20240530「日本の部活動は「滅私奉公」サラリーマンを育てる隠れカリキュラム | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

日本の部活動は「滅私奉公」サラリーマンを育てる隠れカリキュラム

 

 

 

中学校の部活は社会的分業の否定になるから厄介。中学校で国語教員が社会を教えたり理科教員が数学を教えるのは問題ないが国語教員がバスケットボールを教えたり、理科教員がテニスを教えたりするのは無理があり不効率なのである。中学校の部活というものを社会的分業の観点から問題視する経済学者その他の人々が今まで目立ってきていないとしたらその方が不可解。

 

私は以前も書いたが部活民営化をすればいい。現行の中学校の部活というようなものは民間のスポーツクラブの人々に有償で引き受けてもらうようにして学校の施設を貸さなければならない時には貸すようにして学校の教員は部活とは無関係という形式にしてほしい。

 

日本の教員にはスト権がないというが部活廃止のために部活を引き受けないというストライキくらいしてほしい。

 

2024年時点で中学生の子供を持つ親というのは大部分が40代だろうが、その世代の親は2024年時点で70代や60代の人々よりも部活などに夢中になってしまっては勉強が疎かになってしまうから部活など手抜きして、教科、科目の内容を学んでおかないと高校受験すら危ういという感覚を持っているはず。そして親以外にも40代の教員ならなおのこと今の中学生は全国平均で5割は大学に進学するという上の世代が直面していなかった前提に直面しているのだから、部活をさせて成績が上がりにくくなる生徒が出現しうることを気にしたりもするだろう。

 

なら部活など廃止してしまえばいい。部活廃止などと言うと、部活は子供が無料でスポーツができるなどという誰に負荷をかけているのか無自覚な意見が出現しだすから、部活民営化を推進するということを政治主導ですればいい。

 

そして低所得でもスポーツクラブに入れる機会を用意してほしいと言う子供のためにキャリティマラソンやチャリティパターゴルフでも教員と保護者のうち参加したい人を募って実施すればいい。参加料1万円や2万円なりを支払って10キロくらいの距離のチャリティマラソンを走ってもらって優勝者が拠出されたお金を賞金として受け取って、そのまま何らかのスポーツクラブに寄付して無料や格安で参加できるコースを用意して貰えばいい。

 

企業にスポンサーになってもらってプロになれそうな子供を発掘してもらってもいい。

 

部活民営化をし、学校の教員は比較優位の原則が通るような立場になるようにしてほしい。

 

私だったら受けを取るために大喜利部や音痴なアイドル部、空耳アワー部などを設立してほしいと言いたくなるが、そんな発想など誰もしていない。

 

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近年、看護学部が急速に定員を増加させ看護師になる人々が増えている。と言うことは男性看護師の絶対数も増えているということだろう。しかし大部分は女性の看護師が増えるということは、看護師が母親という子供が増えるということだから、小中学校で何らかの問題が発生した時に子供が親に相談した時に、医療従事者として物事を判断できるというのは子供にとってありがたく、教員からすれば監督責任を果たさないとまずいという危機感が発生しやすくなってくる。こういった政治的な布置の変化が急速に発生しつつあるが、冷戦期に若い頃を過ごした2024年時点で60代の教員はもうしばらくしたら引退となる。粗暴な教員がいた時代が遠ざかりつつある。

 

 

https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001118192.pdf