参院選の結果 | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

参院選の結果、納得? ブログネタ:参院選の結果、納得? 参加中


2013年7月21日、投開票された第23回参議院議員通常選挙の結果は

自民党の獲得議席は比例代表18、選挙区47の計65議席。

自民党の得票数は比例代表18,460,404.526、得票率34.68% 

選挙区22,681,192.000、得票率42.74%

公明党の獲得議席は比例代表7、選挙区4の計11議席。

公明党の得票数は比例代表7,568,080.757、得票率14.22% 

選挙区2,724,447.000、得票率5.13%

民主党の獲得議席は比例代表7、選挙区10の計17議席。

民主党の得票数は比例代表7,134,215.029、得票率13.40%

選挙区8,646,371.570、得票率16.29%

共産党の獲得議席は比例代表が5、選挙区3の計8議席。

共産党の得票数は比例代表5,154,055.360、得票率9.68%

選挙区5,645,937.000、得票率10.64%

全国合計で 比例区の得票数、53,229,612.760

全国合計の選挙区の得票数、53,072,476.946

全国の投票率が比例区 52.61%(前回57.92%)

選挙区選挙区 52.61%(前回57.92%)

それ以外の政党のデータは省略。

例によって、選挙結果のデータについてはウィキペディアを参照した。ウィキペディアは信用ならない記事が多く入り込んでいるが選挙結果のデータについては信用できると考えて差しつかえない。

7月21日という比較的投票しやすい日に投票率が52.61%に過ぎなかったということは日本の有権者の多くは民主党に失望し棄権したと解釈できるだろう。民主党の無責任ぶりにはついていけないという判断をし棄権した有権者が多くいたのだろう。

自民党の選挙区の得票数は22,681,192.000比例区の得票数は18,460,404.526、自民党の選挙区の得票から比例区の得票をひくと4220787.474票になる。この数字がほぼ公明党の支援による票と考えていいのだろう。

2012年12月16日に投開票された第46回衆議院議員総選挙における数字は

自民党の得票数は比例区16,624,457、得票率27.6%

小選挙区25,643,309、得票率43.0%

公明党の得票数は比例区7,116,474、得票率11.8%

小選挙区885,881、得票率1.4%

民主党等の得票数は比例区、9,628,653得票率15.9%

小選挙区13,598,773、得票数22.8%

共産党の得票数は比例区3,689,159、得票率6.1%

小選挙区4,700,289、得票率7.8%

全国合計で比例区の得票数60,179,888

小選挙区59,626,566

投票率は59.32%

以上もウィキペディアを参照。

第23回参議院議員通常選挙における民主党の選挙区の得票数が8,646,371.570票。やはりどうしても日本の有権者の多くは民主党に失望したという解釈を当てはめるしかないだろう。民主党は以前の記事で観察したことがあるが地方議員の数が自民党、公明党、共産党と比較しても少ない。だから民主党は3年後の参議院選挙よりも2015年の統一地方選挙で成果を上げることが先決だろう。地方勢力なしに国政選挙のみで安定した得票が望めると考えるのは虫がいいのである。民主党は地方勢力を育てることの重要さに気が付けなければ、消滅してしまうかもしれない。

自民党について触れる。参院選における選挙区の得票数22,681,192.000については2012年の衆院選の小選挙区の得票数25,643,309と比較して、さほど悪い数字ではない。特に参院選の投票率の低さを考えると、参院選の選挙区の得票数は安定的な数字だったと言えるだろう。自民党は公明党なしでは十分な得票ができないという体質になっているとはいえ民主党が勝手に滅んでくれていっている現状では、自民党をおびやかす相手はどこにもいない。

第46回衆議院議員総選挙における年齢別投票率

を見ると、20代及び30代の有権者の津票率が非常に低いのがわかる。それに対して50代から70代の有権者の投票率が高い。

2012年の衆院選にしても2013年の参院選にしても自民党が大勝し公明党も安定した議席を獲得できたのは、主に50代以上の有権者のおかげだと言えるだろう。自民党であろうが公明党であろうが共産党であろうが日本の政党はある程度、高い年齢の有権者によって支えられていると言える。ある程度高い年齢の有権者のおかげで、自民公明共産という、それぞれ違った立場の政党がそれぞれ応分の安定した得票を獲得できているのだろう。それに対して民主党の支持者の多くは若い有権者だったのではないだろうか。民主党の支持者のうち若い有権者がどれだけいたのかについてのデータが出せないのがつらいが民主党そのものが若い政党であるので、支持者に若い有権者が多く含まれていたと考えるのはさほどおかしくないだろう。民主党の支持者の多くに若い有権者がいたとすれば、民主党は焦らずに議員を育てて、分をわきまえながら少しずつ勢力を拡大していくべきだったのではないだろうか。自民公明共産という古くからある政党は、党の若返りができなければ、今後は衰退していくのが避けられない。だから自民党は党の若返り策を講じる必要がある。若返り策を講じられなければ自民党はこれから10年から20年後の間のどこかで、勢力を大きく縮小させてしまうかもしれない。自民党以外の政党が育つかどうかわからないが、若返り策を講じられない限りは自民党も衰退が避けられない。その問題は間違いなくある。

リンク2012年の衆議院選挙の記事


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