ー 空手を始める人のために ー 福島県郡山市の空手先生奮闘記 -3049ページ目

サインをめぐる攻防 1

誰にでもできる・堤下空手教室



私が大山倍達総裁(国際空手道連盟極真会館総裁、当時は大山倍達館長)に


初めてお会いしたのは、
福島県内で初めて開催された
FCT杯第一回福島県空手道選手権大会の会場でした。




この大会は福島中央テレビ(FCT)
の主催で開催され、


当時、福島県にあった



県北支部(三瓶啓二支部長)と

県南支部(安斎友吉支部長)


の二つの支部が合同で大会を開催 真の福島県一を決める初の大会で、



その大会へ来賓として大山館長が来られたのです。





初めて見る大山館長に16歳の私は



「この人が空手バカ一代の主人公か~」と



とても興奮したのを覚えています。





ヽ(´∀`)ノカンチョ-




私は大会スタッフだったのですが


大山館長が目の前にいることでテンションがあがり



「雑用でもなんでも大山館長の為に一生懸命頑張るぞ~」



と独りで張り切り、


その想いの通りに一生懸命に雑用をこなしていたのでした。




演武用の氷を試合場へ運び終えた私は


隙を見て大山館長にサインを貰う為にならんでいるファンの列にちゃっかりと入り込み…




自分の番が来るのを心待ちにしていました。






サイン色紙を持っていない私は、

大会スタッフとして着用していた


大会用に制作された熊のデザインの大会記念トレーナーにサインをしてもらおうと脱ぎながら、




心の中では雑用をこなしている私を大山館長が見守っていてくれていたはず…



もしかしたら



「よく頑張っているね~ご苦労さん」



と労いの言葉でも掛けてもらえるかもしれないという妄想で勝手にドキドキしながら盛り上がっていました。





ドキドキ(o゜ー゜o)







いよいよ私の順番が来て、

大山館長に



「押忍!お願いします」



と元気よく挨拶をして

トレーナーを差し出しサインを
して頂いたのですが……




労いの言葉を掛けてもらえるかもと勝手に妄想していた16歳の私の野望は大山館長の思い掛けない言葉で脆くも砕け散ったのでした………




「君ね~ぇ師匠にサインを貰うのに汗で濡れたトレーナーを出すのは失礼じゃないかね!(怒)」







――(((゜Д゜;)))――







私はめちゃくちゃ焦り






「押忍、失礼したした!」




ガクブル((゚Д゚ll))






としか言えず


ひたすら謝りながらその場を足早に立ち去りました…





そのトレーナー確かに少し湿っていたのですが、



それは汗のせいではなく

演武用の氷を運ぶときに濡れてしまったものだったのです……




………(・へ・;;)




が、そんな言い訳も言えずやはり雑用係なんかを大山館長が見ているわけがないな~とか


現実を思い知らされたのでした(笑)





ボウヤダカラサ(´・ω・`)





その時の大山館長の印象は物凄い眼をしていて、


ここまで鋭く深い眼光をしている人間には出会ったことがない…



修羅場を潜り抜けて来た人間の眼はこんなふうになるものなのか!



