最近特にCopilotの性能が低下していると思いますが、他の生成AIでもありきたりな回答やアイデアがでることがよくあります。
結構時間をかけて丁寧に説明したのに、的外れだったり、既に取り組んでいるアイデアが出るとなかなか落ち込みます
ということで、Webなどに書かれていて、実際に回答の質が上がったプロンプトの工夫をご紹介します。
■回答の質を上げるプロンプトの工夫
1.具体的に手法や立場を指定する
例えば、「あなたは中小企業の教育に詳しいコンサルタントです。」のように回答する立場を具体的に指定すると回答もより専門的なものが得られる場合があります。
また、「○○研修の効果測定について、カークパトリックモデルを基にアイデアを出してください」のように具体的な手法を指定すると回答の精度が高まります。
(手法が分からなければそれも事前に生成AIに質問すればよいです。)
2.満足できない場合「これを60点として100点の解答をください」という
生成AIは過去の回答を利用するので、以前詳しく教えてくれた内容でも、次は浅い回答をパッと返してくることがあります。
そういった回答内容が平易だったり、もっと詳しく知りたい場合にこの指示をするとより具体的な内容を返してくれます。
実際にかなり詳しい回答になったこともあり驚きました。
なお、1回で満足できなければ、この指示を複数回繰り返すことで、さらによくなることもある要です。
3.水平思考で考えてください
1.の具体的な手法の例ですが、「○○について水平思考で考えてください」と加えるだけで、アイデアの幅が広がります。
普通に質問して満足できない場合に、これを付けたすと新しいアイデアが出る場合があります。
4.ラテラルシンキングで考えてください
3と同類ですが、ラテラルシンキングも効果的です。
3の水平思考とは違った観点のアイデアが欲しい場合に効果的です。
5.読書メモの内容を参考にして回答してもらう
ビジネス書を読んで、この本に書かれている内容を今の問題に当てはめるとどうだろう?と思うことはないでしょうか。
本がメジャーな場合は、「○○著のxxxの本の内容を参考に回答を考えてください」と指示が可能です。
一方で新しい本だとなかなか難しいので、まず自分の読書メモをアップロードして要点を整理してもらい、その内容に沿って質問に回答してもらう方法があります。(ChatGPTのファイル添付やGeminiのGoogle Drive連携で可能です)
なお、読書メモが手書きの場合も、画像をAIに読ませて内容をtxtにするという方法もあります。
また読書メモがない場合も、Copilotで要点をまとめたページの内容を整理してもらってから、整理した情報を参考に回答してもらう方法もあります。(最近Copilotの精度が低いので期待したほどではないかもしれません)
これらの工夫を入れて、複数のAIに質問すれば、どれか1つは使えそうな新しいアイデアが出てきます。
ぜひ活用してみたください!
ちなみに、ハルシネーションを防ぐために、「分からないときや回答に自信がないときは”分からない”と答えてください」というプロンプトもあるそうですが、使ったことはありません。。。
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