2020年6月の記事に、スタンプや感想などを追加しました。
この人は悪いなあ、と思った人は?
▼本日限定!ブログスタンプ
これまでに学習した判例には、悪い人が登場することもありました。
昭31.11.30の判例の、強盗を行った警察官も悪質ですが、
輪をかけて悪質だと思うのが、昭48.4.4の判例の事件の被害者ですね。
「被害者のほうが悪質って、どういうこと?」と思われるでしょうが、
背景を総合的・俯瞰的に見れば、当該被害者に対して同情の余地はないでしょう。
(ショッキングなので、あえて詳細・具体的には述べませんが。)
まあ、その当時は「毒親」みたいな言葉はなかったでしょうし、
プラス思考な方からは、「元気があるからいい」や「正常に近い」のような、
当該被害者の行為を絶賛する意見も出るかもしれませんが。
ちなみに、
「うすっぺらな正義やヒーロー気取りが、ムダであること」は、ヒメスズメバチに教えられました。
「表面や一部しか見ないことが、浅はかであること」は、トラフカミキリに教えられました。
刑法200条の違憲判決(昭48.4.4) 空欄補足2問
平成1・14・20・21教材で作成
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尊属殺重罰規定違憲判決 空欄補足2問 平成1・14・20・21教材で作成
生徒S:尊属殺重罰規定違憲判決(昭48.4.4)では、
尊属殺について普通殺よりも重罰を科している刑法200条が、
憲法14条1項(法の下の平等)に違反するとされましたね。
先生T:刑法200条は平成7年に削除されたけど、
違憲とされた理由は、単に「封建的だから」ではないのよ。
まず、前提として、<ア 40字程度で>のよ。
生徒S:でしたら、なぜ、違憲なんですか?
先生T:なぜなら、<イ 40字程度で>からよ。
生徒S:ところで、そもそも、この事件は、どんな事件だったんですか?
先生T:この判例の背景は、グロいから、深入りしないほうがいいわよ。
まあ、もっとも、プラス思考な人なら、
「ある意味では正常だ」とか「元気があってよろしい」とか、
絶賛するかもしれないけどね。
生徒S:それだけ聞いたら、だいたい想像がつきますよ。
ア ヒント
●●殺を●●殺と●●してより●く罰すること自体は、憲法●●条に●●しない
●●殺を●●罰する規定を設けても、直ちに●●●な●●的●●いとはいえない
●●者が●●である場合に●を●●することが、●●に●●となるわけではない
ア 解答例 36字
尊属殺を普通殺と区別してより重く罰すること自体は、憲法14条に違反しない
尊属殺を重く罰する規定を設けても、直ちに不合理な差別的取扱いとはいえない
被害者が尊属である場合に刑を加重することが、当然に違憲となるわけではない
イ ヒント
尊属殺の●●刑を●●または●●●●に限っている点が●●達成に●●な●●を超えている
尊属殺の●●刑が●●または●●●●に●●されている点が●●殺と比べて著しく不●●だ
刑が●●か●●●●しかない点において、●●な●●を超えており、不●●な●●にあたる
イ 解答例 41字
尊属殺の法定刑を死刑または無期懲役に限っている点が目的達成に必要な限度を超えている
尊属殺の法定刑が死刑または無期懲役に限定されている点が普通殺と比べて著しく不合理だ
刑が死刑か無期懲役しかない点において、必要な限度を超えており、不合理な差別にあたる
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