20240430「トヨタはテスラを目指さなくて本当によかった…テスラが「成長なき成長企業 | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

トヨタはテスラを目指さなくて本当によかった…テスラが「成長なき成長企業」に堕ちてしまった根本原因

 
 

私もかなり昔に電気自動車が有望になるなどと書いてしまったことがあり、しまったと思ったことがある。

 

記事に書いてあるようにイーロン・マスクの魔法にウォール街が幻惑され株価が上昇していったのである。

 

日本においてはエコカー補助金で電気自動車が希望小売価格よりも安く買えるという減税という財政政策のおかげで電気自動車物語が過度に普及していったのだろう。しかし日本で販売された電気自動車のうちのテスラ車製のものは非常に少ないから、株価目当てにヤフコメ等で宣伝する人々が多く出現していたのみであった。

 

電気自動車物語で株価が騰がるならと合法的な買い煽りをする人々が日本に目立つほどに出現していた。

 

私からすれば、脱炭素物語も電気自動車物語も自動運転も一種の charity と感じられるようになった。そういった無分別な人々しか信じないであろう物語を、あえて信じたふりをして何らかの地位に就く人々が、ドイツや日本の自動車メーカーへの道を開けてくれているのだろう。

 

EVとガソリン車とではガソリン車の方が熱効率が良いからガソリン車の方がエコであり生産性も高い。だからドイツや日本の自動車メーカーに道を譲ってあげるという charity の精神が感じられるのである。

 

自動運転いついては以前も書いたように、私はロドニー・ブルックスの『Flesh and Machines』の和訳を10年以上前に読んでいる。この本の内容に明示的に自動運転は無理と書いてあるのではないが、内容を理解できる人であれば、自動運転の実現は無理というのが推測できるはずなのである。

 

私は自分が知っていることを、知らないのか知らないふりをしているのかあやふやな人々に迎合するのは苦だからしたくない。

 

自動運転車を市場に送り出すのは非常に難しい。

 

以前も書いたが自動運転の事故発生率が有人車より低いというなら保険会社にその数字を教えてあげればいいはずだが、具体的な数字がヤフコメなどには出てこない。事故発生時に自動運転車の所有者が責任を負うという形式なら、そんなことなら自分で運転した方がましという判断をする人々は多いはずだから自動運転車の出番はなくなる。

 

特に救急車や消防車やパトカーを電気自動車にすれば事故発生確率を確実に下げられるというならその数字を保険会社の人々に教えてあげてほしい。

 

AIにできることは限られている。何らかの計算なら人間の能力を遥かに超えるが、判断力は18歳のドライバーにすら劣るという厄介な代物にしかならないだろう。

 

AIを自動運転に使うのではなく、自動車の前方と後方にカメラとセンサーを取り付けて車間距離を計測し、速度と車間距離からみた安全の度合いを車体に取り付けたランプを点灯させて相手のドライバーに知らせるというような限定的な使い方の方が実用性があるだろう。

 

速度と車間距離が安全なら緑色のランプを点灯させ、やや危険なら黄色いランプを点灯させ、危険なら赤いランプを点灯させるというような装置があれば、煽り運転防止になるだろう。そしてAIカメラで相手車両のナンバープレートを撮影し保存できるようにしておけばいい。