あのね、
我慢・抑圧のステージでも
退屈のステージでも
自己表現のステージでも
基本、やることは同じ、なんです。
①（本当はやりたくないのに）
辞めるのが怖いから
やってることを、辞める。
②（本当はやりたいのに）
やるのが怖いから
やってないことをやる。
①と②をやる。同時進行でやる。
②が分からないなら、
とりあえず①から始める。
基本、それです。
でも、ステージが変わるにつれて
①と②の質は当然変わってきます。
どんどん、細かく、些細で、
微妙～な違和感を感じ取れるようになる
必要が出てきます。
我慢・抑圧のステージでの
①のやりたくないことは、
比較的分かりやすいやつです。
例えるなら、岩。
粒子が粗く、でっかいから目立つし
本人の意識にものぼりやすく、
明らかにストレスになってるやつ。
（それでも、それすら感覚マヒして
分からなくなってる人沢山いるけど）
他人の顔色を伺ったり。
自分の気持ちを押し殺してたり。
キャパ以上の事やろうとしてたり。
他人やお金を見張ってたり。
だから、このステージは
苦しいんですよ。
でっかい岩をたくさん
身体の周りにくっつけて
歩いているようなものだから。
本人も苦しいから、
なんとか抜け出したいと思う。
ここから抜け出すのが一番、
パワーも時間もかかります。
そして、
このステージにいる時に感じる
②のやりたいことというのは、
半分以上がダミーです。
海外旅行に行きたい、とか
ブランドの服欲しい、とか
誰もが羨む美女になりたい、とか
（使う目的が決まってないのに）
とにかくお金欲しい！とか
とにかく離婚！とか
何かキラキラしてること！とか
とりあえず現実が苦しいから、
その現実から逃避できることを
「やりたいこと」だと勘違いしやすい。
だから我慢・抑圧のステージにいる人は、
①の岩を降ろす作業がめちゃくちゃ大事。
②を見つけるよりずっと大事。
（②はどうせあんま見つからないから）
そしてさっさと
休息のステージに移って
よく休むこと。
我慢のステージにいる人の
身体が一番求めていることは、
大体決まって「寝ること」です。
あとは「食べたいものを
食べたいときに食べる」とか。
「カフェラテ飲んでホッとする」とか。
「お風呂入ってリラックスする」とか。
そういう意外と
シンプルなものなんですよね。
で、次の
退屈のステージでの
①のやりたくないことは、
もう少し細かさが求められます。
そうそう、こういうやつ。
我慢のステージの時より、
もう少し微細になってきます。
例えるなら、小石。
小石だから、我慢できなくはない。
「我慢してる」という自覚もないくらい。
我慢・抑圧のステージの時のような
明らかにストレス！って訳ではないから、
本人の意識にのぼりづらく気付きにくい。
その前のステージに比べれば
心はだいぶ楽になっているから、
生活には何の支障もないステージ。
あ、もう一回、書くよ？
生活には何の
支障もないステージ。
そう。
多くの人が、
退屈のステージにとどまる
理由はコレ。
前回の記事を読んで、
誤解した人もいるかもしれないけど
私は別に、すべての人が
自己表現のステージに進むべき！
とは思っていません。
退屈のステージで、
一生を終える人は沢山いると思うし
それが劣ってるとも間違ってるとも
思わないのです。
我慢・抑圧のステージにいる人もそう。
別にそれが悪いってわけじゃない。
それは、あくまで
その人の人生の選択だからね。
退屈のステージにいる人は、
それはそれで楽しむことが大事。
だから、今いるステージを
否定する必要は１ミリもなくって、
（むしろそれをやると充電にならない）
「自分らしく」とか「生きがい」とか
「充実感」とか、いったん忘れて
普通の、ごく平凡な日々を、
楽しめばいいと思うんだよ。
私も、自己表現やチャレンジに疲れたら
たまにこのステージに戻って、
ちょっと休憩することはあります。
自己表現のステージに進むには
それなりの覚悟がいるし、
それには自分の中の
怖さと向き合う必要があるんです。
その必要な覚悟とは？
長くなったので次に続くよ！
七咲佳那