こんにちは。
バナード・メアで賞金首の情報をもらった、
ヒゲ男だ。
いい加減、この名前を変えたいものだ。
と、今はそのようなことを言っている場合ではない。
仕事中だからな。
どうもアルゴニアンのシマちゃんと口調が被っているが、そこは勘弁してもらいたい。
俺とシマちゃんはハードボイルドっぽくしたいとの、ウール羊の意向だ。
顔色の悪さを気にしている時点で、シマちゃんはイロモノ決定だと思うがな。
さて、本題に入ろう。
先に言っておいた通り、バナード・メアのフルダから情報をもらった。
これだ。
ホルテッド・ストリームの夜営地にいる山賊の長を倒せ、との依頼だ。
位地は・・・ここだな。
しまった。
どうやら俺が向いているのとは反対方向だ。
どうも地図を見るのは苦手・・・いや、なんでもない。
さて、以外と早く着いたのはいいんだが、
入りやすくなったからいいか。
さて、持ち物チェックだな。
ていうか、コイツらろくなもん持ってねえ。
山賊だろ?
しっかりしろよ、シケてんな。
ノルド・ハチミツ酒まで持ってるとは、お前いいヤツだな。
さて、外のヤツらは片付いたから、今度は中だな。
ん?なんだこの念仏のような声は。
ウィンターホールド大学のことか?
それとも他に大学があるのか?
大学へ行けと言われたほどのヤツが、なぜこんなところで山賊をやっているのか。
猫生・・・じゃなくて、人生は分からんな。
あー・・・尻に敷かれた男の哀愁が漂ってこなくもない。
どこかの酒好きカジートを思い出すな。
ていっ!!
「誰かいるのか!?」
おっと、外した。
「見つけたわよ!!」
「上等な毛皮の絨毯にしてやろうか!!」
「オークの力を見せてやろう!!」
いや、お構い無く。
それよりも、その宝箱と懐の中身をくれ。
結果的には倒したから良しとしよう。
さて、金目の物を頂いて帰るとするか。
帰る頃は夜中だな。
・・・・・・また衛兵に驚かれちまうな。
申し訳ない。