こんにちは。
なんというか、ちょっと話が見えなくて困っている、
ニャン吉です。
知り合い?
ていうか、ホワイトランには俺の家もあるし、街の住人全部が知り合いというか・・・。
「街の人じゃないよ。でも・・・」
あの、いつも仏のような微笑みを浮かべて、他の種族にはヤバいブツのムーンシュガーやスクゥーマをしれっと売っているリサードさんが驚くなんて。
「カジート族は耐性を持っているから大丈夫」
あ、いや、スクゥーマとムーンシュガーのことじゃなくて、
「あんな人相、ていうか、猫相の悪いヤツは見たことないわ」
え?
それほどの人物、知り合いには・・・・・まさか、ミー子か!?
いや、アイツは特に目付きは悪くないはずなんだけどな。
性格は悪いけど。
「目付きの割りに、なんだか天然ちっくだったんだが」
目付きが強調されすぎだよ。
なんだ?
川を流れて来ただと?
強面野郎のナントカって記事で川に流されてみた事があったぞ。
どこに辿り着くかの検証で・・・ていうか、あっ!!
ギャーーーーーッ!!
猫男爵(仮)!!
お前か!!
「ニャン太って改名したんだ。(仮)がついてるけど」
え?いい名前・・・だね?
「褒めようとしてくれた努力は認める。だが、俺が傷ついているのはそこじゃない。一緒に川を流れてみた仲なのに、気持ち良く忘れているとは」
なんかゴメン。
「いや、いいんだ。ニャン吉が俺の事を綺麗さっぱり忘れていたとしても、ハチミツ酒を奢ってくれるなら許してやろう。もちろん、朝まで飲み放題なんだよな?」
なんだって!?そ、そ、それは財布の中身と応相談で・・・。
「あ、それと」
「名前がお前とかぶっている。これについて、じっくり話し合わないとな」
わわわ分かった・・・・・。
ウール羊くん、頑張れ。
後で一緒に泣いてやるよ・・・。