笑い芸人 | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

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林家ペー。

林家ペーのペーはかたかなかひらがなか林家ペー自身にすらわからないようである。

林家ペーの芸名をつけた林家三平が林家ペーのペーの表記についてかたかなかひらがなかのどちらかを明らかにする前にこの世を去ったので、わからず仕舞いになったまま今にいたっているという。

以上は、どうでもいい話題であった。

*

私は、昔から、自分以外の人間は自分を快適にさせるためにいるという感覚を持ち、表情や言動に表す人間が苦手だったが、2013年8月、現在その種の人とは本当に関わりを持ちたくないという感覚が大きくなってきた。

他人は自分を快適にさせるためにいるという感覚を持っている人は男女ともにいるようである。その種の人は男であろうが女であろうが私は関わりを持ちたくない。

自分を快適にさせなさい、あるいは面白がらせなさいでも、楽しませなさいでもいいが、それらの期待が満たされなかったら文句をつけますからね、という発想をする人間がいる。私は、そういう人間が世の中に生きているのが見えるのがつらい。

芸人ですらも、観客を面白がらせる義務や契約など負っていない。芸人であれば決められた時間に何らかの芸を見せるという義務や契約を負っているとは当然言えるだろう。しかし、人を面白がらせる義務などというものはどこにも存在しない。

噺家ならば決められた会場で決められた時間で契約通りに噺をするのが義務だと言える。しかし噺家ですらも人を面白がらせる義務など誰に対しても負っていない。観客が支払うチケット代は、演目に対しての料金であり、面白がらせてもらうための料金ではない。

お笑いでも、映画でも漫画でも小説でも何でもいいが、それらの代金は、消費者が面白がるための対価ではない。

それらの娯楽が商売として成立するため値段が付けられているというだけである。

娯楽作品は娯楽作品である以上は、消費者を面白がらせたり、楽しませるためにあるという誤解が発生するのは避けられないかもしれない。しかし誤解は誤解である。娯楽作品と言えども消費者を面白がらせたり楽しませたりするためにあるのでもない。

戦隊ショーやその種の出し物を面白がったり楽しんだりするのは子どもだけである。大人でも戦隊ショーを見て面白がる人もいるかもしれないがここでは考えない。戦隊ショーを見に来る子どもについている親は、戦隊ショーを見たところで特に面白がれはしない。それを考えても、そういう娯楽は消費者を面白がらせるためにあるとも言いがたい。子どもが見るための戦隊ショーのチケットを購入している親は消費者であるが、親は子どもとは違ってそういうショーを面白がれない。

そういうふうに考えても、何らかの娯楽や芸に関わっている表現者が消費者を面白がらせる義務など引き受けていないと言えるだろう。

それにもかかわらず、娯楽に関わる表現者及び創作者などの人びとは自分を面白がらせるためにいるはずだと思い込んで勝手な期待を寄せ、自分の期待通りの作品でなかったり、自分が面白がれなかったら好き放題に文句をつけるという消費者がいるのである。私はそういう人間がいるのが非常につらい。

戦隊ショーなどでも、その出し物に出演する人々が、その戦隊ショーという表現に失敗してしまったら、それは確かに問題である。映画でも漫画でも小説でもお笑いでも、それらの表現の枠の中で表現者や創作者が失敗をしていたとしたら、それは文句を言われても仕方がないことはあるだろう。

しかしそういうことではなく、完成された作品を見ていながら、その作品が自分にとって面白がれないからというので、文句をつける人間がいるのがわかってしまったのである。しかし、そもそもどの分野の芸術であろうが娯楽であろうが表現や創作に関わる人間は、消費者を面白がらせる義務など負っていないのである。

面白がらせなさい、さもなければ文句をつけますからね。

という気分の動かし方をする人間がいるのが非常につらい。

そんなふうに考えていたら芸人にしても漫画家にしても小説家にしても、無理解な消費者からいわれなき非難を受ける可能性があるのだからそのなかで商売をしているのは立派だという感想を持った。


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