『るろうに剣心 京都大火編』ネタバレの詳しいあらすじ(改訂・再掲) | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

 2022年9月2日に「金曜ロードショー」で『るろうに剣心 京都大火編』が放映されるので、参考に2021年4月に掲載した「ネタバレの詳しいあらすじ(改訂)」を再掲載する。

  前作『るろうに剣心』(2012年)での苦闘があったと知っているので、冒頭で剣心がすっかり神谷道場の居候として、薫逹と平和な日々を送っている様子が微笑ましかった。

前作同様、剣心のアクションが冴まくっている。一番の見どころは、新月村で数十人もの志々雄の手下達を倒す場面である。剣心の動きが早く、あっという間に数十人を倒すその戦いぶりに圧倒される。

 新月村の屋敷の中庭での、瀬田宋次郎の戦いも迫力あった。宋次郎の動きが非常に素早く、剣心は押され気味で、逆刃刀を折られた時はどうなるかと思った。この決着はお預けになったが、次回は剣心と宋次郎がどんな戦いをするのか楽しみである。

 志々雄真実は包帯の隙間から火傷の跡がのぞき、不気味である。相当な腕らしいが、本作では剣心との直接対決はなかった。次回作ではどんな腕を見せるのか楽しみである。

 沢下条張と剣心が戦う場面では、逆刃刀を失った剣心が、赤ん坊を助けるために不殺の誓いを破るかどうか、苦悩する姿が良かった。剣心が青空にもらった剣を抜いて条張に立ち向かったとき、そこに現れた薫が思わず「殺しちゃだめ!」と剣心を止める場面が緊張感あった。しかし、その剣はもう1本の逆刃刀で、殺していないと知ってほっとした。

 以前に新井赤空からもらった逆刃刀は、2本打った内の出来が悪い方の「影打」だそうだ。今回青空から貰った逆刃刀は、神社に奉納したより強度の高い「真打」なので、今度は宋次郎と戦っても折れないだろうし、どんな戦いになるか楽しみである。

 クライマックスの京都大火の場面は、志々雄の勢力対京都警察・御庭番衆・剣心逹の総力戦になり、見ていても力が入る。薫も木刀ではなく薙刀で戦う姿が勇ましい。ただ、その大火の真最中に、四乃森蒼紫が柏崎念至と戦う場面は余計だと思った。と言うか、四乃森蒼紫が剣心を付け狙う理由がよく分からない。柏崎を殺す必要もないと思うのだが。

 さて、時代は明治維新の動乱の直後であり、明治政府の体制も脆弱である。志々雄のように明治政府の転覆を考える者がいたとしても不思議でない。廃刀令が出されても、刀を携帯している者も多かった事だろう。戦国時代や江戸時代が舞台の時代劇とは違う、迫力のアクションが続く新しい時代劇映画を作った事で『るろうに剣心』シリーズは日本映画史に名を残すことだろう。次回は福山雅治も登場するようで、早く続編の『伝説の最後編』を見たい。評価は「5」。『るろうに剣心最終章the final』『同the beginning』も楽しみである。

 ところで、本作は山形県内各地でロケされている。内務省は、山形市にある旧県庁の文翔館。剣心が斎藤と会った京都の料亭は、山形市の料亭・千歳館。新月村は、鶴岡市の庄内オープンセット。沢下条張と戦った神社は、遊佐町の鳥海山大物忌神社。逆刃刀が奉納されていた神社は、酒田市の小物忌神社である。ロケ地に付いては詳しくは別ページで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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