『サイコパス First Guardian』ネタバレの詳しいあらすじ(改訂) | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

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監督:塩谷直義 2019年

登場人物(声優)役柄

【厚生省刑事課関係】

須郷徹平(東地宏樹)国防軍第15統合任務部隊軍事ドローンパイロット(2112年)。厚生省公安局刑事課一係執行官(2116年)

征陸智己(有本欽隆)厚生省公安局刑事課一係執行官(2112年)

青柳璃彩(浅野真澄)厚生省公安局刑事課二係監視官(2112年)

狡噛慎也(関智一)厚生省公安局刑事課一係執行官(2112年)

宜野座伸元(野島健児)厚生省公安局刑事課一係監視官(2112年)

縢秀星(石田彰)厚生省公安局刑事課一係執行官(2112年)

六合塚弥生(伊藤静)厚生省公安局刑事課一係執行官(2116年)

唐之杜志恩(沢城みゆき)厚生省公安局総合分析室分析官(2112年)

花城フレデリカ(本田貴子)外務省海外情勢調査担当から出向してきた一係監視官補佐(2116年)

常守朱(花澤香菜)厚生省公安局刑事課一係監視官(2116年)

霜月美佳(佐倉綾音)厚生省公安局刑事課一係監視官(2116年)

【国防軍関係】

大友逸樹(てらそままさき)国防軍第15統合任務部現地情報収集班隊長(2112年)

大友燐(大原さやか)大友逸樹の妻(2112年)

高江洲嘉人(土師孝也)国防軍統合作戦本部作戦監視官(2112年)

港屋門斗(廣田行生)国防軍第15旅団旅団長(2112年)

吹田恭慶(高坂宙)外務省海外調査部門参事官(2112年)

猿飛光喜(飯島肇)国防軍第15統合任務部隊ドローン部隊所属操縦士。セカンド・ガーディアン。

 

 2116年10月、東京、厚生省局公安局刑事課。省庁間人事交流により、外務省から花城フレデリカが一係の監視官候補として出向してきた。
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 2か月前に公安局がシーアンに強制捜査を行ったため、今後は外務省と連携を取れという事だった。常守朱が花城を刑事課の仲間に紹介する。霜月美佳が常守に、花城は外務省で海外の情報調査を担当していたと教えるが、常守はすでに調査済だった。
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花城は須郷徹平執行官に、元国防軍エースなので、外務省に準軍事部隊を作るので入隊すれば優遇すると誘う。潜在犯としての制限は撤廃される。須郷は当時、地上部隊を守護する優秀なパイロットで、ファースト・ガーディアンと呼ばれていた。
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 (タイトル。オープニング)

 2112年、沖縄。国防軍第15統合任務部隊の須郷徹平大尉は、コールサインのファースト・ガーディアンでジェットドローンを先頭司令部内のコックピットから操縦し、地上部隊の大友逸樹達を掩護する訓練をしていた。須郷は2台の武装トラックを爆撃し、大友達は2か所の武装目標を破壊する。

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国防軍名護基地(旧キャンプ・シュワブ)15統合任務部隊駐屯中。国防軍統合作戦本部作戦監視官の高江洲嘉人大佐と、国防軍第15旅団団長の港屋門斗が、須郷らで次の作戦を決行することを決める。

 大友逸樹の妻の大友燐が、名護基地の電子オペレーターだったが、色相がわずかに悪化したため、予防的措置として軍事システムエンジニア部門に異動になる。須郷や仲間たちで送別会を行う。

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 大友と須郷は格闘訓練を行う。大友はライフログをスパーリングロボットに記録更新する。大友は須郷に「次は実戦になる。ドローンでとはいえ、人を殺すことになる」と言う。
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作戦室で大友や須郷たちに、国防陸軍第15旅団旅団長・港屋門斗中将が、作戦監視官・高江洲大佐と、オブザーバーの外務省海外調査部門の吹田恭慶参事官を紹介する。

 港屋は「今回の作戦は機密性が高いものだ。ターゲットは東南アジア連合、シーアン。現政権に敵対する最大の拠点に政府軍が大攻勢をかける。それを我々が援護する」。高江が「本件を「フットスタンプ作戦」と呼称する。関係者以外は軍の人間にも他言無用だ」と念を押す。

