『サイコパス First Guardian』の感想 『PROVIDENCE』との関係が興味深い | アンパンマン先生の映画講座

アンパンマン先生の映画講座

映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

イメージ 1

評価 4/5 ☆☆☆☆★

先日『劇場版 サイコパスPSYCHO-PASS PROVIDENCE』を鑑賞した。『PSYCHO-PASS Sinners of the System:case1恩讐の彼方に』とテレビアニメ第3期「PSYCHO-PASS サイコパス 3」を繋ぐ話だという事で、『恩讐の彼方に』を見直してから『PROVIDENCE』を鑑賞した。

『PROVIDENCE』では狡噛慎也は日本に戻り、花城フレデリカの海外調整局行動課で特別捜査官として活躍していたので、狡噛はなぜ日本に戻って来たのか、花城と狡噛の関係は、を知るには、確かに『恩讐の彼方に』を見て良かった。

ところで『PROVIDENCE』では、須郷徹平は厚生省公安局刑事課一係執行官であるが、ピースブレイカーの高高度気球型中継器〈ラファエル〉の攻撃では、戦闘用ドローンを高度な技術で操縦していた。また、狡噛、宜野座、花城をピースブレイカー北方列島本拠地へ潜水艦で送ったのは猿飛光喜であり、さらに〈ラファエル〉を対艦ミサイルで攻撃して須郷の窮地を救ったのも猿飛である。猿飛は「須郷に借りが返せて嬉しい」と言っていた。

本作『PSYCHO-PASS Sinners of the System:case2 First Guardian』では、須郷と猿飛は国防軍第15統合任務部隊に所属しており、国防軍の極秘任務「フットスタンプ作戦」にドローンパイロットとして参加していた。ところがその作戦の裏側の秘密が、公安局の青柳と征陸の捜査によりバレそうになる。国防軍の港屋は、2人が訓練中に事故で重傷を負ったと偽装するため、目に針を刺しレーザー光を照射する。猿飛は右目を失明させられ、須郷は危ういところを青柳と征陸に助けられた。

『PROVIDENCE』で猿飛の右目が義眼なのはそのためであり、猿飛は須郷に恩を感じていた、と言う事である。つまり、『PROVIDENCE』を見る前に『First Guardian』を見ると、須郷、猿飛の関係が良く分かる。

さらに『First Guardian』は花城フレデリカの初登場の話であり、最後には花城は須郷を外務省に誘っており、『第3期』で須郷が外務省にいる理由を説明している大事な話でもある。

という事で、『PROVIDENCE』を見る前に『恩讐の彼方へ』と『First Guardian』を見るのをお勧めする。

『First Guardian』を見直したので「ネタバレの詳しいあらすじ」も改訂して掲載する。