(最初に書きますが、これはこじゆう小説のまた会おうね また会えたねの続編です。)
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舞台初日。
この日私は今までにない緊張をおぼえておた
何故かって?
そんなの分からない
けど、何か 何かがあるような気がしただけ。
それも、凄く良いこと。
私は演技が好き。大好きだ
だからこの舞台っていう話をきいたときは
飛び上がって引き受けた。
本当に嬉しかった
けど、この話が海外でも有名になったならば
もしかしたら・・
期待をふくらませている自分がいた
そしたら案の定見つけてしまった
私の演技より大切なもの
『さぁ行くんだ・・』
「私行けません・・だって貴方が・・貴方が・・ 陽菜、が・・・・・・」
あれ おかしいな
何で、どうしたんだろう
セリフを間違えちゃうなんて。
どうにも涙だってとまらない
どうして、私の中で何かがぷつんと切れる音がした。
『優ちゃん!!!分かる?陽菜だよ!また会えたねぇ!・・っきゃぁ』
馬鹿な子供みたいに立ちあがり手を振るあの人
言いかけてる途中に警備員のような人たちが陽菜を外へ追い出す
一瞬陽菜と目があったとき、陽菜は必死な笑顔を見せてくれて
私も思わず笑顔になった
演技はどよめきを見せたけど
そのあと何とか俳優さんにフォローしていただいた。
初日に失敗なんて名を恥るけど・・
陽菜を一目見れたことが嬉しかった
だってちっとも変ってないんだもん
けど1つだけ言えることはすっごく美人になってた
陽菜じゃないみたいに綺麗で
最初は目を疑ったけど
やっぱり夢なんかでもなかった
あれは確かに陽菜だった
舞台が終わって外に出ると
当然のごとく真っ暗で
もちろん陽菜もいなくて
いつもの最寄りの駅へいく。
あーあ、つかの間の幸せだったな
陽菜に会えたこと
今度はもっとゆっくり会いたいけど・・・
もう陽菜はこの国に居ないだろう。
次の約束も当然していない。
けれどこの世界にいるならば陽菜にもまた会える
そう信じて電車を待つ
ふと後ろを振り返ると古びた伝言板
高校生の時にここでよくいたずらがきしてたっけな
今となれば懐かしい
今でも何件か扱われてる伝言板に青春を見つけ
ふふっと笑う
”君の事が好きだから僕はいつもここにいるよ by亜樹”
”大好きだ 君が大好きだ! by里英”
”泣きたくなるほど貴方に会いたい。 by由紀”
なんかクサいのばっかだけど
どれも素敵な返事ばっかり。
みんな幸せそう。
幸せそうなかきこみの隅に
誰にも返事をもらえてない寂しいかきこみがあった
それも最近かいたような感じがする
「こいつ誰にも返事もらえてないなんて可哀そうだなぁー 字も汚いし。あれ・・この字・・・・・」
私は気付いたその字がいくら小学生みたいな汚い字でも
あの人の字ってことが。
”陽菜”
かきこみにはこうかかれていた
”優ちゃん!舞台すごかったよ!スターじゃん。また会いたいね。会いに来てね。んーん、愛にきてね。 by陽菜”
馬鹿じゃん
陽菜のやつ、んーん最高。
私はチョークをしっかりとにぎりしめ
字を1つ1つ書き殴る。
”陽菜、愛に行くから待ってろよー! by優子”
次のオフはアメリカかな?
優子は期待を胸にふくらませたまま
電車にのった。