 シーアンでの戦闘が始まった。須郷達2人が2機のジェットドローンを操縦して、敵戦車を爆撃して破壊し、地上部隊の大友達の部隊を掩護する。地対空ミサイルによって、セカンド・ガーディアンの猿飛が操縦するドローンが破壊される。敵の抵抗が強く、作戦は失敗し、地上部隊は撤退を命じられる。

ファースト・ガーディアン須郷はドローンで地上部隊の撤退を掩護しようとするが、予定より弾数が少なくできない。司令部は須郷に、ドローンに積んである緊急用補給物資を予定地点に投下して帰還するように命令する。大友は、須郷に基地のロッカーにあるブランディーをあげると言い、妻に「強く生きろ。おなかの子供と一緒に」と伝えてくれと遺言を言う。司令部では通信を切る。須郷は補給物資を投下して帰投する。

 港屋は「シーアンはもめる」と言い、吹田は「もっと国防相と外務省が前に出なければ」と言い、港屋は「表立った大規模な地上戦はできない」。高江は「彼らにドローンを増援した方がいい。今回みたいな手は何度も使えない」と言う。

 須郷が基地の大友のロッカーにブランディーを見つける。大友燐が須郷に会いに来る。吉田は死亡、大友は行方不明で、戦死扱いになる。自分の力不足だと謝る須郷に、燐は平手打ちする。

 須郷は色相に問題が出て、メンタルケアを受ける。燐は流産し、国防相を辞めていた。

 3ヶ月後。東京市ヶ谷の国防省本部に重装備ドローンが機銃照射し、その後、建物に突入して爆発する。多くの国防省職員が死亡し、高江洲も負傷した。

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 厚生省公安局刑事課二係の青柳璃彩監視官と一係征陸智己執行官が、名護基地の須郷に調査に来る。国防省を襲撃した重装備ドローンは国防研究所から2機盗まれていた。防犯カメラには、行方不明の大友の姿が映っていた。ドローンを操縦していたのは須郷の端末で、須郷は共犯の疑いがあった。
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宜野座伸元監視官と狡噛慎也執行官、縢秀星執行官が大友の家に行くが、綺麗に片付き過ぎていた。
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 青柳と征陸は、須郷を連れて大友燐に会う。燐は、夫は死んだものと思っていた。国防省を退職後、テレビ局に勤めていた。彼女は最近有給休暇が多く、薬も多かったが、悪い気分を紛らわせるためだと答える。燐は、大友が生きていれば、ここに戻ってくると信じていた。

 須郷は港屋から、軍人として公安局の捜査状況を報告するように命令されていた。

 征陸は刑事の感で、須郷は共犯でも全くの無関係だと言う。青柳は征陸に、沖縄に来たのだから寄り道しようと言う。

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征陸は実家に行くと、ユーストレス欠乏症で自宅療養中の妻がいた。
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 征陸は妻に執行官の身なのでなかなか東京から外に出られないことを謝り、「伸元に幸せになって欲しい」と語りかける。
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 車の中で須郷は青柳に「征陸刑事はどんな人?」と尋ねると、青柳は「伝説の刑事。シビュラ成立以前より、難事件をいくつも解決した。折れない、諦めない、人の強さを持った刑事」と答える。

 宜野座と狡噛と縢は、外務省管轄の長崎の入国管理センター、通称「出島」に行くと、青柳と征陸に連絡する。大友らしき人物が最後に見つかった場所だ。宜野座は父の征陸が母に会ったことを怒る。

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〔九州・外務省入国管理センター〕宜野座と狡噛が建物の中に入ると、盗まれたもう1機の重装備ドローンが建物を破壊した。

宜野座の連絡を青柳、征陸、須郷が聞く。多くの外務省職員が死亡した。報告を見た須郷は、「フットスタンプ作戦」の命令を受けた時に同席していた高江洲が負傷し、吹田参事官が死亡していた事を知る。須郷に「フットスタンプ」と呟き、上司と話をしてくると部屋から出ていく。正陸は厚生省公安局総合分析室の唐之杜志恩分析官に「フットスタンプ作戦」とは何か調べさせる。

 須郷は港屋に会うと、港屋は「大友の逮捕に協力するだけでいい」という。須郷は、吹田が殺されたので、大友が行方不明になった「フットスタンプ作戦」と関係があるのでは、と質問する。また、港屋のいい方だと、大友が生きているのでは、と質問する。須郷は国防軍に拘束される。

