ジム•ジャームッシュ 「ナイト•オン•ザ•プラネット」 (1992) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?






ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語をオムニバスで描く、ジム・ジャームッシュ監督作品。

大物エージェントを乗せる若い運転手、英語の通じない運転手、盲目の女性客と口論する運転手、神父相手に話し出したら止まらない運転手、酔っ払い客に翻弄される運転手。地球という同じ星の、同じ夜空の下で繰り広げられる、それぞれ異なるストーリーを描く。

ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。





【感想】

いかにもジャームッシュ監督らしい作品。ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの各都市で同じ夜の時間帯に起きたタクシードライバー🚕を巡る物語。どこまで脚本に書かれていて、どこからがアドリブなのか。運転手とお客さんのかけ合いが、とにかくクスクス笑える。

1991年頃のウィノア•ライダーというと、正にスターダムに駆け上らんと飛ぶ鳥を落とす勢いだと思うが、そんなウィノアに「私、女優になるなんて興味ないの!  メカニック(車の整備士)👩‍🔧になって、結婚して、男の子をたくさん産むの!」 なんて言わせてる(笑)

ローマのタクシー運転手役のロベルト•ベニーニはもうはちゃめちゃ(笑)    こんなの脚本に全て書くなど無理だと思う。おそらく半分以上はベニーニのアドリブなのではないだろうか。このローマのエピソードが一番可笑しいのだが、結果は一番深刻なのも笑ってはいけないけど、笑ってしまう。

その他、ニューヨーク、パリ、ヘルシンキのエピソードもそれぞれ面白いのだが、全部書くとネタバレになってしまうので、ここでは止めておこう。ここでひとつ言いたいのは、ヘルシンキのエピソードに登場する役者たちは、フィンランド🇫🇮の名匠アキ•カウリスマキ監督作品(私は残念ながら一作も観ていない)の常連らしいということ。


【スタッフ•公開日•上映時間•キャスト:「Wikipedia」より引用】ナイト・オン・ザ・プラネット - Wikipediaリンクja.wikipedia.org


監督ジム・ジャームッシュ
脚本ジム・ジャームッシュ
製作ジム・ジャームッシュ
製作総指揮ジム・スターク
音楽トム・ウェイツ
撮影フレデリック・エルムス
編集ジェイ・ラビノウィッツ
配給日本の旗 フランス映画社
公開アメリカ合衆国の旗 1992年5月2日
日本の旗 1992年4月25日
上映時間129分

キャスト
ロサンゼルス
ニューヨーク
パリ
ローマ
ヘルシンキ



【ジム•ジャームッシュ監督作品リスト (除ドキュメンタリー) :「Wikipedia」より引用】
① パーマネント•バケーション Permanent Vacation (1980)
③ ダウン•バイ•ロー Down by Law (1986)
④ ミステリー•トレイン Mystery Train (1989)
ナイト•オン•ザ•プラネット Night on Earth (1991)
⑥ デッドマン Dead Man (1995)
⑦ ゴースト•ドッグ Ghost Dog: The Way of the Samurai (1999)
⑧ 10ミニッツ•オールダー 人生のメビウス Ten Minutes Older: The Trumpet (2002)
⑨ コーヒー&シガレッツ Coffee and Cigarettes (2003)
⑩ ブロークン•フラワーズ Broken Flowers (2005)
⑪ リミッツ•オブ•コントロール The Limits of Control  (2009)
⑫ オンリー•ラヴァーズ•レフト•アライヴ Only Lovers Left Alive (2013)
⑬ パターソン Paterson (2016)
⑭ デッド•ドント•ダイ The Dead Don't Die (2019)

題名太字の②④⑤⑬は鑑賞済。題名をクリックすると感想記事に飛びます。





No.11464    Day  4434