『呪術廻戦』第2期『第35話 降霊』ネタバレの詳しいあらすじと感想 | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

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主な登場人物(声優)役柄

【都立呪術高専】

虎杖 悠仁:いたどり ゆうじ(榎木淳弥)都立呪術高専1年生。宿儺の指を食べ呪力を手にした。

伏黒 恵:ふしぐろ めぐみ(内田雄馬)都立呪術の高専1年生。2級呪術師。伏黒甚爾の息子。

【高専関係呪術師】

七海 建人:ななみ けんと(津田健次郎)1級呪術師。五条の1つ下の後輩。茶髪で七三分けの男性。

猪野 琢真:いの たくま(林勇)七海の助手を務める2級呪術師。

【夏油一派】

オガミ婆:おがみばば(唐沢潤)呪霊達に協力する呪詛師の老婆

粟坂 二良:あわさか じろう(広田みのる)呪霊達に協力する呪詛師。

 

『第35話 降霊』のあらすじ

渋谷を覆う、術師が出入りできない帳Cを虎杖が殴るが、びくともしなかった。伏黒は「脆い所を探そう」と言う。猪野が「帳は自分を守るバリアなので、帳を下ろしている奴は中にいる」と説明する。虎杖は、原宿では帳を下ろしている奴は、帳の外にいたと教える。猪野は「帳の外にいることで、発見・撃退されるリスクを下げ、帳の強度も上げる」と感心する。伏黒は「帳の元は、かなり目立つところにあるのでは?」と言う。3人は目立つ場所を探すと、視線の先に会ったのは。

〔22:01。渋谷セルリアンタワー〕屋上で粟坂が「術師は気づくかな」。孫が「気づいたところで」。栗坂「下層には改造人間がうじゃうじゃいる。すぐには上がって来られないだろう」と言うと、虎杖と式神の鵺(ぬえ)に張ったワイヤーで栗坂と孫を攻撃する。猪野は、結界術が組み込まれている帳の元の杭を見つけて抜く。もう2本は栗坂が持って逃げ、虎杖がワイヤーで攻撃する。地上に落ちた栗坂の所に、虎杖と伏黒が向かう。死んだふりをした栗坂は立ち上がる。

猪野はオガミ婆と孫に対峙する。

(猪野の回想)焼肉屋で七海が猪野に「なぜ私の推薦にこだわる?」と聞く。猪野は「迷ったとき、七海さんならどうするか、と考えるようにしている。それで七海さんに認めらえずに1級はない」と答える。

猪野は「来訪瑞獣1番獬豸(カイチ)」を発動し、ドリルのようなものを出現させて攻撃する。

ナレーション「降霊術来訪瑞獣。顔を隠すことで自らが霊媒となり、4種の随獣の能力を下ろす」

猪野は「来訪瑞獣2番霊亀(レイキ)」を発動し、孫を攻撃する。「事実に即し、己を律する。慢心はない」と呟く。

虎杖と伏黒は栗坂と戦うが、苦戦する。虎杖が殴り、伏黒は玉犬の爪で攻撃するが、栗坂は効果がない。栗坂はナイフで虎杖に切りつける。叩きつけられた栗坂は「元気、元気。将来有望。やりがいある」と言い、ダメージがなかった。

孫はたいして強くないが、猪野の攻撃から身を挺してオガミ婆を守っていた。猪野は何かあると思う。オガミ婆が「禪院甚爾」と言い、孫が何かを飲み込むと、格段に強くなる。

〔1989年12月7日〕京都。〔五条悟 爆誕〕

娘が「パパ誕生日おめでとう。プレゼントは私の制服姿です」と制服を見せる。父親が「そんなに自信満々だと、いつかママみたいになっちゃうぞ」と注意する。娘は「ママ嫌い?」と父に抱き着く。父「嫌いじゃないけど浮気したから」と答える。娘は「パパ可哀そう」と言って、首に釘を刺す。娘に化けた若いオガミ婆が、娘は化けるために死体がいるので殺したと言う。

森の中で若い栗坂が人間の顔の皮をはいでいる。栗坂は「ごめんなさい。ここから出してください」と叫ぶ、首を出して地面に埋められた男の後頭部にナイフを入れて皮をはぎながら「人を殺す仕事なのだ。人体のしくみは良く知っておかないと」と言う。

栗坂は「俺達は自由だった。年々活発になる呪霊の相手で、術師達は手一杯。うまく立ち回れば、何にも縛られず、楽に稼げる。自由に我儘に俺たち呪詛師は生きていた」と呟く。

湖のボートで男が栗坂に「五条悟は五条家に生まれた六眼の子供す」と教える。オガミ婆に別の男が「すでにトータルの賞金が億を超えています」。栗坂に「早い者勝ちですよ」と教える。