 港屋は青柳と征陸に、国防の軍事機密に触れるなと忠告し、外部との通信を遮断したと伝える。港屋は征陸に、妻を治療施設に隔離し、息子の宜野座の経歴にも傷がつくと脅す。

 須郷は尋問室に拘束される。港屋は、須藤が「フットスタンプ作戦」のデータベースにクラッキングを仕掛けていたという。別室では同僚の猿飛も拷問されていた。港屋は、須郷が訓練中に事故で重傷を負ったと偽装するため、須郷の目に針を刺しレーザー光を照射する。

電源が切れ、青柳たちが入ってくる。青柳は、シビュラシステムの強制捜査プロシージャを発動し、基地内の兵士全員の犯罪係数測定を求める。国防軍のクーデターの可能性があると言う。

通信が遮断されたため、公安局長の禾生壌宗が、強制捜査を実行したのだ。強権発動は時間稼ぎで、もみ消される前に、大友の逮捕が必要であった。

 政陸は、大友は非常事態の保険をかけていたはずで、須郷に秘密の隠し場所の心当たりがないか尋ねる。須郷は、大友が残したブランディーを思い出す。ブランディーの栓にメモリーが隠してあった。メモリーを解析すると、名護基地の地下に、米軍が極秘で建設した潜水艦基地があるとわかる。青柳、征陸、須郷は秘密のエレベーターで地下に降りる。

 宜野座から青柳に連絡があり、大友が街頭スキャンに引っかかって、出島の難民特区に追い詰められたと言う。しかし、潜水艦基地に着くと見張りが殺されており、ここにも大友が侵入したと思われた。

 狡噛が大友を見つけて格闘になり、窓から転落する。大友だと思ったのはホロで大友に偽装されたスパーリングロボットだった。

 征陸も潜水艦ドックで大友を見つける。大友は須郷に「忘れ物(原潜)を取りに来た」と言う。大友と青柳、征陸が格闘になる。青柳が水に落ちたため、征陸が助けに行く。代わりに須郷が大友と格闘になる。須郷が大友の首を絞めて行動不能にすると、これもスパーリングロボットだった。監視カメラに大友の姿が映っても、移動が不明だったのは、ロボットだからだった。

ロボットは須郷に「フットスタンプ作戦」の正体を話す。須郷が軍事ドローンから降下させたのは緊急用補給物資ではなく、化学兵器の毒ガスが入ったタンクポッドだった。作戦が失敗した場合は、毒ガスで地上部隊もろとも敵を殲滅する作戦だった。

 征陸が質問すると、ロボットは、原潜を奪うのは復讐のためだと答える。ロボットが大友の模造知能だけでは複雑な行動はできないので、近くで燐がロボットを遠隔操縦していると気づく。燐は、大友から「フットスタンプ作戦」の真相を聞き、夫が亡くなったと確信して、関係者に復讐していたのだった。須郷のディバイスからトラッキングして重装備ドローンを盗んだのも、関係者を名護基地に集めるためだった。

 燐は執務室に行って港屋を暗殺し、次に高江洲の暗殺を試みるが、ホロで偽装された偽者で、燐は高江洲に殺される。駆け付けた須郷は燐の死体を抱いて泣く。

 飛行場で脱出を図ろうとした高江洲を青柳と征陸が見つける。高江洲は「国益と軍のためだ」と言うが、征陸が高江洲ドミネーターを向けると犯罪係数は300以上で、イルミネーターで執行する。局長の指示で、これで捜査は終了する。

 須郷は色相が悪化したので、前戦を離れて集中メンタルケアで治療を受けることになった。征陸が須郷に「須郷は潜在犯になったら、執行官に向いている」と言う。

 同年11月須郷はストレスケアのため国防軍ドローン研究開発部に転属、しかし良化することなく潜在犯認定され、国防省を退省。サイコパス矯正医療センターへ隔離された。征陸は、2113年2月、事件の捜査中に殉職した。同年12月須郷は厚生省公安局刑事課へ執行官として配属した。

 2116年。須郷は、外務省に来てほしいという花城の誘いを断る。
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 花城は「気が変わるのを期待している。変わらざるを得ない状況がくる」と答える。

 (エンドクレジット)

(写真は「公式ホームページ」より転載。冒頭の写真は有料入場者特典の設定集Ⅱ)