とか怒られながらもそんなことを思ったりしていたこと。




握手をして頂いたときに


その手の厚みと手の柔らかさ温かさにこの手が



「ゴッドハンド」



と呼ばれた伝説の男の手か~と感激したことを思い出します。




あれだけ怒りながらもサインをきちんとしてくれたことに優しさの溢れる方だな~と感動したことでしょうか。



もちろん大山館長からしたら
私のことなど覚えていないでしょうが、


子供の私からしたら崇拝している憧れの人に


いきなり初対面で叱られるという一生忘れられない衝撃的な経験になった出会いでした。





それからまた近い将来に


大山館長とのサインを廻る攻防が待っていようとはその時の私は知る由もありませんでした……




誰にでもできる・堤下空手教室

空手の型

誰にでもできる・堤下空手教室



空手には「型」という稽古方法があります。




型とは型の創作者が……


自身の空手修業の中で発見した、


上達の知恵や闘いのヒントが詰まった先人の知恵の結晶であり




「組手」が空手の魂ならば「型」は空手の心だと思います。




近年は極真会館を始めとする各フルコンタクト空手の団体でも型競技が普及し、

「型」を勉強する人間が増えたようです。




ただ「型」と「型競技」は全くの別物で



似て非なるものと解釈しています。





それは




「機能美」と「装飾美」


の違いです。




「型」が空手の理論であり、

先人の知恵の結晶であるならば




「型」の封印を解き放ち
隠されたその知恵を以って
自身の空手技術を向上させ、


使える空手を具現化させなければ
「型」の存在意義は消えてしまいます。






一方、



「型競技」が装飾美を競うということであれば、

いかに美しく流麗な動きを表演し、


観客や審判の心を掴むことが一番のポイントとなります。





現在の「型競技」で行われている型には、より美しく魅せるため競技用に改変されたものが多数あります。




型を改変してしまうと、その型を創作された方々の「意図」が消されてしまい、


理論としては使い物にならなくってしまい、その理論(知恵)は失伝してしまいます。





もし改変された方が、




その型を創作された以上の空手の腕前で、




創作された方以上の経験をされ、




創作された方以上の深い見識と編纂能力があるならば、





その改変には意味があるかもしれません。


(※改変行為自体が型の創作者への冒涜の可能性を秘めていますが………)






そういう部分を理解されている先生方は型を改変されるのではなく新たに型を創作されています。

(私もこのほうがいいと思うのですが…)



※昔は各流派で競技用の型を創作するという話もあったようですね。


その流れで現在の指定型ができたのでしょうが…





私は「型」を……



自身を空手家として成長させてくれる為の「道具」であり、


先人の素晴らしい先生方が後進の者達に遺してくれた「優しさ」であると考えています。



大工ならば「鋸」という道具を競うのではなく、



道具で建てた「家」を競わなければ意味がないのでは?




と考えてしまいます。







しかし…




競技が普及することで「型」に注目する人間が増え、

「型」に興味を持ち
本来の「型」を追求してみようとされる方々も増えることでしょう。




そして




「型競技」が青少年育成の観点から見たら有用性があるようにも思います。




こういう部分を踏まえた上で


「型」と「型競技」



の線引きとバランスが上手に調整されていければ理想的だと考えます。




誰にでもできる・堤下空手教室

S先輩 3

誰にでもできる・堤下空手教室



おはようございます。


最近は夜は寒いものの昼間は暖かくて喜んでいます。




ウレピ-ヽ(´∀`)ノ






さて




前回のS先輩 2






S先輩シリーズ第三弾です。



S先輩 話し方にとても特徴があります。




私の文章力では表現しきれません………







話し方の一番の特徴








擬音マスターと言われるほどに擬音をよく使います。






「この技はな~」







「バッビックリマークと入って」







「サッビックリマークとかわして」







「ガッビックリマークとキメるんだ」








みたいに………








まるで空手界の長嶋茂雄のようです。




(゜▽゜)デスネ~





私は付き合いが長いので

ツーカーですが







S先輩に初めて習う生徒は迷うようです。





(・A・)??




しかもS先輩が怖すぎて聞けない…………




アン(-_-メ)!?







ウッ(・ω・ヽ;)il||li








そんなお茶目なS先輩、我々仲間内からは社長と呼ばれています。






実家がいくつも事業をやっていて、





地主でもある豪農の長男S先輩、




将来はどうせ社長になるんだからと………






若い頃からみんなに社長という愛称で呼ばれて来ました。







(´・д・`)シャチョサ~ン








そのS先輩の実家スーパーの店舗
にある「精肉部門」の一室で
S先輩とアルバイトの若い女の子が二人でいます。






S先輩が肉を切り分けている後方から









「ヒック……」








「ヒック……………」









泣き声が聞こえます。






!?(-_-メ)






S先輩が振り向くとアルバイトの女の子が泣いています。





(>_<)エ~ン







ビックリしたS先輩が気遣って







「どうしたんだ?」









「何があった?」









「大丈夫か?」









するとアルバイトの女の子が泣きながら話します。









「だって………」











「だって………………」









「Sさん…怒ってるでしょ?」



「怒ってる顔してるもん…(>_<)」











(ノ><)ノオコッテネ~~~








S先輩の普段の表情が怖すぎて
アルバイトの女の子を泣かしてしまったお話でした。





本当は優しいS先輩なんですよ。


(そろそろフォロ-しておかないと私の身も危なそうです……もし行方不明になったらこのblogが証拠になることでしょう……)





マタネ……( ̄▽ ̄;)………



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