5月の読書メーター | ウール羊と “ちょこっと” ニャン吉

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「5月の読書メーター」

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:648ページ
ナイス数:49ナイス

奇譚を売る店奇譚を売る店感想
『また買ってしまった・・・』何度この言葉を呟いたことか。いやもうね、「私」の気持ちが分かるわー。昔ながらの古書店なんて、宝の山ですもんね。ですが、買ったあとの現象までは体験したくないけども。ですが、個人的にはこの雰囲気は嫌いではなく、むしろ好き。最後の話が予想外で面白かったです(^^)
読了日:5月26日 著者:芦辺拓
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
皆川博子さんの作品はこれが初めてですが、面白いですね!特に後半部分の事件が二転三転するところ、思いもよらない結果など、びっくりさせられました(^^)お陰さまでこの作家さんにすっかりハマってしまいました(*≧∀≦*)
読了日:5月3日 著者:皆川博子

読書メーター


今回は推理小説と、怪奇小説です。

まず、皆川博子さんの「開かせていただき光栄です」。

これは18世紀のロンドンが舞台です。
解剖医のダニエル先生が弟子の青年たちと、なんだか分からないが増えていく死体の解明に奔走する、というストーリーです。
主役のダニエル先生もさることながら、盲目の治安判事、サー・ジョンが鋭い推理を見せてくれます。
舞台設定が馴染みのないものですので、少し説明ちっくな所もあり、ちょっと読みにくいのですが、登場人物が魅力的ですし、状況が二転三転するので、慣れちゃえばかなり面白いです。

次は芦辺拓さんの「奇譚を売る店」。

冒頭部分のセリフがねー・・・。
ウール羊もかなりの頻度で呟いているので、他人事とは思えない。

ブック○フに行く度に呟いてはガックリと肩を落としてるもんね。
家族達からは “床が抜けたらどうすんだ” って言われてるし。
この本は所謂怪奇小説ってヤツになるのだろうか。
主人公の「私」が手に入れた古書が元で不思議な体験をする、という話なのですが・・・。

なんつーか、ちょっと背筋が薄ら寒いというか、なんというか。
ラストも予想外でした。
一応、短編集なのですが、最後の章ですべてが繋がります。
わりと軽めの文章ですし、そんなに厚い本ではないので、サラッと読めちゃいます。

特に「開かせていただき光栄です」は18世紀当時の医療事情なんかにも触れているので、面白かったですよ(^^)