皆さんメリークリスマス🎄
私はキリスト教徒ではありませんが、クラシック音楽と関わるものとして、キリスト教を無視はできません。
ということで、日本人指揮者として神とも言える小澤征爾さんの「OZAWA」というDVDを見ていました。
何度みても得るものがあります。
心の奥に刺さる金言の数々
感動しながら見ていましたが、1時間足らずの映画は1瞬で終わり、
「えーもっとー」
となり、Youtubeで小澤征爾さん指揮のオペラ「トゥーランドット」を全幕見ました。
フィギュアスケートの演目でよく使われるアレです。
オペラ見るの久しぶりで、真夜中にも関わらず興奮してしまい、今度はゲルギエフ指揮のトゥーランドット鑑賞へ。
やっぱプッチーニすごいなぁとか、この演出変わってるなぁとか思って見ていると何ともビックリな演出が。
奴隷女のリューが、愛する王子様のために自分の命を捧げ、お姫様に切々と訴えかける健気で心優しいリューの最大の見せ場のこのアリア。
ところがこのリューは違った。
拷問役の役人からハサミを取り上げ、ハサミを持ったままこのアリアを歌い始めた。
(普通は歌い上げた後に役人から刀を奪い、自らの胸を貫く)
おいおい?
このハサミどうすんの✂ (º∀º) ✂?
てか、めっちゃ挑戦的。トゥーランドットに対して。
「私が王子の望み叶えてやるわ!見てなさい!アンタも絶対王子のこと愛するようになるから!それが私の王子への贈り物であり愛なのよ!私の命くれてやる!」
みたいなことになってて、なんというかリュー強過ぎて、ハサミどうすんだと思いながらハラハラドキドキビクビクしながら見ていた。
そしてアリアのクライマックスが近づくにつれ、リューもトゥーランドットに近づいていき、ハサミを握り締めている自分の手をトゥーランドットにも握らせた。
な、なるほど…
トゥーランドットの手ごと、自分の胸に突き刺しました、っと。
リュー強い。
こんなに強くてしっかりした女性ならカラフになんて恋しないんじゃない?
とか、
そもそも奴隷の身分で、トゥーランドット姫にここまで接近できるって普通有り得ないよね?
というツッコミも無きにしは非ずだけど、オペラ好きならもう誰しも知っている有名なオペラなので、新しい解釈、演出に挑戦したのだろうなという気概を感じました。
健気で我慢強いって、結局精神的に強いってことだもんね。
逆に思わずハサミを投げ捨てたトゥーランドット姫の弱さを露呈した場面にもなってるなぁと。
同じセリフで歌っているのに、演出1つでこうも変わるものかととても感心しました。
そんなわけで就寝時間は夜中の3時
サンタも夜更かししてる子には訪れませんね。
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