道を歩く五条悟を栗坂が屋上から見張り、オガミ婆は喫茶店でコーヒーを飲んでいた。五条は2人に気付き、2人は脅える。栗坂の呟き「年々力を増す呪霊。一瞬で理解した。その原因はこいつだ。五条悟だ。五条悟が生まれて、世界のバランスが変わったのだ。道を歩く五条が2人に「雑魚が見ているんじゃないよ」と言う。

栗坂が伏黒と戦いながら「俺達は自由だった。晩年にしてその自由を奪われた。俺は生涯現役。死ぬまで弱者を蹂躙する。楽しいぜ」と呟く。

虎杖が「タフと言うレベルじゃないぞ」と不思議がる。伏黒は「奴の術式が絡んでいる。攻撃の無効化?」と考える。伏黒が「五条悟が渋谷に来ている。サッサと帳の元を置いて、逃げたらどうだ」と脅す。栗坂は「はったりが下手だ。五条悟が封印された、お前たちが言ったんだぜ。だから俺たちがはしゃいでいるのだろう。五条が元気なら家で寝ている」という。伏黒は「こいつは五条先生に勝てない。だからこいつの術式は、無効化でない」と考える。

伏黒は式神の脱兎(だっと)を出して栗坂を攻撃し、虎杖に「奴の術式がわかった。一旦下がるぞ」と言う。

猪野は「降霊術による変身?あの婆、イタコだったのか。何なんだこいつ。有名な術師か?」と思う。猪野が「4番龍」を発動しようとすると、覆面が取れ孫に連打される。

栗坂が脱兎(だっと)の壁に囲まれていた。脱兎が消えると、上空から伏黒が乗った象の式神の満象(ばんしょう)が落下して栗坂を潰す。虎杖が栗坂に自動車を投げる。伏黒が剣で栗坂を襲う。虎杖が拳で、伏黒が剣で、同時に栗坂を攻撃する。栗坂は「俺の術式はあべこべだ。術式発動中、俺に当たる攻撃は強いほど弱く、弱いほど強くなる。いままで必死の一撃を当てた後のカウンターを交わせた奴はいない。やる気を出すほどお前たちは俺に勝てないのだ」と呟く。

脱兎の壁の外で伏黒が虎杖に「奴の術式がわかった。虎杖より、タイミングを外された俺の攻撃が効いていた。攻撃用じゃない脱兎からすぐに出ようとしない。地面にたたきつけられてもぴんぴんしているのもそういう事なのだと思う」。虎杖が「デコピンで倒せる?」と言うと、伏黒は「弱すぎはダメだ。ただのあべこべなら、発動後に空気抵抗とかの微弱な力で自滅する。あべこべにできる上限と下限がある。攻撃に合わせて調整して、術式効果や斬撃などをあべこべにしたうえで、呪力で守っているのだろう。」だから規格外の五条先生には勝てないし、複雑な術式とは相性が悪い」と教える。虎杖は「となると同時だな。強い力と、ほどほどの弱い力で同時に叩く」。伏黒「だが、術式に気付いたことを悟られたくない。俺たちはこのまま全力で馬力をアピールする。始めは打撃力の低い蝦蟇(がま)。そこから一気にたたむ」。蝦蟇の舌が栗坂の腹を刺し、虎杖と伏黒が殴る。

栗坂は「いつこいつらは気づいた。この程度で調子に乗るなよ。ガキども」と、虎杖と戦う。虎杖は寸止めし、時間差で勢いを殺して栗坂を殴る。栗坂は倒れる。伏黒は「お前、意外に器用だな」と感心する。

 

『第35話 降霊』の感想

 例によって原作漫画は読んでいないので、アニメを見ての感想である。

今回は七海以外の七海班の猪野、虎杖、伏黒が、外側の帳を守っているオガミ婆や栗坂たちと戦う話である。

猪野はオガミ婆の孫と戦う。最初、孫はたいして強くないが、オガミ婆が「禪院甚爾」を孫に降霊してから格段に強くなる。確か「禪院甚爾」は伏黒恵の死んだ父親・伏黒甚爾の旧姓だった。道理で強いはずだ。猪野は来訪瑞獣を出して禪院甚爾と戦うが、かなり苦戦している。今後どう戦うのか。

一方の虎杖と伏黒は、栗坂と戦うが、こっちも苦戦している。伏黒は、鵺、満象、脱兎、様々な式神を出すが、栗坂はダメージを受けない。栗坂は攻撃力をあべこべにする術式を使っている、と伏黒が見破ったのは、なかなか凄い。そこで強い力と弱い力で同時に攻撃を仕掛けると、弱い力によってダメージを受けると考え、虎杖と伏黒が同時に攻撃するとは、頭が良いと感心した。

やっと栗坂を倒したが、封印された五条を助け、渋谷事変を解決するのには、まだまだかかりそうである。

(写真は「公式ホームページ」より)