長田村長が「あの男を始末しよう」と言う。乙米は「持たない。３日以内に時弥を連れてくるように」と言う。
水木とゲゲ郎が夕食を食べていると時弥が来る。水木は東京に世界一高い電波塔ができると教える。時弥は電波塔を見たいと言う。ゲゲ郎は「変化を望まない男になるな」と言う。時弥は帰る
ゲゲ郎は水木に「生き別れになった妻を探しに来た。仲間がこの辺りで気配を感じた」と言って妻の写真を見せる。ゲゲ郎が「出してくれ」と頼み、水木は「明日、出すように克典に話す」と約束する。
早朝、水木が目を覚ますと座敷牢の中にいて、ゲゲ郎がいなかった。霧が出ている外に出て、下駄の跡を辿ると、ゲゲ郎が川辺の露天風呂に入っていて、誰かと話していた。近づくと相手はいなかった。水木はゲゲ郎に、開放するように克典に言いに行くので、牢に戻るように頼む。
水木が屋敷に行くと沙代がいて、ベランダに龍賀孝三がいた。沙代は「叔父は10年前に、立入禁止のあの島に入る禁を犯して、心を無くした」と、湖の島を指さす。沙代は水木と東京に行きたいと話す。
克典が来て水木に「もう仲良くなった？事と次第で、沙代をくれてやる」と言い、「時麿を殺したのは、身内の仕業だと思っている。龍賀を乗っ取るのに手を貸してくれ」と頼む。そして「Ｍ」の小瓶を出し「村でMの原液を作っているらしいが、よそ者の私には秘密だ。Mの秘密を手に入れなくては。君の覚悟を見せてくれ」と頼む。水木は了解する。
ゲゲ郎は小舟を漕いで島に向かっていた。水木が小船で追おうとするが、上手く漕げない。ネズミ少年が小舟を漕いで水木を島に連れて行く。
島に付いた水木は頭痛に襲われる。島の奥に進むと、鳥居があり、島の真ん中に巨大な深い穴倉があった。水木は頭痛が酷くなり、倒れる。周りにはたくさんの妖怪たちがうごめいており、水木を襲う。ゲゲ郎が下駄を飛ばして水木を助け、担いで離れ島から脱出する。ネズミ少年の小舟船に飛び乗ると、小舟は猛スピードで、船着き場に戻る。実は河童が小舟を進めていた。
龍賀一族の次女・丙江の死体が、木の梢に串刺しになって見つかり、左目がカラスに喰われていた。ゲゲ郎は「人間の仕業とは思えない」と言う。水木が聞くと「島にいたのは妖怪。我ら幽霊族も妖怪のようなもの」と言う。水木が「お前、人間じゃないのか？」と驚くと「幽霊族は人間より前からいた。次第に数を減らして、妻と私の２人だけになった」と話す。水木が「なぜ助けた？」と聞くと「憐みをかけた。目で見ようとするから見えない」と答える。
水木はゲゲ郎に「日清日露戦争で日本が勝てたのは不死身の兵隊のせい。龍賀製薬のMを注射すると、何日も飲まず食わずに戦える。Mのため日本が復興した。俺と手を組んでMを探ろう。村人は何か隠している。一緒に探ろう。お前の妻も見つかるはず」と持ち掛ける。ゲゲ郎は「穴倉の怨念で妖怪がおかしくなった。あの島から怨念が出られないように、依り代が必要だ」と教える。
沙代が水木に「あなたは龍賀の秘密を暴くために来たのですか？私をここから連れ出して、東京に連れて行って下さい」と頼む。水木は「私が外の世界にお連れします」と約束する。沙代は「屋敷の下に、島に続く鍾乳洞があります」と教える。水木は沙代に、孝三と会えないかと頼む。
墓場で水木がタバコをふかしていると、ゲゲ郎が酒を持って来て二人で飲む。水木は「戦争が終わって故郷に帰ると、母は全財産を失っていた。その一方、私腹を肥やしている奴らがいる」と話す。ゲゲ郎は「私は妻を愛していた。妻と人間の中で暮らしていた」と話す。水木は「奥さんが見つかるといい」と慰める。
翌朝、水木とゲゲ郎は、ベランダで車いすに乗った龍賀孝三と会う。孝三のスケッチブックにゲゲ郎の妻の絵があり、孝三は夢で見たと言う。孝三は島に行き「穴倉で心を失った」と話す。
そこに、長田村長率いる陰陽師の外道・裏鬼道の使い手達が、水木とゲゲ郎を襲う。ゲゲ郎は長田の部下達をなぎ倒す。長田は髑髏からこの地に宿る怨念が強大になった妖怪・狂骨を解放する。ゲゲ郎は組みひもや下駄を飛ばして戦うが、狂骨に倒されて捕まる。
ゲゲ郎は乙米から、「M」の材料は妻の血だと知らされる。乙米は「お父様の夢、この国を世界に君臨させる」と言う。
沙代は時磨の部屋で日記を発見し、水木に渡すようにネズミ少年に頼む。それを見つけた長田庚子が「時弥が党首になればこの家は私たちのもの。勝手は許せない」と止めるが、沙代に殺される。
乙米は「ゲゲ郎を工場へ運べ。時間がない。もってあと３日」と言う。
ネズミ少年が土蔵に閉じ込められた水木に、日記を届ける。水木は日記を読むと「沙代は死んだ当主・時貞から、彼の子を産むために性的虐待を受けていた」と書いてあり、その悪魔のような所業に吐き気をもよおす。頭に入れた水木は、日記を破り捨てる。ネズミ少年が水木を土蔵から逃がし、水木はやってきた沙代を連れて東京へ逃げ帰ろうとする。
