1. キュビスム以前(11点)
海辺に立つブルターニュの少女たち(ポール・ゴーガン)(松方コレクション)
2. プリミティヴィスム(5点)
女性の胸像(パブロ・ピカソ)
3. キュビスムの誕生(5点)
レスタックの高架橋(ジョルジュ・ブラック)
楽器(ブラック)
4. ブラックとピカソ : ザイルで結ばれた結ばれた二人(16点)
肘掛椅子に座る女性(ピカソ)
円卓(ブラック)
果物皿とトランプ(ブラック)
ギターを持つ女性(ブラック)
ギターを持つ男性(ブラック)
5. フェルナン・レジェとフアン・グリス(7点)
ギター(フアン・グリス)
6.サロンにおけるキュビスム(5点)
7.同時代主義とオルフィスム : ロベール・ドローネーとソニア・ドローネー(6点)
バル・ビュリエ(ソニア・ドローネー)
シベリア横断鉄道とフランスの小さなジャンヌのための散文詩(ソニア・ドローネー)
8.デュシャン兄弟とピュート・グループ(9点)
マギー(レイモン・デュシャン=ヴィヨン)
恋人たちⅡ(ヴィヨン)
恋人たちⅢ(ヴィヨン)
座る女性(ヴィヨン)
挨拶(フランティシェク・クプカ)
9.メゾン・キュビスト(2点)
(メゾンの様子:写真)
10.芸術家アトリエ「ラ・リュッシュ」(14点)
左:眠れるミューズ、右:プロメテウス(いずれもコンスタンティン・ブランクーシ)
ロシアとロバとその他のもとに(マルク・シャガール)
婚礼(シャガール)
キュビスムの風景(シャガール)
女性の頭部(アメデオ・モディリアーニ)
女性の頭部とテーブル(アレクサンダー・アーキペンコ)
11.東欧からきたパリの芸術家たち(5点)
カップのある静物(レオポルド・シュルヴァージュ)
エッティンゲン男爵夫人(シュルヴァージュ)
12.立体未来主義(6点)
春(ミハイル・ラリオーノフ)
理髪師(ジャン・プーニー)
13.キュビスムと第一次世界大戦(7点)
大きな馬(レイモン・デュシャン=ヴィヨン)
戦争の歌(アルベール・グレーズ)
輪を持つ子供(マリア・ブランシャール)
14.キュビスム以後(11点)
輪を持つ少女(ピカソ)
ギターを持つピエロ(フアン・グリス)
タグボートの甲板(フェルナン・レジェ)
静物(ル・コルビュジエ)
水差しとコップ(コルビュジエ)
※パリポンピドゥセンター ↑↑↑
ポンピドゥ大統領によって構想され、1977年開館した複合文化施設。パリの中核を占める国立近代美術館・産業文化センター(世界屈指の近現代美術をコレクションを誇る)。キュビスムの優品を数多く所蔵する。建屋の外側にエスカレーターを配置しているのも話題。
う~~~む
多種多様な作品に圧倒されました。
それは確かなことですが、だからどうした、といった「何か」を掴むことは出来ませんでした。大枚を叩いてパリへ飛び、ポンピドゥーセンターに行けば解決するかもしれませんが、ここ西洋美術館のなかで「キュビスム」を体感することは、最後までできませんでした。それが素直な感想です。私にセンスが無いだけのことだろうとは思います。思いますが、全体として「食傷気味」とでも言える感覚に包まれたのもまた事実です。
「良い体験をした」
というのが鑑賞後の感想となりましょうか?
また、シュルレアリスムを好む私には、キュビスムがそれに通ずる「何か」である気がしてなりませんでした。
今回も