青い鳥さん達（姫・お母ちゃん）が
口を揃えてよく言う台詞。
役に立ちたい。
私はこの言葉を聞くと必ず、
〇〇さんにとっての
「役に立つ」って、
つまりどういうこと？？
って聞き返します。
なぜかといえば
私からすると、
「役に立ちたい」って、なんかすごく
漠然としてるように聞こえるんですよね。
↑責めてないよ。
ただ単純に疑問なだけ
基本、人間みんな生きてる限り
なにかの役には立ってるじゃない？
という感覚なのでね、私は。
「役に立つってどういうこと？」
「誰かを助けたりとか・・・」
なるほど、なるほど。
だったら、じゃあ、
海外の貧しい国に寄付する、とか
困ってる人達を無償で助ける、とか
街のゴミ拾いをする、とか
「誰かを助けること」で
「今すぐ出来ること」って
無数にあるわけですよね。
お金を使う、という行為だって
そのお店や企業を助けてるし、
経済を回すという意味では
社会の役に立ってますよね。
でもきっと、
そういうことではない
わけじゃないですか。
青い鳥さん達が求めてるのって。
だから、役に立ってないと悩むわけで。
あとは、たとえば
私は子供時代は
お母さんの役に立ちたい欲が
すごく強かったんですけど、
その頃の私にとって
「役に立つ」とは
その人の心（と身体）を
ラクにしてあげること。でした。
だから愚痴を聞いてあげたり
家事を手伝ってあげたり
肩揉みしてあげたり
そういうことで
必死に役に立とうとしていたし、
そのパターンは今でも無意識に
身近なパートナーとかに
やってるなぁ〜と思います。
（仕事のカウンセリングは、また別。
カウンセリングは好きでしてること(￣▽￣)w）
でも、青い鳥さんの言う
「役に立ちたい」は、私のそれとも
少し違うような気がしていて。
じゃあ、どういう状態になれば
“役に立ってる” と思えるの？
と、突き詰めていくと
まあ、ほぼ大体、
役に立つ＝お金を稼ぐ
の構図になってるんですよね。
お金を稼いでいる人がエライ人で、
役に立ってるから、つまり価値がある。
お金を稼いでいない人は、
役に立ててないから、つまり価値がない。
潜在意識下では、自分の存在価値と
「お金を稼ぐ」という行為を
ガッツリ繋げてしまっている。
そのことに無自覚なまま、
役に立ちたい 役に立ちたい…
と考えている青い鳥さんが、
結構多いのです。
でも、それって苦しいだろうなぁ…
と思うんですよね。
本当は無限にある、その人の価値を
目に見える形で「お金を稼ぐ」という
限られた方法のみで表現しようと、
制限しているわけですから。
この前提がある限り、
お金をたくさん稼げる私にならないと、
いつまでも「私に価値はない」
ということになってしまう。
んじゃ、世の中の専業主婦の人達や
お金を稼いでない人達はみんな、
何の役にも立ってなくて価値がないの？？
と、私があえて
イジワルな質問をすると
（←コラ。）
（←コラ。）みなさん口をそろえて、
いやいや、そんなことはないです～！
とおっしゃるんですけどね。
そう。他人には、
居るだけで価値がある。
お金稼いでなくても、
役に立ってる。と思えるのに、
自分のことになるとみんな、
お金＝存在価値！になってしまうのよねぇ、
難儀なもんよねぇ。
かく言う私も、専業主婦時代は、
何の価値も生み出していない（気がする）
自分に罪悪感を感じていましたし
青い鳥さんの、稼げない＝役に立てない罪悪感とは
少し違うかもしれないけれど
過去に元旦那さんには、
「夫婦の家事負担率は年収に反比例するべき」
などという まじ鬼畜のような ことを
言われたこともあって
※つまり、年収が 夫9：妻1なら
家事育児負担は 妻9：夫1という理論。
稼いでない自分がもどかしく、
悔しく感じていたりもしました。
その根っこにはやはり、
稼いでいる＝価値がある
稼いでない＝価値がない
の価値観がベッタリありましたね。
旦那さんを見返したくて、
稼ぎたい！という起業女子も
根っこは同じ前提だと思います。
その価値観を持ったまま起業すると、
売上が上がらないときに
自分に価値がない気がして
やっぱり苦しくなるんですよね。
ところで今の私は、
そういう感覚は気づいたら
ほぼ なくなってました。
自分の価値を、お金とは関係ないところで
コツコツ認めてきたからかなと思います。
１年前に書いた記事↓
稼いでないことに対して、
罪悪感よりも劣等感を感じる
負けん気の強いタイプには、
（将軍姫・将軍お母ちゃん、お花畑姫、
チワワ姫・チワワお母ちゃんあたりかな？）
かなりピンポイントで
参考になるのではと思います。
劣等感よりも罪悪感を感じるタイプも
（将軍お母ちゃん、お花畑お母ちゃん
お花畑姫あたりかな？生育環境によって変わりそう）
自分の価値を認めて労わる、
という観点は同じなので
あとは自分を許す、ということを
プラスして意識してみてくださいね
七咲佳那