ゲゲ郎は、屋敷の地下にある血液製剤Mの生産工場に連れてこられていた。ゲゲ郎と同じ幽霊族の血を村人が誘拐してきた人間に注入しすると生きた死人になる。ベッドには幽霊族の血を輸血された沢山の生ける死人が拘束されていた。その生きた死人の血を抜き取ってMの原液を作っていたのだ。
乙米は村人に、ゲゲ郎の腕を切り落とすように命じる。村人が振り上げた斧を、水木が銃で撃って吹き飛ばす。水木は沙代を人質にした振りをして「その男を放せ」と要求する。水木はトンネルまで行くが、思い直して、ゲゲ郎を助けるために引き返し、沙代も付いてきたのだ。
乙米は芝居だと見破り「沙代を殺せるか。お父様のお気に入りだった。この里でないと生きられない。沙代は妖怪に憑りつかれた。そのため何人もの人を殺した」と言う。水木は「ゲゲ郎と一緒に行動するようになって、沙代に妖怪が憑りついているのが見えるようになった」と話す。
沙代は「祖父時貞の跡を継いだ時麿は、時貞と同じで性的要求をしてきたので殺した。それを知った丙江が脅してきたので殺した。私は道具ではない」と告白する。水木は「償う。一緒に東京に行こう」と言う。乙米は「しっかりした方がいい」と言うと、沙代は「全て終わらせる。この村も、私も」と言う。
沙代は長田の玉を割って、巨大な狂骨を操り、行ける死人たちを解放して、乙米達を食い殺させる。工場が破壊され、乙米の体にパイプが刺さって死ぬ。紗代は水木の首を絞める。沙代は長田を刺すと、沙代も長田に刺されて、体が燃えて死亡する。水木は「すまない」と泣く。
水木は斧で扉を壊し、ゲゲ郎と先に進む。沢山の鳥居が並ぶ地下トンネルを通ると、島の中央部の巨大な穴倉に出る。大きい鳥居と桜の大木があった。
そこには時貞のミイラと時弥がいた。しかし、時弥の顔が時貞に変わり「時弥の体を奪った」と言う。時貞はゲゲ郎に、巨大な桜の木の下に幽霊族の人間たちを埋め、根が血を吸い取っていると教える。時貞は「あれはお前の女房の血だ」と教える。水木が桜の木の根を切ると、血が噴き出す。
ゲゲ郎は水中を探り、根と根の間に痩せ細って目にたんこぶができた、変わり果てた妻の姿を見つけ、解放する。ゲゲ郎は「随分長い間、一人にさせてすまない」と妻を抱き締める。妻は「一人じゃなかった」と、ゲゲ郎に妊娠している事を教える。
時貞は巨大な狂骨を解放し、ゲゲ郎を攻撃する。ゲゲ郎は髪の毛で立ち向かうが、狂骨の巨大な爪で腹を貫かれ、桜の木に貼り付けにされる。時貞は「諦めろ。その方が人の役に立つ」と言う。ゲゲ郎は「諦めない」と答える。
時貞は水木に「わしに協力すれば、会社を１つもたせよう。美女も召し抱えさせよう」と誘う。水木は斧を振り上げ、時貞が持っていた骸骨の壺を破壊する。時貞は「これを壊したら狂骨が暴れて、国ごと亡ぼすぞ」というが、水木は「つけは払わないと」と言う。狂骨は時貞の制御から解放され、時貞を飲み込む。時貞は小さなボール（冒頭の現代パートに登場したボール）になる。ゲゲ郎は「苦しみは永遠に続く」と言う。
桜の木の下にいた幽霊族の祖先たちは、根が切れて自由になる。ゲゲ郎の妻のお腹から、赤ん坊の声が聞こえる。幽霊族の祖先たちの髪の毛が集まってチャンチャンコになる。ゲゲ郎はチャンチャンコで狂骨を包んで封印する。
穴倉の呪いが解放され、沢山の狂骨が村へ向かう。孝三、克典も狂骨に殺される。
ゲゲ郎はチャンチャンコを水木に着せ「これを着ていれば助かる。妻を頼む。我が子が生まれる世界を見たくなった」と言う。水木はゲゲ郎の妻を連れて穴倉を脱出する。
ゲゲ郎は怨霊が日本全土に散らばるのを防ぐため、自ら憑代になる。島の結界の棒を引き抜く。血がほとばしり、ゲゲ郎は「わし１人で抑え込むのは無理か。我が子よ」と言って、肉体が朽ち果てていく。
〔現在〕
目玉のおやじと鬼太郎が、ボールとなってさ迷っていた時弥の魂を成仏させる。
（エンドクレジット）
〔昭和31年〕
山で倒れていた水木が消防団に発見される。ゲゲ郎の妻はいなかった。水木は哭倉村での記憶を失い、何も覚えていなかった。水木は「何がこんなに悲しいのだろう」と泣く。
その後、水木はボロボロの家屋でミイラ男（怨念の依代になって体がボロボロになったゲゲ郎）と幽霊女（ゲゲ郎の妻の岩子）を見つけ、慌てて逃げる。しばらくして家屋に戻ってみると、ミイラ男は腐り、幽霊女も死んでいた。
水木は幽霊女を埋葬し、墓を作る。墓の中から産声が聞こえ、土の中から赤ん坊の鬼太郎が出てくる。鬼太郎は左目がつぶれていた。水木は鬼太郎を墓石にたたきつけて殺そうとするが、鬼太郎を育てることを決意する。ミイラ男の左目が取れ、目玉のおやじとなって鬼太郎と水木を見守っていた。
（タイトル『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』）
（写真は「映画ｃｏｍ」より）
