武術映画2本 | ウール羊と “ちょこっと” ニャン吉

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今回は武術アクション映画。

まずは、「エクスペンダブルズ」でこの俳優に興味を持ち、昔の出演映画はないかなー、と漁っていたら見付けたコレ。

「少林寺」




日本の興行成績において、いまだにアジア映画としては歴代1位の記録を持つ本格格闘スペクタクル。動乱期の中国を舞台に、少林寺一派が悪辣な将軍一味を叩きのめすというストーリーは二の次で、もっぱら、武術シーンの面白さが主眼となる。ブルース・リーともジャッキー・チェンとも違う、リアルな迫力を追求した作品で、出演陣も各種武術大会のチャンピオンばかりというふれ込みであった。特に主人公のリー・リンチェイの美しいまでに研ぎ澄まされた型と動きは素晴らしく、その可愛い容貌から、日本でも多くのファンがついた。
<allcinema>

監督 チャン・シン・イェン
出演 リー・リンチェイ
   フー・チェンチャン
   ユエ・ハイ
製作国 中国/香港 1982/11

このリー・リンチェイが後のジェット・リーですね。




当時は17才だったとか。
なるほど、まだあどけないですね。
しかし、この歳で国内武術大会5連覇というから驚きです。




ストーリーは、

中国・隋朝の末期、東都(現:河南省洛陽市)に鄭王・王世充が、暴政の限りを尽くしていた。武術家として名高い「神腿張」は捕らわれている仲間たちを助けに行くが、逆に返り討ちにあう。神腿張の息子である小虎は命からがら少林寺まで逃げ延びる。少林寺の門前で力尽きた小虎は小林武僧らに介抱される。

父親の敵を討つため、小虎は仏門に入門し、曇宗和尚の元、少林拳の修行をする。
ある日、山で鍛練をしていた小虎は鄭王に追われていた一人の男を救った。この男こそ、のちに唐の太宗となる李世民将軍だった。(Wikipedia)

と、随と唐が入れ替わる動乱の時代が舞台です。




坊さんファイターがすげぇ。
つか、ワイヤーもCGもアクションを早く見せるための早回し編集もスタントも使ってないので(高所にジャンプするときは逆回し)アクションが迫力満点!!
・・・・・素で凄すぎて画像撮影ブレまくり(T_T)

たまにスローモーションが入るから、そこを狙って撮影するのにこのザマさ・・・。

ちなみに、この映画は日本からも少林寺拳法の方たちが出演していて、




この方がその日本人武術家。
ちゃんと出演者にも名前が出てます。




イェーーーーーーッ!!

その他エキストラにも日本の武術家さんたちが多数出演しているとのこと。

なにしろ、出演者全員が(一般人エキストラは知らないが)武術家。
皆さん幼少の頃より武術を学んでいる方々ですので、そこら辺のアクション俳優とはキレが違います。

なんつーか、スッキリ爽快です。

次に、「少林寺」の隣にあったコレ。

「少林寺三十六房」




実在の人物とされる劉裕徳をモデルに描かれた少林寺ものの一つで、悪の将軍によって師や友人たちを殺された若者が、少林寺に入門。それぞれ異なる技を鍛錬する三十五からなる房の中で修行を積み、やがてヌンチャクの変形、“三節棍”を生み出し卒業、復讐を果すまでを描く。他の少林寺映画との違いは三十五房での修行風景で、そのウソにも本当にも取れる内容は独創性に優れ大いに楽しませる。最後に新しく“三十六房”目として加えられる“三節棍”は新しい武器として全国の少年たちの心を熱くさせ、にわかにブームを巻き起こした。
<allcinema>

監督 リュー・チャーリァン
出演 リュー・チャーフィ
   ホワン・ユー
   ロー・リエ
製作国 香港 1983/4

ていうか、実際に製作されたのは1978年です。




た・・・、桃白白がいっぱい(ドラゴン◯ール参照)!!

おっと、ストーリーですね。

明は滅ぼされ、人々が清の圧政による支配に苦しめられていた時代が舞台。

明の復興を画策する義士たちは武芸の本山、少林寺の参加に期待をかけていた。学生の身であった劉裕徳は清に仲間や家族を殺され、命からがら少林寺へとたどり着き、出家して三徳と名を改める。

少林寺には35房あり、最初の10房は腕、手首、目、頭といった身体を鍛える基礎訓練。続く房では、刀術、棒術、拳法という戦闘技術を学ぶ。各房では35種の想像を絶する厳しい訓練が待っていた。各房の住持の許しを得た者だけが次の房へと進むことができる。

努力と仲間の支え、師匠である住持達の励ましを受けることで、三徳は次々と試練を乗り越え、5年という異例の速さで35房の全てを制覇し、戒律院住持との戦いを通じて、新たな武器「三節棍」を考案する。

そしてついに下山して、道中で同士を集めつつ、清に対する復讐を開始する。
(Wikipedia)

おいおい、坊さんがいいのかそれで。
と、まあ突っ込み所はあるものの、この映画もアクションが爽快です。
ちなみに、監督はオールシネマだとリュー・チャーリァンとなってますが、Wikipediaではラウ・カーリョンです。
つか、同一人物です。
(まぎらわしいよっ!!)




こちらは最初は人畜無害な学生さんが主人公。
(打倒清に燃えてるけどね )

前半部分はほぼ修行に費やされるので、




大変ムサい、暑苦しい・・・・・。

じゃなくて、この修行内容が、

「マジか!?」

てくらいスパルタ。




両手に水の入ったバケツ、二の腕に剣!!
手を下ろしたら脇腹に剣が刺さる仕組み!!

ハハ・・・マジか。

いやまあ、修行風景はこんな感じです。
物語が動くのは後半からで、三徳が弟子を募りに山を下りてからです。




背中に背負ってるのが 三節棍。
これを使ったアクションがカッコいいのです!!




髭の桃白白は「ドドン波」撃てそう。
(ど、どどんぱで良かったよね)

とまあ、突っ込んだらキリがないですが、そんなのは気にならないくらい面白い映画です。

ちなみに、「少林寺」でリー・リンチェイが頭に丸い焼き印を押されてますが、これは随朝にはない風習で、始まったのは元朝からだそうです。

まあ、それは置いといて、




この2本は観て損はないです。

坊さんのガチバトルが観たい人、武術家の爽快なアクションが観たい人、日頃ストレスがたまってる人、これは問答無用でオススメです(^^)