こんにちは。
レッドベリー鉱山のスパイダー掃討を頼まれてしまった、
ニャン吉です。
前回、スパイダー掃討を依頼され、及び腰になっている俺にモーちゃんが、
なんて言ってくれちゃったため、“ちょっとだけ” やる気を出した俺ですが、やはり苦手なものは苦手。
というわけで、そこら辺の衛兵さんに依頼をやってもらおう、と目論んだのですが、
と、衛兵さんにあるまじきお言葉が返ってきたため、泣く泣く鉱山に入りました。
うわあ・・・ヒゲにクモの巣がぁ・・・。
でも、かなり狭いダンジョン。
気合いで乗り切ってみせましょう！！
依頼主がちょっと怖いしな・・・。
よ、よよよよし！！掃討完了！！
早く、早く外へ！！
「よぉ、終わったのか？」
あぁ、お陰さまでな！！
誰かさんがやってくんないから、俺がやる羽目になったけどな！！
綺麗に掃討したけどな！！
「助かっちゃった。ありがとう♡」
可愛くねーんだよ。
「ニャン吉」
あ、モーちゃん。
克服出来なかったよ・・・。
「仕方ないわ。誰にでも苦手な物はあるもの」
モーちゃん！！君はやっぱり優しい・・・。
「私もホラアナグマやサーベルキャットが苦手だし。だって草食動物だし」
・・・・・そのホラアナグマやサーベルキャットだけど、前にドカドカと踏んづけてたよね。
大喜びで。
「・・・ちょっと蹄が痒いわね。何かを踏んづけないと治まりそうにないわ」
俺の記憶違いでした。
報告しようと思ったけど、なんだよ。
みんな家に帰ってるじゃん。
あ、焚き火が・・・。
ていうか、ここ宿屋なんてあったかな。
魂抜けたついでに野宿とか。
こういうときはハチミツ酒を・・・。
・・・・・！(ﾋﾟｺﾝ)
・・・・・衛兵さんを巻き込んじゃえ。
※その後、スパイダー掃討をかなり根に持っていたニャン吉は、衛兵さんを酔い潰そうと宴会に強制的に誘い、結果自分が酔い潰れた。