探索の途中ですが、本日記です。 | ウール羊と “ちょこっと” ニャン吉

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ニャン吉くんがエールの飲み過ぎで二日酔いのため、今回の記事は本日記です。

紹介する本はこれ。




「日本の面影」

著者はラフカディオ・ハーンで、日本に帰化後、小泉八雲の名前で作品を書いた人ですね。
有名なのは「怪談」でしょうか。

さて、気になる内容は、というと、

美しい日本の愛すべき人々と風物を印象的に描いたハーンの代表作『知られぬ日本の面影』を新編集。赴任先の松江を活写し、日本人の精神にふれた傑作「神々の国の首都」、西洋人として初の正式昇殿を許された出雲大社の訪問記「杵築―日本最古の神社」、微笑の謎から日本人の本質にアプローチする「日本人の微笑」など、ハーンのアニミスティックな文学世界、世界観、日本への想いを色濃く伝える11編を詩情豊かな新訳で収録する。日本の原点にふれる、ハーン文学の決定版。
(Amazonより)

これは明治23年4月に来日後書き記した物を翻訳、アンソロジーにしたものです。
ハーンが初来日した時に記した、「知られぬ日本の面影」という、全700頁を越える大作から、文学世界と日本理解のエッセンスがよりよく伝わってくるものをピックアップしてあるそうで、というか、その大作をよみたいなぁ。
ですが、ハーンが来日初日以来、日本の風景にときには感動し、ときには外国人には不思議に思う出来事に遭遇して軽く驚いたりと、カルチャーショックに見舞われたようで、微笑ましいです。

後半は英語教師として赴任した先の学校での交流なども盛り込まれており、最後の「親愛なる先生へ」で始まる一文は、ハーンが慕われていたことが伺えて、ちょっと涙目になりました。

翻訳もとても読みやすく、図版も載っているので、当時の日本が想像しやすいです。

これは読んで良かったです(^^)